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30歳♀酒クズの半生(2)

前のお話の続き。

お兄ちゃんの家に行っていい?ってフラグを立てたところから。

お兄さんが友達と一緒に家に招き入れてくれたんだけど、
一人暮らしで、そこはたくさんの本があって小さい図書室みたいだった。

私は本が好きだったけど、当時小学生の私だと難しかった。

友達はお兄さんが好きすぎるのか、本そっちのけで質問攻めしてた。

それからしばらくちょこちょこお兄さんの家に行って遊んでた。
遊んでたとは言っても私は読めそうな本をずっと読んで、
友達は学校であった事をお兄さんに話して、お兄さんはそれをずっと笑いながら聞いてるだけ。

ただ、友達が段々お兄さんとの距離が近くなっていってて、
お兄さんの膝の上に乗ったり、ずっとひっついてるって感じになってった。

私はなんか疎外感を受けるようになってきて、
本は読みたいけどなんか行くのが億劫になった。
それでも友達は、
「お兄ちゃんとこ行こ~!」って誘ってくる。
私は用事があるからとか言って断り出したけど、
変わらず友達はお兄さんの家に行ってた。

ある日学校で、友達がお兄さんの彼女になった~!って嬉しそうに言ってきた。
当時はもちろんあんまり理解してなかったから、
へ~!くらいだった。

今考えるととんでもないw

時間が経って。

友達が私に言ってくる内容が、
体舐められた、カワイイって言ってくれて嬉しかった、とか
やばめの話をし始めるようになった。
そのときはあんまり理解してないから、
え、気持ち悪いって正直思ったんだけど、
なんか嬉しそうな友達を見てると、彼氏彼女ってそういう事をするのかなって
ふわっと考えてた。

友達が彼女になったって言ってから1ヵ月くらいかな?
友達が学校を休みだした。
病気になったって先生は言ってたけど、
友達の家にお見舞いに行ったけど、うつるといけないからって会わせてもらえなかった。

彼女はしばらくして転校してった。
今も彼女とは会ってないんだよね。

続く。


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