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日本におけるフランクロイド・ライトの偉業

ライト作品群が世界遺産登録を受け、日本のライト作品「自由学園明日館」にて、登録されたライト作品の紹介講演の回顧

ライト作品は、建物に、幾何学性を多く取り入れ、アールデコ様式で、構造美好みの私にとって、ライト作品は、まさに、近代建築五原則の源流。

登録された8作品は、プレーリーハウス、ユーソニアンハウスなどの代表的な作風から、水平、垂直の美しさ、また、建築の構成材の窓、床、照明等に幾何学的要素が取り入れられ、カラーデザインは、YR系統(アースカラー)を中心にトーンオントーンで暖かみのある作品。

また、大好きな落水荘について、カウフマンと一緒に現地確認したライトが、川辺の石岩に座り、その音を楽しむ様を見て、そのまま建築にしようと屋内にその石岩を取り込む発想は、感性の違いを感じた。

日本では、宇都宮の大谷石を取り込み、旧帝国ホテル、また、明日館では、暖炉まわりにその取り組みが見られる。


講演の中で、日本のライト作品で、世界遺産に加わる可能性が高いものとして山邑邸があり、こちらも楽しみのひとつ。

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