62歳の歯の矯正
齢62にして、歯の矯正中です。
なんか大きな食べ物を噛み切るのが下手になったな、とか、手でなかなかきれないビニールのパッケージ(何かのタレとか)を簡単に噛んで開けられなくなったな、とは思っていた。
こういうのは、だんだんとゆっくりとできなくなっていくもので、その微細な変化が積もり積もっていくことにとても気づきにくい。
改めて自分の歯並びをよくよく見てみたら、下の歯列が前に出ており、上の前歯との噛み合わせがうまくいかなくなっていた。もともと、そんなに虫歯になるタイプではないので、自分の歯並びをしっかりみるという習慣がないのもいかんよね。早く気づけよ。
このままでいいのだろうか。でも気づいてしまったしな。
ということで、この年にして歯列矯正(小学生か!?)することになりました。
5月から治療を開始し、もう6ヶ月目、ついに山場がやってきました。
上の前歯と下の前歯がガチでぶつかるようになったのです。上の歯は前方に、下の歯は後方に移動し、ついに双方がかちあうようになりました。
この先、上の歯の内側に下の歯が移動しないといけません。噛み合わせの逆転ですね。
そのことを先生は「ジャンプする」と表現なさいます。が、なかなかジャンプしないんですよ。もうちょっとなんですが、ぎり飛べないんです。
で、昨日。
上の歯と下の歯にフックをつけ、間に小さな輪ゴムをかけました。大リーグボール養成ギプスのようなものです。上下の歯にゴムをかけているので、口は半分しか開きません。つけてる間は、ずっと引っ張られています。
(なかなか想像しづらい絵柄かと思います。やった人にしか伝わらないかも)
でも、これで、やっとジャンプできる。
きっとジャンプできる。
大きな山を越えることができる。
そう思っているのです。
62歳の歯列矯正はまだまだ続きます。
時間をかけて変化したものは、時間をかけて戻すしかないのです。
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