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闇営業騒動から5年 揉め事の多い芸能界とそこに光る笑いの力

※絵とタイトルは何一つ関係ないのよねーん

2024年、吉本闇営業問題から5年の歳月が経過した
それは2019年令和に元号が変わってから封じられたあるニュースから始まった
カラテカの入江さんが事務所を通さずに仕事を行ったとという報道
しかもその営業先が反社会的組織であったというニュースである
当時から入江さんは友人関係が幅広くそのツテを頼りに様々な仕事を行なっていたがそれがよからぬ騒動を招いてしまった
僕は当時としてはまたよくあるちょっとしたトラブル事として(入江さんからしたら勿論不幸ごとではあるが)
多分、ある程度の謹慎を得てまたテレビに戻ってくるぐらいの気持ちでいたが
まさかこれが吉本の全所属タレントや会社を大きく巻き込んだ騒動に発展するとは思いもしなかった
報道から少し経って、その営業に他のタレントもいた事が判明し
しかもレイザーラモンHGさんやスリムクラブさん、ザブングルさん
そして雨上がり決死隊宮迫博之さん、そしてロンドンブーツ1号2号の田村亮さんもいた事が判明した
しかもそれは単なる噂程度でなく実際にその会場でネタを行った動画までSNSに拡散された
彼らは金銭を受け取ってないと報告していた
宮迫さんはこの報道以前にも幾度となく不倫(オフホワイトの記者会見が記憶に新しかった)を行い騒動を起こしてきたが
自身のキャラクターもありしっかりとアメトーーク!やリンカーンに出演されてきた
僕はダウンタウンさんの番組のファンであり勿論、松本さんのお気に入りである宮迫さんのキャラクターや魅力もわかっていたので
きっと色々言ってもこれもオフホワイト会見のように笑い話で済む事だと思っていた所があった
しかしその後報じられたのは
「宮迫博之、吉本興業との契約解除」つまり解雇という報道だった
僕は何が起きているのか全く理解できず
その後、宮迫さんと亮さんが会見を開きこのように語った
「僕たちはずっと会見を開いて皆さんに謝罪と状況の説明を行いたかったが事務所(社長である岡本昭彦氏)に止められていた」

そう涙ながらに説明した
そしてこの騒動は事務所の対応そのものに問題があったとして後日、岡本社長及び副社長である藤原寛(笑ってはいけないの引率でお馴染み)さんが会見を行った
吉本興業はコンプライアンス研修を徹底的に行い反社との交流や会社を通さないで行う営業に対する処分を強化することを伝えた

この一件により吉本興業やお笑いの世界は不安に揺れ始めた
吉本興業所属タレント達が一斉に問題定義を訴え始めた
そして自身の愛する後輩達、並びに事務所幹部達が元マネージャーである松本さんも勿論この騒動を黙ってみてはいなかった
松本さんはこういう時だからこそ、自分もなんとかするから仕事にいつも通り全力を尽くそうとそう訴えかけ
自分と考えが違う芸人達とも今後の吉本の方向の為に話し合おうと提案していた

僕も今後のお笑いや吉本がどうなるのか不安で仕方なかった
吉本興業が他事務所に比べてギャラが低い、契約書がないなどの話は勿論聞いていたが
今までは松本さんをはじめ多くの芸人達がそれを話の「ネタ」にしていたので
こちらも笑い話として受け取っていたがとうとうそれがネタではなく現実問題となってしまった所もあった
そしてマネージャー陣が幹部にいるだけでダウンタウンさんに責任を押し付けられるようなコメントも見てしまい悲しくて仕方なかったが
極楽とんぼの加藤浩次さん達も吉本興業や所属タレントの為になるようエージェント制度というものが作られたが「これは本当にタレントのために繋がるのか?」と思うような事も多々あった
しかしそんな中で光ったのは
そんな時でも真っ直ぐに人を笑わせようとする、元気を与えようとする芸人達
ゆりやんさんの泣き芸をはじめコメントを振られた際に大喜利的アクションをする芸人達。アメトーーク!そしてロンハーでも宮迫さんや亮さんの穴を塞ごうとする芸人達、そして珍しく意外な番組にゲスト出演しまくる松本さん
そしてこの年のM1グランプリや笑ってはいけないは過去最高傑作だった
今でもこの時の映像(加藤さん達の放送室の明日があるさ、学生の訴えで岩橋さんが屋上からキレるシーンなど)を見るとどういうわけだかこの時がとても懐かしく思える
むしろこの年は自分にとっていい年でもなかったのにだ
こんな事があっても、そして数年後に加藤さんや岩橋さんも吉本からいなくなる事がわかっていても楽しそうにガキメンバーやそして会社幹部の1人の藤原さんとも和気藹々とお笑いをしているシーン、そしてこの一件で笑える事が何よりも嬉しいからである
そうこの件は我々が笑えるような話でも、SNSで茶化していい話ではない
僕らが思ってる以上にとてもシビアでその会社に詐欺にあった方々や対応に追われる事務所、制作会社様、スポンサーも巻き込んでいたり
そして自身が悪いとは言えどアンチコメントに傷つくタレント達の気持ちなどを汲み取るとそれに触れる事すら御法度行為ではある
この騒動だけでなく芸人達はいつの世もトラブルに追われる
反社との交流による解雇・引退、不倫による自粛、未成年淫行事件による逮捕、株や投資・税金などの金銭トラブル、ひき逃げや飲酒運転による自動車トラブルなど多くのことが起きたが
そんな中でも度々番組で自粛中のタレントさんの事をイジることもあれば、普通に思い出や良いところとして名前を出したりその人が復帰しやすい環境を作り出したり、悪い印象だけでなくいい所もある事を常に視聴者に思い出させたりしてくれる
だからTKOさんも渡部さんも、勿論亮さんそして井上さんや狩野英孝さん、そしてフジモンさんも現在テレビに戻り昔のように僕たちを笑わせ僕たちもお帰りなさいという気持ちで見る事ができる
そしてどれだけ社会が暗くてもお笑いでだけは腹から笑うことができる
芸人さんはとても偉大なのだ

そして現在
今度は松本さんがその揉め事の渦中にそれも当事者(今までは極めて間接的だったが)として巻き込まれてしまった
闇営業騒動の際はこの騒動及び、吉本興業の闇(政府との関係、一部タレントが干された原因など)の根源はダウンタウンそしてその恩人である大崎会長という意見もあったが
まず大崎さんが会長になったのも岡本さんが社長に就任したのは2019年つまりあの騒動は彼らが最高責任者になってすぐに報じられた
その前から紳助さんや横山やすしさんなど吉本興業と反社の交流は報道されていた
そして2023年、大崎さんは吉本興業を離れ
そして松本さんも2024年1月に活動を自粛
僕がダウンタウンの大ファンでも吉本興業の深くやそのお家事情には精通してはいないが
もし彼らが本当に吉本の悪循環の根源であるならばお笑いの更なる発展、そしてタレント達がもっと精力的にお笑いをしているはずだが
どうでしょうか?
吉本興業は今でも政府コラボ動画を配信してますし(ちなみに僕は一切これを悪いとは思ってません!よくYouTubeの切り抜きでやたら吉本と政府が何かしら因縁があるのでは?という悪意ある動画が出回るので)
そして松本さんが原因で干されたタレントさんもいないでしょーがっ!
爆笑問題さんめちゃくちゃテレビ出まくってるしなんならここ数年松本さんとの交流増えてたし!
加藤さんも今でもレギュラー2本それも地上波全国放送(一部地域を除く)

そして松本さんは何度も自分のギャラを下げてでも芸人達に芸人としてのギャラをあげて欲しいと訴えていました
現在若手の芸人でも様々なインターネット配信ツール(YouTube、TikTok、ミクチャなど)でスパチャなどで稼げるようになり
勿論彼らが生活できる事は喜ばしくても
その反面彼らは芸人をやりたくて高い養成所代を払い吉本に来たのにネタができない事を問題視していました
だからしっかりネタで稼げるようにして欲しいと常に言及してました
松本さんが本当に権力者ならそこで主張したらすぐに会社が叶えてるはずです
そしてその力を持ってテレビにもっと早く戻ってきてるしなんなら事務所が権力をフルに活用してこの報道を隠蔽しているはずです
しかしそんな事は一切ありません
なぜなのか
単純に松本さんはアンチの人たちが思ってるほど絶対的効力を持つ人ではないからです
というか逆に会社が「松本さん!どうか権力で好きにしちゃってください!」と言ったとしても「そんなんで俺の主張ばかりをやけに通さんでええよ!」という人だからです
それでもこういった権力とは関係ない順当な意見すら踏み躙られてしまう
本当に残念で仕方ありません…
でも僕は吉本闇営業にしても、他事務所で起きていた揉め事や、松本さんと週刊誌の事件にしても
これを機にいい方向に少しでも進むキッカケになって欲しいと願っています
何度も言った通り、これが松本さんがいつまでもいたい芸能界に変わるキッカケになり引退を撤回してくれたり
週刊誌のプライバシー侵害やアンチのバッシングにタレント怯える必要がなくなったり
問題の見直しにつながって欲しいと

前述の通り吉本興業は闇営業騒動後にコンプライアンス講習を何度も開いていますが
これが単なる「僕たちちゃんとこういう事してタレントに指導してますよー!だから会社は悪くない!それを破るタレントが悪いんだー!」という自己満足によるものなのか?はたまた試行錯誤しながらも本当に良き会社、安心する事務所になる為の成長過程なのか…

どうか二度と元気で明るいお笑い芸人さんやタレントさんが悲しんだり涙を流すようなことがありませんように
ファンが心配するような事がありませんように🙏

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