キュアプリズム変身シーン💗ひろがるスカイ!プリキュア研究11-2


キュアプリズムの変身バンクについてnoteします
プリズムのバンクは鑑賞するのにコツが要ります。視野を狭め口を追うように視聴します。彼女は口のプリキュアです(ローリングストーンズ思い出した👄)

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ひろプリの変身バンクは創作のメタファー。男性性「羽搏くこと」が手の動き、女性性「囀ること」口の表現の2種類で構成されています。・・・男性性・女性性は男(女)らしさって意味じゃありませんよ!(でも言葉遊びはする)
この単語を使うのも今作の狙いでしょう。

ソラは優秀な身体能力&ある種の精神的な脆さをvocaloidに落とし込み、言葉の多様性や可能性を知り他人と対話していくキャラでした。
ましろは対照的です。言葉を持つ普通の人が、他人への働きかけを通し自己肯定感を高め、自分自身を見つけていくキャラクターです。彼女といえば声援と料理と絵本―—口の比重が大きい創作です。プリズムは「囀ること」女性性を強調したプリキュアになってます(スカイは対比する形で男性性が強く、手足が強調された変身シーンでした!)

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プリズムは基本インプットもアウトプットも口なので表情に視線を集めます。口パクをできる限り見せる、(表情への)ズームと構図とポージングです。特に腋!人の動きを捉える際、関節を無意識に見る人がいるんですけど、それを利用しています。だからカバトンが「わきやく」ってめっちゃ言うんです。腋に注目すると自然と顔に視線が向かいます。髪型も同様です。
ほか3人よりワンテンポ遅れるシーンがあります。口のインプットは目の入力より時間がかかる――咀嚼してから言葉が出てくる。それを演出に組み込んでます。足の変身で2回光って音が遅れるのも同じです

「きらめきホップ」は「私の創作を受け取って!」と作品を相手に差し出すシーンです(指の形から他の意味もあると思います)ましろの創作は口に重きを置いてる。テンポがずれてて口で味わって!と左手の方向が違う。自己肯定感を高める役割もあるので自分の方向いてるってのもあると思います。
頭のリボンは歯をイメージしたものなんですね。2本の出っ歯と言えばカバトン。そうです、あれはカバトンの歯です(笑)だからプリズムは向かって右の大きい耳飾り&口に意識が向く構図です

イヤーカフは元々片側だけつける装飾品、つける耳で男性女性を強調するアイテムだそうです。左耳だと女性を強調します。スカイプリズム豚牛4人のイヤリングは女性性をアピールする意味があります。🐷と🐮はあんな奴でも相手の話を聞こうとする意思はあるんだよってことだし、ソラはましろの引き立て&暴走しやすい彼女の性格を落とし込んでいるのではないでしょうか

「はればれジャンプ」プリズムの創作を味わった受け手の感想は満腹感や気持ち、目に見えないものになります。だから描かないことで表現しています。「知ることでひろがる世界」がたくさんの人に届けばいいなあと思います。
開かれたコミュニケーション「知ることでひろがる世界」には尾ひれがつきます。腰のリボンです。正面から見て表が口――白とピンクのハートを組み合わせてましろの口のモチーフです―― 裏面が歯になってます。

プリズムの衣装は口を頂点にした三角形。もちろん白い歯のイメージです。ウィンクが違う理由は仮説が出たのでまた今度。彼女だけ逆回転するのはマジェスティで書きます。

5分割はひろプリ特有の「にっ」と笑った歯の表現です。動かないのが正しい。これはミノトンの下の歯です(笑)
「動いてない」って連呼してたの柔軟性に欠ける大人だけでしょう?我が家の周辺ではプリズムの売れ行きが良く子供に受けているので全く問題ありません(笑)

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ましろの興味深い所
あの家庭環境だと自己肯定感は高くなる傾向です。そうでなかったのは他人はよく見るわりに自分を疎かにしていたから。自己を見つめていく姿勢にメイク(あげは)が使われてます(前々作は肯定感丸出しの5人目に手鏡ダンスでしたね)

プリズムと対にしてある敵キャラはカバトン&ミノトンです。兄弟かな!?名声を得たかったはずのカバトンは愚痴と自虐に陥り殻に閉じこもっていく。ミノトンは他人の話(天気の話は手っ取り早い話題です。それすらしてない)を全く聞かず暴走していくようです。

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