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近年のガキの企画について〜ダウンタウニズム・ガキニズムの話〜!!

松本さんが活動休止してもなお名物企画や意外にも新企画が今もなお放送され続けるダウンタウンのガキの使いやあらへんで!通称、ガキ

この番組の1番の魅力はこの番組の企画の殆どが松本人志その人本人の考案した企画やゲーム、罰が行われる所にある
松本さん自身が考案した企画を松本さんも自ら挑戦して、そこに生まれる笑いに出演者と共に反応し、そして自分が生み出した罰ゲームを自ら喰らい悲鳴する
そういった姿を大物になった今も見せ続け
その常人には思いつかない企画で笑いに笑った後スタッフロールが流れ出て最後に「企画構成:松本人志」のテロップでさらに視聴者達を痺れさせる
この天才的な企画を松ちゃんが生み出していたのかと
そしてこのガキの使いでは自分で企画をプロデュースしているので松本人志は好きな事ができていると思う人も多いだろうが実はそんなことは微塵もない
意外とそういった中で松本さんは様々な困難や妨害に苛まれる事が多々ある
松本人志のプロフェッショナル仕事の流儀内でガキの使いの企画会議(マジ)にカメラが迫り
そこには方正さんやココリコさんといったレギュラー陣に菅さんやヘイポーさん、高須さんといった名物スタッフ様方をはじめとしたお馴染みのガキの使いファミリーが勢揃いしていた
そこで映し出されたのは松本さんが村上ショージの教室シリーズを他のゲスト(ジローラモさん)で行いそれを本人に見せるというコントものだった
松本さんはアイデアを出しに出しまくりそれで放送に向かうよう手配したがその時、柳岡さんという敏腕スタッフさんから編集の手間を指摘され泣く泣く延期にせざるを得なくなるという場面があった
しかし次回分の放送に向けて何かをやらなくてはならない
そう考えた松本さん達は理不尽シリーズの続編(名物企画)をやろうと提案されそれならすぐできるという意見をもらう
ガキ使にはすでに理不尽シリーズをはじめききシリーズ、七変化、サイレント図書館など多くの名物企画が生み出されており
一年の間にこれらをやるだけで充分に評判の良いと言われるだろう
普通の人ならアレ評判良かったからこれにしようとなるんであろうが
笑いに魂を売った男というのは決して妥協を許さなかった
松本さんは様々な方向から起点を効かせてある企画を思いつく
ロケへ出てそこへ車で移動しその途中で見たものから豆知識を出して100個言わなくてはならないというものだ
単純で分かりやすいが今までにやっていないもの
そして何がすごいってこの企画は「豆知識アゴーゴー」、そして前述のものは「ジローラモの忍者教室」としてしっかりと放送されているという事である
天才が1人で全部考えているというより演者や裏方からの希望や意見を聞きながら頭のアイデアを完成させているのだ

20年30年も放送が続くとこれ以外にも様々な障害が立ちはだかる
それは時代やコンプラの波である
特に深夜時代からお色気、暴力的な笑いがあるガキの使いはそういったクレームの対象になる
理不尽シリーズや板尾シリーズを見た視聴者が番組内のコントを本気にしてしまい彼らが本当に理不尽でカネの亡者だと信じてしまう事が多々あった
ガキの使いのかつてのコンセプトで多かったのはまずみんなでなにかしらのゆるい事をしようとする(1番多いのは賞金をかけたバトミントン大会)→そこへゲストが登場(板尾にせ夫婦や名物キャラやスタッフなど、時に大物有名人)しメンバーが企画を中断してその仲裁や相談に乗るなど
しかしこれがどこまでがコントでどこまでがマジなのかわからなくなってしまい(コレは笑いのセンスとかだけじゃなくて意外とファンもこんがらがる事もある)企画についていけない人が続出する事態もあった
そして2010年代を過ぎた頃、企画内容に変化が訪れる
本当にみんなでドライブをするだけ、大食いをするだけ、良いと思う曲やお菓子やゲームをランクづけするというゆる〜い企画が続出しだしたのだ
そして芸能人に会いましょうや、スマホなし待ち合わせなどは東京住まいでないと分かりにくいという意見まで一時期あったほどだ
こういった内容が多くなり古参ファン達はかつてを惜しむ意見が続出した
これらもまた松本さんが本当にやりたい企画への欲求の抑制であったり、やむなしにあげたアイデアの可能性もある
そしてここ数週間のガキの内容、つまり松本さんが活動を休止してからのガキの使いの企画も名物企画やダウンタウンや他のタレントが行ってる番組の企画に似た
「寝起きドッキリ授業」「世界のお菓子サミット」などが行われる
もちろんこれらも放送を見ると面白かったが前者はリンカーンの説教先生や他局で若林さんが行ってる番組に雰囲気が似ている(教室ものの番組は多いが)
そして後者はガキの世界のゲームで遊ぼうやヒルナンデスなどに似ているとも思えなくない
これらの企画は松本さんが活動休止前からアイデアがあったり収録前までアイデアが出ていたから行ったものなのか、スタッフ様方が松本さんの看板だけ残して作ったものかは存じ上げない
しかしながら松本さんのコメントがないだけでも他番組のような構成のように思えてしまう
ちなみにこれは松本さんがいた時にも同じような意見が寄せられており
かつてのガキの使いには毒や尖りのようなものが垣間見えていたが
最近のは行った事ない街のベストやお前どうせこんなん好きなんやろ選手権、世界のパーティゲームで遊ぼうといったいわゆる「ゆるい」企画が多くなっていった
それでもごく稀にかつてのようにコントのような企画(ミニスカゴルフ、ココリコ検証、気づくのか検証、TANAKARなど)が生まれることもあるが
しかしあの鬼才松本人志がこういった企画を生み出したのはどんな意図があるのだろうと疑問に思っていた
ガキの使いの企画は単純にゲームとして面白いものもあればそこからどんな笑いが生まれるのかという面白さもある
例えば100のこと(500のこと)や24時間インタビューシリーズはお題のゲストに関する質問やその人の事を知る企画ではあるが
時にこの人に興味がないと楽しくないのでは?と感じられる人選もあるだろう
ワタシ自身もそのように感じていたが
アレらの笑いの意図はやはり長時間の拘束時間の疲労や苦しみ、発狂などに感じられる
24時間インタビューではゲストが疲労・不眠やインタビュアーの挑発的な態度やくだらない質問内容などに狂う姿に耐えながら質疑応答をしていく姿
そして100のことでは逆にメンバーがよく知らない相手の思わぬ回答に翻弄されながら長時間の収録をして彼らが壊れていく姿の中で生まれる「笑い」が起こる
松本人志はそのおもろい企画やゲームの中でどんな笑いが生まれるのか?というものを探しているのではないかと実は考えている
世界のパーティゲームを最初行った際は松本さん自身も「捨て企画」と称していたが
しかしああいったパーティゲームを買えなかった子供時代であったり世界の楽しさに触れる中で仕事を忘れて楽しんでしまうメンバーであったりその中でもゆるい企画やセットの中でヤケに緊張感を放つ浜田さん、進行役をするもそれに圧倒される田中さん、自信満々にゲームをするもルールを把握できていなかったりするど天然松本さんなど5人の個性を堪能できる
そして2024年6月16日と23日に放送される世界のお菓子サミットも、若干YouTubeの企画っぽいが
世界各国のお菓子を食べ比べてベスト3を当てるまでお菓子を食べ続けないといけないという
国やそのお菓子の味によっては過酷な内容をやらされるという内容
やはり他番組やYouTubeと差別化がなされていたりする(僕はでもそういう系のYouTubeを見ないから他でもやってたりするかもだけど)
今も松本さんは会議にだけ出席しているのか
今の新企画系は松本さん自身のアイデアなのか
そのうち松本さんのストックがなくなってしまうのかなど疑問もあるが
今後もゆるい企画の中に生まれる笑いやそのゆるい企画の中に唐突に行われる毒のあるコントを視聴者としてそしていつかは関係者として探していきたいと考えている
勿論1番見たい・参加したいのはまた松本さんが帰ってきて松本さん自身も参加している企画ですがね

ではまた!
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