テレワークとはどういう働き方なのか

世の中が働き方を変えていこうとする動きがある中で、テレワークの導入をためらってはいませんか？導入をためらう理由はいろいろとあるでしょうが、そもそもテレワークとはどういう働き方なのかを理解していないということもあるでしょう。そこで、テレワークの導入を検討するときに知っておきたい基本な情報を解説していきます。

テレワーク・リモートワークとは何か

まず基本的な情報から確認していきましょう。テレワークは厚労省が「ICT（情報通信技術）を利用して、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」という定義をしています。一般的に在宅勤務という意味で使われていますが、職場から離れていれば自宅以外のカフェやコワーキングスペースで働いてもテレワークに該当します。よく似た言葉にリモートワークがありますが、意味はほぼ同じと言えます。違いがあるとすれば、テレワークの定義で「時間や場所を有効に活用できる」とあるように、場所だけでなく時間のことも考慮している点です。

テレワークを導入するメリット・デメリット

テレワークのメリットデメリットですが、まず住所や家庭の事情に関わらず採用できるので優秀な人材を集めやすいことがメリットです。さらに、経費として支払っていた交通費や出張費が減りますし、オフィス移転など大幅なコスト削減を図れます。そして感染症や自然災害で従業員が通勤ができなくても、テレワークなら仕事ができるので業務が止まることはありません。一方でデメリットは、従業員の勤怠管理が難しいとか、情報漏えいと言ったことが挙げられます。これらのデメリットは、勤怠管理ツールやデバイス制御ツールなどの導入によって、リスクの軽減が可能です。

テレワークで解決しなければいけない課題

実際にテレワークを導入した会社が、直面するよくある課題について紹介しましょう。その課題というのは、業務内容によってはテレワークが難しいとか、テレワークに必要なネット回線や機器を準備するのに手間とコストがかかるといったことです。そのため、全従業員がリモートワークができずに従業員の間で不公平感が生まれます。これらの課題について、働き方を抜本的に変えるとか、環境を整えるための支援を行う、メンタルケアを充実させるといった対応が必要です。

自社のスタイルに合った導入を

職場から離れたところで働くテレワークは、会社に優秀な人材の確保やコスト削減といったメリットと同時に、勤怠管理がしにくくなるとか情報漏えいといったデメリットも招きます。また導入をした企業では、さまざまな課題に直面しているのも現実です。ただそういったデメリットや課題というのは、適切な対応さえしていれば解決ができます。テレワークの導入を検討するときには、必要以上に不安を抱く必要はないでしょう。