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フェム塾開校にあたり塾生募集します。第一回 キャスリン・ストック「マテリアル・ガールズ」読書会

読書の秋ですね!
世界各国で大きな議論を巻き起こしているキャスリン・ストック著『マテリアル・ガールズ』日本語版(中里見博訳・ 慶應義塾大学出版会)の読書会を有志で開くことにしました。

慶応大学出版会より2024年9月に出版

フェミニズムを分断するジェンダーアイデンティティ理論が台頭した背景を、アカデミアの言説の歴史に沿って捉えなおし、私たちが自らの言葉で理解し、考え、議論していくための力をつけることを目的にしています。

セルフID制を導入した社会で現実に起きている混乱・問題とは何か。クィア理論家が言うように性別二元論は廃棄すべき「思想」なのか。そうでないのだとしたら何故なのか? 「マテリアル・ガールズ」が私たちに問いかける、現代社会の重要な問題を、安全な場で考えていく試みです。

初回は「マテリアル・ガールズ」ですが、その後には故大越愛子先生のテキストを読む会を予定しています。ジェンダーアイデンティティ、生殖技術、性産業を巡る議論など、フェミニズムの中でも分裂するテーマを中心に考えていきます。

繰り返しになりますが、この読書会は、女性の身体を巡ってフェミニズムが積みかさねてきた議論や思考を振り返り、その過程で一人一人が議論する力をつけることを目的にしております。安全に、自由に議論できる場を意識的に創り出し、継続するために、暫定的に「フェム塾」という名でスタートしていきます。塾長はおりませんが、塾生を募集します。

<スケジュール>
第一回 2024年12月1日13:00〜
第1章〜第3章「ジェンダーアイデンティティの簡潔な歴史」「性別とは何か」「なぜ性別が重要なのか」
第二回    2024年1月12日13:00〜
第4章〜第6章「ジェンダーアイデンティティとは何か」「何が人を女性にするのか」「フィクションへの没入」
第三回    2024年2月11日13:00〜
第7章~第8章「なぜこんな事態にまで至ったのか」「今後のよりよい運動に向けて」
場所:都内(お申し込み後にご連絡します)
*オンラインは設ける予定は現時点でありません
*第四回以降の予定は改めて公表していきます

<お申し込み方法>
お申し込み内容を記入しメールにてご連絡ください。
宛先:femjuku@gmail.com
*お申し込み人数によってご希望に添えないことがあります

お申し込み内容
名前:
住所:
電話番号:
志望動機(300字以内):

<〆切>
2024年11月20日15:00

<参加費>
費用1000円×3回(3000円)
*基本的に3回連続でのお申し込みをお願いします

<お願い事項>
*安全な場をつくるためにIDのご提供協力をお願いします(当日のご提示をお願いします)
*必ず事前に読了してください

皆さまのご応募をお待ちしています。
実りある、自由で、言葉を信じられる、シスターフッドの場にしていきましょう。

北原みのり

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北原みのり
8月9日に東京医大等入試差別問題当事者と支援者の会を立ち上げました。サポートいただいた場合は当事者支援のための活動と弁護士費用に全てあてます。よろしくお願いします。