「私の夢は、英語を使う仕事に就くことです」。あなたの夢は何ですか?
実家は、自分自身の原点がたくさん発掘される場所だ、と私は思う。
でもその原点は、大人になるにつれて心の奥底に眠っていき、
社会に揉まれる中で、つい忘れていってしまう。
今晩、実家の車庫を片付けしていたときのこと。
ボロボロで埃かぶったダンボールの中から、
くしゃくしゃの黄色い紙袋を発見した。
そこには「Minori Suzuki」と書かれたシールが貼ってある。
中には青いカッパのようなものと、
英語が書かれた赤いお土産袋のようなものが入っていた。
どうやら、中学3年のとき、
地元のまちの海外派遣事業で、他の中学校の同級生と一緒にカナダ・ナイアガラの滝に行ったときのもののようだ。
他にも色あせたレシートや、絶対に行った覚えのない観光施設のパンフレット、旅のしおり、バスのきっぷ、現地の学生の前でプレゼンしたときの原稿など・・・
どれも良い思い出で、当時の私はそんなゴミたちを捨てられなかったらしい。
初めての海外だった。
赤や緑のやばい色をしたドリンクが自販機で売ってたこと、
トロント・ブルージェイズの試合で、スタジアム全体でウェーブしたこと。
ホットチョコレートが甘すぎてバスの中で気持ち悪くなったこと、
ホームステイでほぼ意思疎通できなかったこと。笑
道路におむつが捨てられていて汚かったこと。笑
バンクーバーで、タワーの上部がクルクル回っている建物が不思議だったこと、一緒に行った友達がぼったくられそうになってたこと。
何もかもが新鮮だったような気がする。
同じダンボールから、今度は事後報告会の書類や、レポートが出てきた。
15歳の少女が書いた、純粋な気持ちを記した感想文をぜひシェアしたい。
この感想文を読んで、ドキッとした。
「自分の好きな英語にもっと触れてみたい」
「言葉が通じたときは、とても嬉しくて、今まで英語を勉強してきて良かったなあと思いました」
英語を勉強して、話して、通じたときの喜び、そしてもっと勉強したいと思う気持ち。最近のわたしは忘れていたなあ、と。
留学から帰ってきて月日が経つうちに、どんどん英語が話せなくなってきて。そんな場面に遭遇しては、自身を失っていた。
そして、ダメ押しの1文。
「私の夢は、英語を使う仕事に就くことです」。
拝啓 15の君へ、もうすぐ27になる私は夢を叶えられていません・・・。
今は、いろんなめぐり合わせで地元に戻ってきて挑戦しているものの、
やっぱり、私は海外と繋がっていたいし、行きたいし、英語を使いたいようだ。その気持ちは、今も昔も変わっていないらしい。
だから、ここから3年くらいは、
地方で自分自身で事業をして、業務委託も受けるという新しい働き方・暮らし方に挑戦しながら、
今後の人生において、海外との関わり方についても考えていきたい。
それは日本にいながらリモートで仕事するのか、海外移住するのか、
どうなるかわからないけど、
自分がこれと決めた道に進んでいきたい!
あなたの夢は何ですか?
むかし描いた夢を、いま叶えられていますか?
ヒントは実家の車庫の奥の方に眠っているかもしれません!笑
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