2024/6/2 J3 ツエーゲン金沢 第15節 ヴァンラーレ八戸戦(アウェイ)
前節から2週間あけたツエーゲン金沢は今節、ヴァンラーレ八戸とのアウェイゲームです。
フォーメーション
ツエーゲン金沢
3-4-2-1
GK上田。DFは左から井上、畑尾、山本。MFはボランチが大山、西谷、ウイングバックが左が石原、右が小島、シャドーが大谷、梶浦。FWがマリソン。
ヴァンラーレ八戸
3-1-4-2
GK大西。DFは左から前澤、蓑田、柳下。MFはアンカーが柴田、ウイングバックが左が稲積、右が音泉、シャドーが永田、山内。FWが佐藤、オリオラ・サンデー。
概要
前半24分に金沢がアクシデント、大谷が負傷し塚元と交代。そのすぐ後にセットプレーから畑尾の浮き玉にマリソンが抜け出しゴール。前半37分にセットプレーのこぼれ球を畑尾が押し込みゴール。ですがシュートの際に足を痛めたようで畑尾も途中交代し、前半は2-0で終えます。
後半、八戸が押し込み始め、62分山本がペナルティエリアでハンドを取られPK。妹尾にきっちり決められ失点。その後も八戸が押し込む展開が増えアディショナルタイムにロングボールから佐々木に決められ追いつかれ試合終了。2-2となり、金沢は10戦無敗となりました。
考察
両ボランチのプレス
前半、前プレが効果的で中央に誘導できていました。縦パスを入れられた所をボランチの西谷・大山が回収するという展開が多く見られましたね。八戸はフォーメーション的に中央に人数が多いのでパスコースを読めていたように思います。
ただ後半になってから八戸は中盤を飛ばすロングボールの配球が顕著になってきたので、回収できるシーンが少なくなりました。
また、金沢もただクリアしたりロングボールを蹴ったりする流れが増えました。正直、この展開に付き合ってはダメですね。もう少しボールを落ち着けて欲しかったです。
可変4バックとバランス
前節に続いて右CBが外に張る可変4バックをおこなっていました。特に右CBに入った山本はいつもの庄司よりも頻繁に前線に顔を出していましたので、梶浦・小島と連携していい攻撃に繋がっていました。
この時上手くバランスを取るのがCBの畑尾とボランチの大山でした。なので畑尾の負傷交代は痛手。実際、後半70分以降はかなりバランスが崩れていました。これが追い付かれた遠因となっていますね。畑尾、軽傷だと良いのですが。
サブメンバーの入り
前半で負傷で交代を2回使い、残りの交代枠の使い所は難しかったと思います。後半の73分に一気に3人交代しました。
ただ、入りがあまり上手く行ってなかったように見えました。杉浦と土信田のパスが合ってないのでロスト。もう少し土信田がサイドに流れたりする展開があっても良かったですね。
あとは毛利を左にして石原のサポートをするとか、実質3ボランチ気味にしても良かったかもしれません。たらればですけど。
MVP
畑尾です。
1ゴール1アシスト、お見事です。後半、畑尾がいなくなってから同点にされた事で逆説的に畑尾の存在感が証明されてしまいましたね。
大宮戦には帰ってきて欲しい。もちろん、同じく負傷交代した大谷もです。
その他
審判の質と勝敗の如何
あまりファールを取らない審判でした。これ自体はあまり悪いとは思ってません。まあ強く来る八戸には相性が良かったかもですが。
どちらかと言うとジャッジミスが2つほどあったように見えました。それは不運だったなと。
得点は決めれるうちに決めないと、とつくづく思いますね。
ピッチコンディション
芝が悪かったですね。ボールが転がらない。これもちょっとだけ不利につながったかも。これもまあアウェイの洗礼みたいなもんですね。
それにしても八戸の選手は怪我しないんですかね。
次節
次の試合は6/9にホームで大宮アルディージャとの試合です。金沢にとっては大一番、圧倒的首位のチームを叩いて無敗を続けて欲しいですね。