サボリーマンの午後

平日の漫画喫茶って客来ないと思ってた。意外とそんなことない。バシッとスーツ着てビシッと七三分けにしたサラリーマンがプシュッと息抜きに来るのだ。

いわゆるサボリーマンというやつらしい。外回り行ってきますっつって漫画喫茶でサボって帰る。たまにはそんな日があってもいいでしょう。でもほぼ毎日来る常連のサボリーマンもいる。働けよ。

まだ40後半とか50代のおっさんがサボるなら分かるよ。安月給で歩き回されて、寂しい老後もなんとなく見えてるし、もうやってらんねえよと。それは分かる。30前半くらい、なんなら20後半の若手で毎日サボりに来てるお前。今が働き盛りだろ。頑張れよ。まだ元気あるだろ。こんなとこでサボってんじゃねーよ。若いスーツの客が平日に来ると受付のときそういう目で見てしまう。

向こうも同じ目でおれを見てる。

サボりてーよな。わかるよ。