【ナイトサマーミュージアム鑑賞】 和の光
目黒雅叙園の百段階段(東京都指定有形文化財、昭和10年)で開催されている、和のひかり(ニッポンのあかり 未来のあかり)に立ち寄り
99段の階段を登りながら、未来への願いが込められた幻想的なあかりをテーマに、優雅な天描画、欄間画に感銘しながら、盛夏の中のひとときを、清涼を感じ、時の流れがゆったりと進む日本らしい優しいアート空間に包まれる。
十畝の間 森のあかり
おりがみ
漁礁の間 かぐや姫の記憶
彩色木彫板で語る七夕
竹取物語 日本最古のSF
草丘の間 風のあかり
夜の竹林
日本五代風鈴(南部鉄風鈴、江戸風鈴、小田原風鈴、真鍮風鈴、火箸風鈴)の音色とのコラボ 風鈴の音、テルミンの音、アロマの香
静水の間 ガラスのあかり
琉球ガラス、江戸切子、上越クリスタル硝子、薩摩切子
星光の間 紙のあかり
和傘、灯籠、和紙
清方の間 木のあかり、土のあかり
ひょうたんランプ
頂上の間 金魚のひかり、未来のひかり
金魚ちょうちん(柳井)
ほとんど人もいなく、1時間、ゆっくりと空間を楽しめた。とくに、風鈴の音を聞くと、心穏やかになる。
やはり、日本らしい、紙、土、ガラス、竹を活かした日本アートはしっくりくるが、キャプションに目を向けると、少子高齢化の波で、その貴重な文化が継承されなく、絶滅してしまう問題を抱えている。
さて、百段階段なのに、なぜ99段なのか?
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