スーパーマーケット
2日ほど前、小池百合子都知事がスーパーのイニシャル入店を提案し、話題になっていた。イニシャルで入店できる時間帯を分けて密集を防ごうという手段である。元々買い物に出ることは大丈夫だよーと言っていた都知事であったが、自粛期間に少しでも買い物に行く頻度を落とし、スーパーマーケット内の三密(密集、密着、密閉の略。集合、近接、閉鎖空間の集近閉と言われ始めた)を避ける目的だろう。
直感的にアホらしいと思う人は多いと思う。イニシャルなど文字ごとにばらつきが大きいことなど日を見るよりも明らかだ。そして、そのニュースは軒並み削除されていて閲覧できない。なんか、都合の悪い情報を隠蔽しているようでモヤる。
しかし、研究者たるものきちんと数値に落とし込んで検証をしてみようではないか、と思いデータを集計してみた。集計の中で、日本人の場合はイニシャルより、名字のあいうえお順にした方がいい。あいうえお入店にしたとして、どのくらい人数にばらつきがあるかをグラフにしてみた。要するに私は暇なのである。
このグラフは、人数トップ100の苗字に対して、各名字の人数を頭文字ごとに合計したものだ。ソースはこちら。データ集計の際、たとえば後藤は“こ“に算入、小島(こじま or おじま)も“こ“に算入した。厳密なデータではない。
日本の名字ビッグ3、佐藤と田中(もうひとつは鈴木)を擁する“さ“、“た“が多いことは理解できるが、“い“が多いことに驚いた。飯田や伊藤がコンスタントに稼いでいるのである。
あいうえお入店が安易な考えであることは明らかだ。50音あるんだから、50分割すればいいだろ的な考えだ。これは苗字ごとのサンプルサイズが考慮されていない。
結局、イニシャル入店は消滅したが新たな考えが生まれたようだ。
これも、アイデアとしては買い物に行く頻度を減らして欲しいということだろう。しかしながら、1週間に買う物の総量が同じだとして、毎日スーパーへ行く人が3日に1回行くことになったら、1回に買う量が3倍に増え、滞在時間が単純計算で3倍に増えてしまう。具体的数値を出したことで揚げ足を取られるパターンである。
これもサンプルサイズが考えられておらず、平日と土日祝日は全く別物と考えるべきである。しかも、世間の大半の人は毎日スーパーに行かないというのはおそらく正しくて、時間帯ごと、もしくは週末にどれくらい集まるのかを考えるべきだ。週末だけスーパーに行くひねくれた奴は「自分は週1だし」と居直る。
実際、今日(土曜日)スーパーに行ってみると買い溜めをする人であふれていたように感じる。気のせいかもしれないが、今日は行って明日と明後日は行かない、という人で溢れているイメージだ。明日も一定数同じ人がいると見込まれる。
それにしても、最近のスーパーの混み具合は凄まじい。特にレジ回りでは、ソーシャルディスタンスの観点から数メートル空けて並ばなければいけないため、レジ並びの行列で店舗内が膨らんで見える。そして、距離を空けて並んでいるとなぜかその間に入り込む人がいる。。。お前はなんなんだ。。。
自分はどうしようかと考えたが、某イオンも日曜日のポイント10倍をやめちゃったから、在宅勤務を利用して平日に買い物した方がいいかな。
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