LADのビッグディール

昨シーズンのワールドチャンピオン，ロサンゼルス・ドジャース（LAD）がデッドラインを前に大型トレードを仕掛けてきた．

ワシントン・ナショナルズからマックス・シャーザーとトレイ・ターナーを獲得し，代わりにプロスペクト4人をナショナルズに差し出す予定．シャーザーのトレード拒否権やターナーのコロナウイルス陽性のためか正式発表はされていない．

LADはさらにカンザスシティ・ロイヤルズのエースだったダニー・ダフィーも獲得しており，ウォーカー・ビューラー，フリオ・ウリアス，クレイトン・カーショー（故障中）と夢のようなローテーションである．本来なら，この中にトレバー・バウアーが入ってくるはずだが，女性問題で休職リスト入りしている上，LADの元チームメイトの大半が復帰を望んでいないと言われいるため，今シーズンはもう投げないことが前提なのだろうか．バウアーに支払う必要がないの年俸分をシャーザーに充てることが可能であるとの話もある．

また，このトレードの他にブラッド・ハンドをトロント・ブルージェイズに，カイル・シュワーバーをボストン・レッドソックスに放出したことによってナショナルズは完全解体．明日のデッドラインまでには更なる主力の放出があるはずだ．2019年のワールドチャンピオンですら，２シーズン以内に解体してしまったのは残念だ．

ここ10年前後でおそらくナンバーワンのビッグディールが発生した．デッドラインまで1日，さらに驚かされるトレードが成立するのだろうか．