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人生はエンドレスにワンダフル
2021年7月30日 04:51
「十牛図」2枚目の絵は、「見跡(けんせき)」です。牧人が探し回り、牛の足跡を発見しました。ようやく手がかりつかんだ状態が描かれています。牛の足跡とは、追いかける手がかりです。本当の自分に出会うにはどうしたらいいのでしょう。本来、人には仏心が備わっています。しかし育て方の間違いや育った環境の影響で、歪んだ認知、歪んだ価値観を身にまとってしまいます。これを本当の自分に戻す作業が仏道
2021年7月29日 14:01
「十牛図」は十枚の絵で構成されています。最初の絵は「尋牛(じんぎゅう)」といい、いなくなった牛を探しに出るところからはじまります。ある日、飼っている一頭の牛が牛小屋から逃げ出したことに気づいた牧人は、ただ一人で、野を歩き、川を渡り、山を越えて、その牛を探し求めています。結論をいうと彼は無知ゆえに、牛がいなくなった理由がわかりません。いまでは人が宇宙に行く時代になりました。 だからとい
2021年8月3日 23:59
無我は皆苦、無常と並んで仏教の根本教理で、以下の四つに要約されます。 諸行無常(しよぎようむじょう)・・・・・・すべてはうつり変わるもの 一切皆苦(いっさいかいく)・・・・人生は思い通りにならない 諸法無我(しょほうむが)・・・・すべては繋がりの中で変化している 涅槃寂静(ねはんじゃくじよう)・・・死んだ後の世界。静かで何もない。これら教理の基本を一般に四法印あるいは三法印と呼んでい
2021年8月2日 22:32
廓庵禅師の開発された「十牛図(じゅうぎゅうず)」は、禅の教えで、悟りに至るまでを10段階のプロセスで表現したものです。以下の10の項目から成り立っています。尋牛(じんぎゅう)見跡(けんせき)見牛(けんぎゅう)得牛(とくぎゅう)牧牛(ぼくぎゅう)騎牛帰家(きぎゅうきか)忘牛存人(ぼうぎゅうぞんにん)人牛倶忘(じんぎゅうぐぼう)返本還源(へんぽんげんげん)入鄽