京都国立博物館に行ってきました。
場所は京都駅から東方向に歩いてだいたい15分で到着します。
歩いてる途中に新しくできたお店と昔からあるお店が混在して営業していました。
海外の観光客の方がほとんどいなかったので、コロナが現在落ち着いている今の時期に京都を巡るのはおすすめです。
京都国立博物館に到着してまず目に入ったものは昔からある建物と、新しくできた建物がありました。
新しくできた建物は近代的なデザインで、主張しすぎずモダンな雰囲気でとても落ち着いた印象でした。
古い建物の方は今の時期は入れないのか外からしか見る事ができなかったのですが、外観は荘厳な雰囲気で最初は博物館であるということに気がつきませんでした。
そして今回は畠山記念館の名品という展示会が開催されていました。
畠山一清さんについて簡単に説明すると、もともとポンプ販売の事業を発展させて荏原製作所を設立した方です。
余談ですが、荏原製作所について調べてみると読み方はエバラセイサクジョと読みます。
エバラと聞いてエバラ食品がパッと浮かんだのですが、本社と工場が同じ旧荏原(現品川区)にあっただけで関連はないみたいです。
ただ、荏原製作所は東証一部上場していて、なんと現在上場高を更新していました。
話がそれすぎたので戻しますと、荏原製作所を創設した畠山一清さんは仕事で活躍している傍ら茶器や能道具などのコレクションもかなりされていたみたいです。
そのコレクションは普段は畠山記念館で展示されいるみたいなのですが、今回特別に京都国立博物館で展示されています。
コレクションは約200点ほどあったのですが、その中でも私が一番好きだったのは梅模様小袖貼付屏風という作品でした。
これは白梅をモチーフにした小袖を屏風に絵が描いている作品になります。
最初に目に入ってきたとき白梅の迫力に圧倒されたのですが、全体を落ち着いてみる白梅は小袖に描かれているというものでした。
また、その小袖も金屏風に描かれているのですが、全くといいほど違和感はなく、その梅はまさに自然の中でみつけたかのようなものでした。
水墨画の作品は白と黒だけで描かれている世界は、こんなにも奥行きがあるのかと圧巻されました。
私も学生の頃は授業で絵の具を使うことがよくあったのですが、ここまで濃淡にこだわって塗ったことはもちろんありませんでした。
カラフルな作品はより感じたものを詳細に表現できると思っていたのですが、モノクロの世界でしか表せない世界がそこにはあると感じさせられました。
焼き物の作品は焼き物は一発勝負なのか、その場でしか作ることができない臨場感がひしひしと伝わってきました。
焼き物にある柄や絵はもちろん、素材によってもみえてくる顔は全て違うもので家に一個は自分専用の焼き物がほしいとさえ思えるほどでした。
他にも織田家で使われていた食器など貴重なコレクションをたくさんみる事ができました。
ぜひ気になる方は一度足を運んでみて下さい。
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