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「泥酔ムーニンのしりとりナイト

12月のある寒い夜。みの太家は、今日のおすすめ「ゴーヤの唐揚げ」を求めてやってきた常連客たちで賑わっていた。おっつぁんが揚げたてのゴーヤを皿に盛り付け、「はいよ、ほろ苦さがクセになる一品だよ」とカウンターに置くと、「これ、うめえな!」とサブローが大きな声を上げた。

その隣では、ムーニンが既に顔を赤くして湯気の立つお酒を煽っている。「今日は飲むムー!寒さなんて酒で吹き飛ばすんだムー!」と叫びながら、カウンターに突っ伏す勢いで酔いを深めていく。

槍吹ジョーがグラスを持ちながら、「おいおい、大丈夫かよ」と心配するが、ムーニンは楽しそうに起き上がり、「みんなでしりとりをするムー!」と突然言い出した。

「しりとり?」とおっつぁんがハンチング帽を直しながら苦笑いするが、ムーニンは聞いていない。「ルールは簡単だムー!酔っぱらいが勝手に楽しむしりとりムー!」と豪語し、強引にゲームが始まった。

しりとりの幕開け

ムーニン:「ゴーヤ!」
サブロー:「や?…やきそば!」
ミツル:「ば…ばかうけ!」
槍吹ジョー:「け?けんかだ!」
おっつぁん:「だ?だめだこりゃ!」

客たちは大笑いしながら「それ、しりとりじゃなくね?」と突っ込むが、ムーニンは「しりとりは心で続けるものなんだムー!」と訳の分からないことを言い放つ。

酔いが回ると…

次第に誰がどこから話しているのかわからない状態に。
ムーニン:「め…メロンパン!」
サブロー:「パンツ!」
ミツル:「ツバメ!」
槍吹ジョー:「メガネ!」
おっつぁん:「ネギトロ!」

「ネギトロって…また食べ物かよ!」とツッコミが飛ぶが、ムーニンはすっかり酔っ払い、「ロ?ロボットダンス!」と急にカウンターで踊り出す。槍吹ジョーも「ロボットには闘志がねえ!」と訳のわからないコメントを飛ばし、全員がカラカラと笑い続けた。

しりとり崩壊

ゲームが進むにつれて、言葉も崩壊していく。
ムーニン:「スイカ!」
サブロー:「カモメ!」
ミツル:「目玉焼き!」
槍吹ジョー:「木こり!」
おっつぁん:「リモコン…いや、もう無理だ!」

最後には全員が酔いつぶれ、しりとりの言葉は「ムー」「酔っぱらい」「うひゃひゃ」など意味をなさなくなっていた。

「おっつぁん、もう一杯!」とムーニンが叫び、槍吹ジョーも「次はリングで勝負だ!」と謎の闘志を燃やし始める。一方、サブローとミツルはカウンターにもたれ、「ゴーヤの唐揚げ、うまかったけど、こんな夜になるとは…」と笑いながらグラスを持ち上げた。


今日のおすすめメニュー
「ゴーヤの唐揚げ」はサクサク食感とほろ苦さが絶妙!お酒との相性も抜群です。ほろ苦い思い出を美味しく消化しましょう!?

葛飾区鎌倉-もうひとつの我が家-
居酒屋・ご飯処 みの太家
https://minotaya.jimdofree.com/

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