見出し画像

緊急入院&手術🏥①

それは普段通りの何気ない流れだった。お揃いのピアスがしたい!そう言われ自分の体に無頓着だった私は舌ピを承諾してしまった。でもそれがある意味地獄の始まりを告げるコングとなった。

舌にピアスを開けるのは初めてでこんなにも痛いのかと悶絶していた。そして時間も10分、20分、30分…と長くなっていき舌もどんどん腫れついにピアスを開ける為のニードルがなんと私の舌の中に刺さったまま。手のひらの小指程はあるだろう長さのニードルは両側から見ても触っても埋まってしまい取れなかった。結局1時間半以上格闘したが取り出せないまま…。
どうしたら良いのか分からずとりあえず、訪問看護とヘルパーさんにLINEで助けを求めた。しばらくしてヘルパーさんから折り返しの連絡が入ったので急いで電話をかける。ニードルは針で先端が危ない事、どこにそれがあるのか確認出来ない点を踏まえて救急車を要請するよう言われた。

最初に緊急搬送された病院は内視鏡がある設備だったので行ったがなんとニードルは舌の深い所に埋まったままだったのでそこの先生が来てる大学病院へと救急車で運ばれた。血液検査やレントゲン、PCR等一通りの検査を終えたがなかなか病棟には上がれなかった。そして初療室で一晩を過ごした。
翌日の朝。日勤の看護師さんに交代してから救命病棟に上がる事が出来た。
救命病棟のナースステーションの目の前のスペース。そこが私がしばらくの間過ごす事になる場所だった。1番重症の患者さんだったり、見守りが必要な患者さんがいるスペース。年齢も性別もバラバラ。でも高齢の方が多く私が1番若そうだった。そして術前検査。レントゲン、肺活量の検査、心電図、心エコー、造影剤CT等した。

手術当日。手術自体は夕方からでそれまでの時間がすごく長く感じ緊張でずっとソワソワしていた。午前中に救急車で運ばれてきた時に対応してくれてた看護師さんが様子を見にきてくれた。手術当日に気管切開をしなければいけない事になったショックでその看護師さんと話して初めて泣く事が出来た。看護師さんは
「まなみちゃんがちゃんと安全に手術出来る為なんだよ?説明受けたと思うけど。大丈夫だから。がんばれ!」
と手を握りながら言ってくれた。予定時間より1時間程遅れて手術に呼ばれた。車椅子に移り看護師さんと病棟外で待っていた母と手術室に向かう。実際の手術室エリアには母は当然入れず入り口で別れ看護師さんと手術室に。手術台にも自分で上がりどの入院中でも一緒にいるカメのぬいぐるみはギリギリまで抱っこさせてもらった。心電図モニターや血圧計を巻き準備が進んでいく。そして麻酔科の先生がマスクを顔に当てた。
「じゃあ、準備していくね。今からマスクから酸素が出てくるからそれを口で深呼吸して欲しいの。大きく深呼吸してね。」
と言われた。何回か深呼吸を続けていると
「まなみちゃん、次は麻酔の空気が一緒に出てくるよ。変わらずお口で大きく深呼吸しててね。ふわふわするなーって思ったら一気に寝ちゃうからそしたら手術終わってるよ。」
麻酔の空気が出ると聞いて変な匂いがしてくると思っていたが別に変わらず口で深呼吸を続けてると眠気が来てヤバい!と思い大きく息を吸い込んだのが最後の記憶。
ぼんやり目が覚めた。まだ手術室で看護師さん達が「終わったよ〜」と声をかけながら片付けをしていた。そこでまた記憶が途絶える。
次は救命病棟に戻る場面で母もいた。その時に初めてこれが気管切開か、と思いまだ呼吸法に慣れずとても苦しかったのを覚えてる。

次のブログでは人生初の気切生活や入院の様子等記録していけたらと思います。

全ての事に感謝の気持ちを…🍀

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?