コンサートで嫌われないお客様
なぜ書くのか(前置き)
コンサートって、1人では成功させられないんです。
スタッフの助けがあって、お客様が来てくださって、いろいろなものが合わさって成功します。
「みなさんのおかげ」なんです。
私は感謝したいので、「どうしたらもっと熱いコンサートになるか」そればっかり考えます。
すると、どうしても問題になってしまうことが....(マナーの悪い客がいる!)
でも、来ないでくださいっていう前に、音楽家たちは忘れているんです。
周知活動を!!
知らなかったことを責められるって、理不尽ですよね。
なので、今回は皆さんに「こんなお客様にはならないで欲しい!」を改め、「こんなお客様が好かれます!」を伝えます。
1回2回の失敗は大丈夫です!
今から変えればいいんです。
音楽を嗜む素敵な人になってください!!
好かれるお客様とは
1.来場時間
ずばり!
開場時間ぴったり〜開演20分前です✨
早めに来て欲しいとよく言われますが、開場前に来られると列整理等の仕事が発生してしまいます。
開場前の忙しい時間は準備に専念させていただけると嬉しいです。
(自由席なら、席確保のために開場10〜60分前に行ってもいいと思います!)
そして、開演ギリギリに来る人が意外と多い!
受付で捌ききれなかったり、トイレが混んだりして開演時間が押してしまうなんてことも💦
たとえ指定席だったとしても、開演15分以上前に来て、お手洗いに行って、場内アナウンスで注意事項を聞いて、落ち着いて開演時間を迎えていただきたいです!
2.座り方
後から来るお客様へ配慮して座りましょう!
代表例としては、荷物で席を占領しないことですね。
もう一つ、これができない日本人が多い(--;)
横を詰めて座わりましょう!
1席開けて座ってませんか?
気持ちはすっごくわかるのですが、後から来るお客様が困ってしまいます....。
もし、子供を連れたお母さんがやっとの思いで会場入りしたときに、席が1つずつしか空いておらず子供と一緒に座れなかったら....帰っちゃいますよね。
もったいない。
早く来たからえらい!ではなくて、隣のお客様と一緒にコンサートを楽しんでいただければと思います(*^^*)
3.服装
会場はあなたにとって最適な気温とは限りません!
寒がりさんより暑がりさんが優先されます。
それは、暑さの対策はハンディーファンで音が鳴ってしまったり、汗拭きシートでゴミが発生してしまうからです。
寒さであれば、羽織るもの1枚、音もせずゴミも出ずに対応できます。
スタッフに伝えれば調節していただける場合もありますが、他のお客様や演奏者の都合もありますので確約は細かい調節は不可能です。
自分で体温調節できるように、1枚羽織るものがあると安心だと思います。
ちなみに、「コンサートはちゃんとした服装で!」と思っている方が多いですが、90%のコンサートはスーツなどの正装じゃなくて大丈夫です。
慣れてない方からしたら不安だと思いますが、多くのお客様は「清潔感のある私服」です。
使い古したクロックスは避けた方がいいですが、お出かけ用のサンダルは良いと思います◎
ミニスカートで来る・来ないの判断は、学校の校則と似たようなものなので、個人の判断にはなりますが、私はちゃんと足を閉じて座れるなら良いと思ってます。(特に学生さん!)
⬇︎参考までに。
4.ルール
コンサートには、ルールがあります。
よくある例をまとめてみました!
こちら、守れてますか?
客席内での飲食
飴を舐めるのもNGのコンサートホールは多いです。
また、水分補給もつい客席でしないよう、ロビーでするように心がけましょう!
携帯電話の電源を切る
マナーモードで良いって思ってませんか?
アラームはなります。
Siriは反応します。
なにより、着信するたびにバイブが振動しては集中できません。
せっかくコンサートに来たなら、電源を切って、目の前の時間に熱狂してください!!
他のお客様の迷惑になることをしない
100歩くらい譲って、寝てしまうのは仕方ないです。が、イビキはアウトです。
また、場の雰囲気に合わない私語も慎みましょう。(シリアスな曲想のなか後ろから話し声が聞こえたら台無しですよね!)
5.予備準備と完璧なシメ
好かれるお客様は、演奏者が投稿したコンサート情報に「いいね♡」や「リツイート✈︎」を押します。
そして忘れない完璧なシメ。
感想の投稿とタグ付けです。
こちらをしてくれると、感想を知れて嬉しい気持ちに加えて拡散力強化や演奏者のイメージアップになるので、嬉しいことてんこ盛りでかなり救われます。
6.プレゼント選び
「くれる・くれない」の話ではありません。
そして、プレゼントがありがたいことは大前提として話します。
花粉がつくような花束や、賞味期限の近い食品は避けて欲しい!!
花粉がドレスについたらどうする⁉︎
過去、美味しいからちょっとくらい賞味期限短くても...を数十人からいただいた時は、流石に食べきれなくて急遽実家に帰り、家族と食べました....。
1番大事に思っていること
完全に自論ですが。
コンサートにおけるお客様は、演奏者の仲間だと思っています。
そのコンサートを楽しみに過ごしてきた仲間
そのコンサートをこれから一緒に楽しむ仲間
演奏者が音を奏で、お客様が拍手で盛り上げ、どんどん熱狂していく。
この「仲間という認識」を覚えていて欲しいです。
「いや、1人で熱狂させろよ」って言われるかもしれませんが、リアルの体感欲しさにやってきたくせにマセたこと言ってたらもったいないですよ!
おわりに
人のストレスにならないって、かなり難しいですよね。
今回、たくさん書きましたが、全て完璧にやって欲しいとは1ミリたりとも思ってません。
私だったら無理です!
そこを補填するのが、演奏者とのコミュニケーション、信頼や親近感だったりします。
ここら辺に関しては人間関係の心理学かなと思いますが...
とりあえず、私相手だったら投稿に反応しておけば間違いないです笑
適度にコンサート時間を充実させてみてください〜
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バストロンボーン奏者
こさかみのり
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