ダイヤモンドプリンセスが横浜べイブリッジを再びくぐれるようになった話
おはようございます。
今朝はびっくりしたニュースが飛び込んできたのでそのお話です。
あのダイヤモンドプリンセスが、横浜の大さん橋に着岸してるんですよ。
今ですよ、今。びっくりでしょう?
なんでびっくりかって、ダイヤモンドプリンセスは2020年のファンネル(煙突)の改修工事の後、背が高くなっちゃってベイブリッジをくぐれないサイズになっちゃったんですよ(と言われている。実際は変わってないといううわさも)。
なので2019年12月の大さん橋への寄港を最後に、大黒ふ頭を使ってたんですよね。あの大変なCOVID19との戦いの間も、ダイヤモンドプリンセスは大黒ふ頭に停泊していました。
ファンネルの改修工事というのは、国際海事機関の硫黄酸化物規制に対応するために行われたもの。ダイヤモンドプリンセスは2020年1月に排気処理装置を搭載。
その後、2022年1月に、最新式の排気処理装置を搭載するとともに、海水の取り込みにより水面から船体最高点までの高さ(エアドラフト)を調整することで、横浜ベイブリッジ通過の見込みが立ち、海上保安庁といろいろ協議した結果、4月20日から大さん橋まで入ってこれるようになったということ。
これは~うれしい!
やっぱり大黒ふ頭より大さん橋のほうがアクセスが良いですし、ちゃんとしたクルーズターミナルですもんね。
橋の高さと大型客船
クルーズ船の大型化に伴って、世界のあちこちで橋をくぐるのに苦労する話はよく聞きます。
横浜ベイブリッジを作る計画が決定したのは、1977(昭和52)年8月。着工は1980(昭和55)年11月。設計段階では、客船の高さは考慮すべき要素のひとつだけれど、絶対条件ではなかったらしい。
橋が高くなると勾配を考えて用地がより広く必要になり、基礎もさらに堅牢さが求められます。経済性を考えて横浜ベイブリッジは、海面から55mという高さに。
当時の大型船クイーン・エリザベス2(52m)や、ロッテルダム号(53m)がくぐれる高さとして設計されたらしい。
当時はまさか、客船がこんなに大型化するなんて思ってもみなかったでしょうね。
ちなみに来週やってくるMSCベリッシマは65mなのでアウト。多分大黒ふ頭じゃないかな?
そのほかにもクイーンエリザベスも無理っぽい。ロイヤルカリビアンの船はほぼすべてアウトだね。
今回は満潮時に通過、写真をもらいましたが、ほんっとヒヤヒヤする通過です。ダイヤモンドプリンセスのエアドラフトは公称54m、ベイブリッジは55m。
ダイヤモンドプリンセスに乗ってドキドキのベイブリッジ通過、ちょっと体験してみたいなぁ。
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