自閉症スペクトラムと私
なんとなく生理前辛いな!くらいでまさか自分が生きづらさの障害を抱えているとは露にも思わなかった。相方から「障害者になるには覚悟がいるよ」と断言された。
確かに診断されても、理解できず苦しんだ。
発達障害の私が定形発達の人達の労働世界にいることや無職でただ生きていることさえ苦しかった。
私は後々気づくことにはなったが、二次障害を抱えていた。
私の心は愛のない不毛地帯。
相方も同じ、不毛地帯。
苦しみを抱える者同士がんばってきた。
私も彼も「働く」「愛する」ということに盲目状態でいた。
普通に働く、愛するってなんだ?という疑問符が生じる。
「それでも、シャバではがむしゃらに頑張らないと生きていけない」
そんな洗脳にかかっていた。
自閉症スペクトラムは苦しみが見えづらい。
それ故に相手を傷つけ、更に本人も苦しむ。
心が小学生のままな部分があるのに、社会で無理やり合わせて、結果壊れてしまった。
あたった会社はおよそ30回ほど。
数日で逃げたところ、14日でクビ経験など様々。
働くということが苦痛でしかない。
当時は何が苦痛でなんて考える余裕もなく、とにかく転職、はやく!次!という感じであった。
結果私は壊れてしまった。
頂いた病名は自閉症スペクトラム、おまけでたくさんの二次障害もついてきた。
今は相方の理解を得て、障害年金2級を取得して、創作などでいずれ生きていけたらよいなと考えている。
まだ30と若いけど、未知数だと信じたい。
一人では震えてしまうけど、相方となら未知数が発揮されるような気がしてならないから
まだ私は生きていようと思う。
未知数が許されるまで...