見出し画像

10数年ペーパーだった私がプジョー208に乗り換えるまで

現在、2020年国内発売されたフランス輸入車である「プジョー208GT Line」に乗ってます。

欧州カーオブザイヤー、そして昨年末、日本でも日本インポートカーオブザイヤーを受賞している輸入車です。

私が車に乗るようになったキッカケから、なぜプジョーに至ったのか?
ふと整理したくなって、久々にnote書きました。

私は10数年ペーパードライバーでした

ツイッターランドやSNSでは何となく年齢不詳のオタクでいたいのでw
詳細はぼやかしてますが、私は免許を取ってから10数年ペーパーでした。
免許を取った当初は、アルバイトくらいしかしておらず、お金も大して稼いでおらず、親が車を買い与えてくれるほど裕福でもなく、車で出かけたりする事を考えるよりゲーム機やゲームを買って遊びたい、友人と酒を飲みに行きたいという欲求の方が高く、好きなデザインの車はありましたが、自分がメインで楽しんでいる趣味に必ず必要なものではなかったので、買う事も運転する事もありませんでした。

友人の運転する車に乗るのは好きだった

20代前半、友人の何人かは、トヨタのコンパクトカーあたりに乗りだしました。それに伴い「友人の車に乗る」という機会は増えていきました。
友人と他愛無い話をしつつ、少し遠くにある美味しいラーメン屋に行く
スノボをしに行く等、友人の運転する車の助手席などに座っていると、友人がとても大人に見えたものでしたw
私は車に乗る事自体は嫌いじゃないので、どれも楽しい思い出になりましたが、私自身が運転したいという欲求が高まる事はありませんでした。

ペーパーであったが原付は乗っていた

気軽な足として、原付には乗っておりました。
しかも、なぜか原付なのに今まで乗ってきたもの全てMTでした。
モンキー、GS50、エイプ、例外としてカブも乗ってましたw
バイクの独特のシフト操作が好きだったので、この手の原付ばかり乗って近所だけではなく、遠出もしておりました。
原付は一番お巡りさんの目に付く事もあり、散々スピード違反や車線変更禁止での違反などで取り締まられつづけ、免許はしっかりブルーになっておりました。(ちなみに現在はゴールド免許キープしておりますw)
ただ、免許を取ってから道路を走るという事自体は長く続けてきたので交通ルールや標識を見慣れておりました。
これが後々、ペーパー脱却を決意した時の大きな助けになりました。

エンジニアになってから生活が変わり始めた

私は元々接客業に長く従事しておりましたが、PC自体は自分で組むほど好きでした。しかしプログラムは自分の頭では無理やろ?と、IT関連の仕事に憧れはありましたが内心諦めていました、、、が、とあるキッカケで私はWebプログラマー(サーバーサイドエンジニア)になってしまいましたw
そして奇しくも私が学んだ技術が、モバゲー等のWebアプリが流行った事でゲーム業界にも必要となり、現在とあるゲーム会社に所属する事となりました。

それなりにおちんぎんが貰える状況になり、パートナーも出来て、お互いの趣味から、いろいろなイベントに足を運ぶ機会が増えるにつれて、公共交通機関での移動が苦に感じるシーンが増えてきました。
(荷物が多かったり、会場で買うものが多かったり、荷物で自由に動けなかったりetcetc,,,)

そんな時、会社内チームの車好きの方に、こんな感じの言葉を掛けられました↓

「○○さん、絶対車持った方が良いですよ!
いろいろなイベントに参加したりするなら荷物も多くなるでしょ?
車なら余裕で何でも詰め込めます!
それに、エンジニアであればなおさら乗った方が良い。
常に手、足、眼、脳で情報を処理し続ける『運転』という行為は
脳の活性化にも良いです」

なるほど!確かに!車買おう!と妙に納得して車購入を決意しましたw

10数年ペーパーの身に合う車はなんだろう?

車を買おうと決意した時、渡りに船で友人の一人がとあるメーカーのディーラーに就職してました。
友人の紹介となればWINWINだろうという事で、お願いする事にしました。
くっそペーパー歴の長い自分にはこの車しかないだろうと、私が最初に選択した車は、、、

画像1

軽自動車のワゴンRスティングレーTでした!
購入前に一度だけ出張ペーパードライバー講習を受け、基本的な操作と駐車方法をおさらいしました。
何となくは感覚を取り戻せたものの、次に乗る時は納車された車という状況でしたw

納車後、契約した駐車場まで持って行くまで、本当に冷や冷やモノでしたが、何とか事故も起こさず、クラクションも鳴らされず辿り着けました。

しかし!納車初日にしていきなり

画像2

やらかしましたよ><
バックでの駐車時、前方に意識が行かな過ぎて、白い壁にガリっとw
幸いな事に見た目は悲惨でしたが、ほぼ壁の塗料が付いていただけで、大部分はこすって落とす事ができました。

この車で2年ほど関東近辺をいろいろ走りました。
乗り始めの頃はとにかく駐車下手糞マンで、2度ほどポールアタックして修理しました。
でも、運転しやすい小回りも効くワゴンRのお陰で、少しづつ運転に慣れる事ができました。

Aセグコンパクトカーにしよう

2台目は、お世話になっているスズキディーラーで普通車を買う事にしました。
運転に慣れたとは言え、当時スズキが出していたSUV車はとても大きく感じ、乗りこなせる自信がありませんでした。
スイフトに関しては、2016年前後のデザインが、いまいち好きになれず
どうするか悩んでた時に、とある小型車が発表されました。

画像3

スズキイグニスです。
ご存じの方はいるでしょうか?なかなかマニアックなコンパクトSUVですw
軽よりは全体的に大きくなりますが、取り回ししやすいサイズ感と、他の車に無い独特なフォルムが気に入り、こちらに乗り換える事になりました。
この車になってからはミスでどこかにぶつけたりする事もなく、さらに遠くまで行けるようになり、「足」として車を運転する楽しさを満喫する事ができました。
関東から飛び出して、名古屋や仙台、新潟など、そこそこ遠くまで足を延ばす事もできるようになりました。

少しづつ車のサイズを大きくしていくことで、安全に運転や車両感覚に慣れる事ができ
ペーパーも無事卒業できましたが、弊害として少しづつ大きくしていかないと「怖い」と思うようになり、これが車選びの足枷になっているような気がします。

3台目はBセグにしよう!でもまたスズキにするのか?

2台目のイグニスは5年くらいは乗ろうと思っておりましたが、3年目くらいから次の車をどうするか悩み始めました。
Bセグコンパクトに乗れれば、今後乗れる車の選択肢も一気に増えるだろうという想いがありましたので、次の目標はBセグ車でした。

お世話になっていたスズキですが、「走る」「止まる」「曲がる」という車としての性能に関して文句は何もありませんでした。
乗ってきた車が、走れなくなるようなトラブルも無く、維持費もお手頃なのも素晴らしいと思います。
スズキのBセグ車としてはエスクードとかS-CROSSなどSUV系、スイフトスポーツも現行のデザインは嫌いではありませんでしたが、どうしても気になってしまう点がありました、、、
それは

内装がとにかくチープ

ご存じの通り、スズキ車は走りや安全性能などの評価が高いものも多いのですが、どうしても内装にコストが行くことは無く、とにかくプラスチッキーです。
むしろ軽の方がピアノブラックやシルバー加飾されていたり、デザインへの拘りがあり(メーカーのメイン商材なので当たり前ですがw)高級感を感じるほどです。

根本的な「運転する」と言う部分に慣れた時、エクステリアにはある程度納得or妥協できるとしても、長く居る室内で一番見る機会も多い部分に関して、もう少し心地よい演出が施されている車が良いという思いが強くなってきました。

それから、他メーカーを注目するようになりました。

候補に挙がっていた車達

画像4

画像5

一番の候補はホンダヴェゼルでした。
ヴェゼルは発表された当初からカッコイイ車だなぁと思っており、ファンです。
シートが合皮とスウェードのコンビだったりするのも、おしゃれで良いなと思ってました。
室内デザインが古いという意見もあるようですが、私的にはそんなことはなく、旧型でも悪くないと思ってます。
今、新型が出ようとしている時期なので、もしプジョー208を選択してなかったら、新型がどんなものか確認した上で旧型と比較検討、そして購入していたかもしれません。

画像6

画像7

スバルレヴォーグです。
新型がとても先進的なデザインで安全装備も充実しており、自分みたいな大きな車の運転に自信がない人でも、良い形にサポートしてくれそうで、近くにディーラーもあるので候補に挙がってました。

画像8

画像9

マツダCX-3等です。
マツダ車は、コンパクトでも内装に手を抜いてないという点で好感を持ってました。
マツコネ問題も、今は解決した?と勝手に思っているので、候補には挙がってました。

輸入車の候補は?

輸入車に関しても、中古でなんか良いのないのかな?程度で見てはいましたが、実際選択する事は無いだろうと思ってました。
プジョーについても、この頃からよく公式サイトを覗いてました。
新車でも国産とそんなに変わらない値段で出してて凄いなくらいの印象でした。
輸入車はさすがに維持費とか、故障とか大変だろうなぁという、良くある漠然とした輸入車への不安を抱いていた人間だったので、買う事になるなんて夢にも思ってませんでした。
発表されたプジョー208の新デザインを観るまでは、、、

輸入車に一目惚れしてしまった

2019年年末か2020年の初頭の頃でしょうか?
車検が2021年となり、いよいよ本格的に車選びを進めないとと思い、Bセグで良い車無いかなーとネットを彷徨っていると、、、
プジョーの208に新型が出るという情報を見かけました。

確か最初に目に留まったのはレスポンスさんの記事だったと思います。

「なにこれ?めっちゃかっこいいやん!」

画像10

画像11

画像12

フロントとリアに光る爪をモチーフにした三本のラインが、私の心に刺さりまくりました。
とにかくカッコいいのです><
クルマとしてのデザインも、前期の女性的な柔らかいラインから、可愛さを残しつつもより男性的なシャープさがあり、バランスの良さに惚れました。
そして、私として一番重視していたと言ってもよい内装に関してもプジョー208は大きな衝撃を与えてきました

画像13

画像14


画像15

え?ハンドルちっさ???
え?メーターを上から覗くの???
え?メーターが浮き出るの???
え?シフトノブが戦闘機みたいやん???

ガンダムやん!!!

このプジョーが打ち出した3D-iCockpitという空間、、、
私が大好きなガンダムに登場するMSのコクピットみたいで
インテリアデザインでも私の心をグッサグッサに刺してきました

画像16

トドメはシートでした。
この触り心地良さそうなシートは何?
アルカンターラ
これで初めて知りました。
ランボルギーニなどの超がつく高級車は、そもそも内張やダッシュボードも
これで覆われているそうですね。すごいですね!

ところで、こんな素晴らしいデザインのインテリアを擁するBセグメント車が国産にありますでしょうか?

シートやシフトのデザインはともかく、小径ハンドルの上から見るメーターセグメントという、他の車にない絶対的に特別な体験が約束されている車
Bセグメントのコンパクトカーで登場する。
しかも新車でもお買い得な価格で出している、あのプジョーから、、、
この車「プジョー208」に尋常じゃない興味が湧いてしまいました。

2019-2020年に国産から魅力的な車が出てこない😭

プジョーに興味はあれど、やはり国産で好みに合う車でないかなと探し続けておりました。
しかし2020年後半になっても現れることはなく、時だけが過ぎていきました。

そんな頃国産で新しく登場してきた車についても
日産キックスは外装は割と好みだけど、内装の色がオレンジ過ぎてちょっと、、、
ロッキー、ライズ、ヤリスクロスなども、外装はまぁ悪くない気がしましたが内装が、、、

一目惚れしてしまった新型プジョー208も、いつの間にか国内で発表され、発売開始されました。
値段は前期モデルより上がっておりましたが、諸々込みで300万円台!
やはり、Bセグ国産車にいろいろオプション付けた価格とそんなに変わらない価格で販売していて、このクオリティなのに凄いなと感心しておりました。

208の実車を一度だけでも観てみたい!からの運命転換

こんな感じに時が過ぎ、やはり少し大きいかもしれないけどヴェゼルかレヴォーグに候補を絞って試乗しに行こう!と計画する前に、せっかく心底好みのデザインの車がプジョーから出ているし、そんな遠くないところにディーラーもあるんだから、買い物ついでに一度寄ってみようという事になりました。

近くのスーパーの買い物ついでだったので、もちろん予約せずの一見さん
輸入車ディーラーは今まで入った事がなかったので、申し訳ない気持ちで
車を観るだけなのでと、受付だけ済ませて、じっくり車を観させて頂きました。

「やっぱりかっこいいなぁ」
目の前に一目惚れしたプジョー208 GT Lineがありました。
自分が想像していたよりも質感が高く、見た目もカッコよく
こういう車に乗って走ったらさぞ楽しいんだろうなぁ
でも、さすがに難しいよね。
じっくり観て、シートに座って満足して帰ろうと思ったその時
私に付いた営業の方が
今、試乗車空いてますので、せっかくなのでぜひぜひ乗ってみてください
と勧められました。

え?乗って良いの?
てかウィンカー逆だよね?
運転できるの?
今の車と最小回転半径違い過ぎて細い路地ヤバない?


という不安が山ほどありましたが、サポートしますのでという事で
せっかくなので試乗する事になってしまいました。

運転席に座り、呼吸を整えて、操作方法を教えてもらい
最初から細い路地へと曲がる試乗コースにビビりながら
車を発進させました。

いきなりの細い路地への右折、、、すんなり出来ました。
小径ハンドルはとてもスムーズにコントロール出来て
低速でも自分が思った通りに曲がっていきます
ブレーキフィールに関しては輸入車の洗礼を受けました。
最初は思うようにコントロール出来ず、カックンブレーキになりましたw
試乗最後の方で、ある程度スムーズに止まれるようになってきたので
これは慣れる事が出来るブレーキだと思いました。
加速性能や、静粛性、剛性感については、元々軽→Aセグコンパクトだった自分にとっては、どれも別次元すぎました。
少し踏めば、思った速度にすぐ到達できる、ロードノイズも今の車とは比べ物にならないほど静か、段差の衝撃感も不快感がない!
そして運転に慣れてきた時、運転席から広がる室内と外の景色が、とても心地よく感じました。
私の心はこの空間でずっと運転したい気持ちでいっぱいになってしまいましたw

試乗が終わる頃には、どうこの車を買うプランを立てるかに変わってましたw

「試乗すれば分かる」

プジョー208について、いろいろ調べるにあたり、実際のプジョーオーナーさんの動画をたくさん観ましたが、とにかく一度試乗してみてくださいと
訴えていた理由がよく分かった気がしました。

画像17

画像18

そして契約へ、、、

購入に際しての現行車両の売却、もろもろの懸念点等々
敏腕の営業さんが、すべて解決して頂いたのと、早い段階で契約すれば
1ヶ月待たず納車出来るという事だったので、2020年11月頭に契約し
2020年11月28日に、私は晴れてプジョー208 GT Line ヴァーティゴブルーのオーナーとなりました。

画像19

画像20

画像21

画像22

画像23

自分が心底良いなと思った車のオーナーになれるというのはとても幸せな事だと思います。
自分が走りたいと思った時に、お気に入りの車がいつもそこに居てくれる
運転すると、周りには気持ち良いよいお洒落でカッコイイ内装が広がり、座り心地の良いシートが包んでくれて、どこまでも走って行きたいという気持ちにしてくれる、、、

今改めて、車で走る楽しさ、喜びを満喫しております!

最後に

これが、私が車に乗り始めて、現在輸入車であるプジョー208に乗り替えるに至った流れでした。
数ある国産車、輸入車の中でも、「プジョー208」を選択したのは
自分自身が今車に求めているモノがプジョー208に全てあると強く「感じ
そして、試乗でそれが「確信」となったからでした。
フィーリングが合うと強く感じたものは、ノイズに惑わされず一度しっかり向き合ってみるのも大切なんだなと、改めて思いました。

クルマ選びでお悩みであれば、一度自分のフィーリングを信じてみて
予算内であれば妥協せず自分が「これだ!」と思った車にぜひ試乗しに行ってみてください。
そしたら、何かが変わるかもしれません。変わらないかもしれませんw
でも、それも人生を豊かにする糧だと思います。
私も、これからプジョー車に乗る事によって、良い悪い含めた、今までになかった経験をする事になると思いますが
それもまた人生の糧として私の中で生き続けると思います。

だらだら書き綴った駄文を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
次からは、小ネタや車に導入したガジェットなど、実用的な記事を書きたいと思います<(__)>

ではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?