連符が吹けない方に試して欲しいこと
私、連符の練習をするときに、
メトロノームのテンポを落として、ゆっくりから練習しているのに、全然吹けるようにならなかった経験があるんです。
吹けるテンポから、だんだんメモリを上げていくのですが、、煮詰まってくるんですよね。
その原因は何なのか。
連符はどう練習したらいいのか。
今回はこれらについて書いていこうと思います。
メトロノームのメモリ、
“だんだん上げていく”と落とし穴行き
それは、体が硬直する、無駄な力・力みが生じることです。
だんだんとテンポを上げることで頭の中が「速く演奏すること」でいっぱいになっていきますが、その中に「体の余計な力を抜く」という意識がある人は少ないです。
持っていたとしても、だんだんとテンポを上げて練習していくうちに意識が薄れ、気にしなくなる人が多くいます。
ただでさえ、テンポを少しずつ上げているプレッシャーから体がこわばりやすい状態で、意識しなかったら、、力んでしまいますよね。
力みは連符の大敵です。
力むことでスライディングの反応が遅くなり、ブレスが不自然になり、音がぶれやすくなり、、
色々な問題が起きて、連符を吹ける状態ではなくなります。
力まないように練習するには、どうしたらいいのか
意識すれば変わると思いますか?
意識するだけでも少しは変わると思いますし、人によってはそれだけで連符が吹けるようになると思います。
ですが、過去の私はそうではなかったんです。
力みを取って、必要な筋肉だけ使うということが、意識するだけではコントロールできませんでした。
意識して力みを取ろうとすると脱力しすぎたり、余計に力んだり、、なかなかに難しかったんです。
おすすめの練習方法
それは、ゆっくりから練習することに変わりありません!が、それにあることを足します。
たまに、速いテンポで演奏するんです。できなくても!!
この、たまに入れる無謀な挑戦、絶対に力むんですよ。速いから。吹けないから。
でも、一度速いテンポを体験すると、テンポが落ちた時にゆっくり感じられて、力みがなくなります。
テンポ100で吹くよりも、テンポ72で吹く方が余裕出ますよね。
そうやって、たまに「力む→ゆるむ」を体験することで、力んだ末に煮詰まってくることはなくなります。
何回か練習すれば、使うべき筋肉だけ使えるようになってくるので、定期的に、継続的にやることをお勧めします。(もちろん無理のない範囲で!)
言葉足らずな講師が多くてちょっと…
(決意表明も込めて、書きます!)
講師として、「ゆっくりから練習する」っとだけアドバイスする方がいますが、言葉足らずだと思っています。
特に中高生相手等、相手の経験や知識が少ない時は、より相手に丁寧に伝えていかなければいけないと思っています。
そうしないと、力みすぎて筋を痛めたなんてことが起きて、成長期の体に大きな負担を強いてしまったという結果が残ってしまうんです。
私の想いとして、まずは健康に、日常生活と並行して音楽活動を楽しめるようにレッスンをしたいと思っています。
生徒さんのことを第一に考える先生として認知していただけるように、これからもレッスンに、自己表現に頑張ります!!
バストロンボーン奏者
こさかみのり
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