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日本の幸福度ランキングの異様を解決する

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ウェルビーイング

なぜ日本人は137の国が参加する世界幸福度ランキングで毎年低い評価に留まるのでしょう。世界幸福度報告における幸福度とは、各国・地域の人々が「どれだけ自分の人生に満足しているかの程度」を表すものです。幸福度1位のフィンランドは、2018年から6年連続での幸福度ランキング世界1位。また、幸福度2位のデンマークも、2019年から5年連続で幸福度世界2位となっています。


GDW(国内総充実)

GDWとはGross Domestic Well-beingの略で、日本語では「国内総充実」と言われており、国の発展と国民のウェルビーイング(幸福度)を測る新たな指標として注目されています。GDWは経済的な側面だけでなく、精神的・身体的健康、社会的なつながり、教育、環境など幅広い要素を考慮します。そのため、持続可能な社会の発展や実感できる豊かさを目指す時代において、国内外から重要視され始めています。

日本では、2021年2月4日に行われた第204回国会予算委員会で、自民党政調会長の下村博文氏が「国民のウェルビーイングを測る指標として、従来のGDPに変わりGDWを新たな物差しとして検討したらどうか」とGDWを提唱しました。

GDP(国内総生産)との違い

GDPはGross Domestic Productの略で、「国内総生産」を意味します。一定期間内(通常1年間)に各国内で算出されたモノやサービスの生産や販売により得た利益の総額によって、国の経済活動の状態を判断することを目的としています。

一般的には、GDPの高さによって国の繁栄度合いが図られますが、「経済的な成長だけでは国民の幸福度は測れないのではないか」という見方が広がってきています。例えば、GDPが高くても、国民の生活満足度が低く幸福を実感できていない状況では、国民の幸福度が向上することは期待できないません。そのため、GDPという経済指標だけで国の豊かさを示すには、限界があると言われているのです。

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