2024/5/3 J3 ツエーゲン金沢 第12節 いわてグルージャ盛岡戦(アウェイ)
前節、ホームでスコアレスドローのツエーゲン金沢、ゴールデンウィーク中日の今節はいわてグルージャ盛岡とのアウェイゲームです。盛岡は大量失点後の次の試合なのでやり方を変えたりしてくるはずで、金沢としては難しい試合です。
フォーメーション
ツエーゲン金沢
3-4-2-1
GK上田。DFは左から山本、畑尾、庄司。MFはボランチが大山、西谷、ウイングバックが左が石原、右が小島、シャドーが嶋田、梶浦。FWが杉浦。
いわてグルージャ盛岡
3-4-2-1
GK大久保。DFは左から佐古、深津、深川。MFはボランチが安達、新里、ウイングバックが左が桐、右が小暮、シャドーが加々美、松原。FWがオタボーケネス。
概要
前半は盛岡のペース。金沢は何度かピンチになりますが、ディフェンダー陣とGKが何とか食い止めます。前半、石原が抜け出しグラウンダーのクロスに嶋田が合わせゴールネットを揺らしましたが、石原のファールでゴール取り消し。このまま0-0で前半終了。
後半は金沢ペース。68分にセットプレーのこぼれ球を石原がクロス、土信田が合わせて先制します。70分、前線のプレスから大山がパスカット、中央にパスを出して受けた梶浦が流し込んで追加点。このまま金沢は最後まで守り切って2-0で勝利し、7戦無敗となりました。
考察
ビルドアップ
この日の金沢の3CBはいつもよりも幅が狭く、特に左サイドの広がりが足りていませんでした。少し窮屈そうにパス出しをしていた印象で、パスカットからのカウンターを食らう場面も見られました。
ただ、途中から大山、西谷がおりてボールを受けるプレーが増えて、チャンスが増えてきました。特に大山は左右の配球に非常に貢献してました。まさに獅子奮迅の働き。石原のアシスト未遂も大山のロングボールからでした。
CBからの組み立てが難しい時も2ボランチがサポートできるのは頼もしいですが、なるべくCB幅は広く取る(好ましいのはペナルティエリア幅くらい)方が選択肢も増えて良いと思います。
プレス
後半から少しずつプレスがハマるようになりました。2点目は前線でパスカットされた後に西谷、櫻井のカウンタープレスから大山がカットしショートカウンターという流れでした。
この場面に限らず、西谷の早いネガティヴトランジッションが金沢の武器の1つになってます。西谷の位置でボール奪取できるかどうかが今のツエーゲンのコンディションのパラメーターになっているように思います。
左サイド
この試合の左インサイドハーフは嶋田が入りました。左サイドで組む嶋田と石原、どちらも中で受けるプレーをするタイプですが、バランスを取りどちらかが外に張ってロングボールを受けてました。時に嶋田が外に張ったり、石原が張ったり。普段スタメンで出ている大谷は常に外張りしますが、嶋田は受けに降りてくる事が多いのでそのスペースを石原が使ったりしてましたね。
ただ個人的には嶋田はゴールに近い位置で使った方が生きる気はするんですけどね。
それにしてもゴール未遂のプレー、石原が右サイドにいましたよね。左WBの選手がなぜ?
MVP
大山です。
前述のようにビルドアップ時にCBまで降りて長短のパスで配球し、パスカットからアシストも記録してました。
セットプレーでも常に良いボールを蹴るので今季のセットプレーからの得点の増加は大山のおかげですね。
その他
ゴール未遂
前述にもあるように前半にゴール未遂のプレーがありました。映像を見る限りファールでしたので取り消しは仕方ないですけど、一度主審がはっきりゴールを宣言してしまってるので結果が覆るとサポーターとしてはモヤモヤしますね。宣言前に一回止めて確認してほしい所です。とはいえ審判の質を考えるとより高いカテゴリーにいかないと誤審は減らないですから、現状を受け入れるしかないですね。つらい。
塚元の復帰
この日、怪我から復帰した塚元が途中出場しました。前回金沢に所属していた2022年は怪我で出場がなかったので待ちに待った復帰。ピッチで走る姿に興奮したサポーターも多いのではないでしょうか。
この日、ドリブルで相手をかわすプレーは今後が期待できますね。楽しみです。
次節
ツエーゲン金沢の次節は5/6にガイナーレ鳥取をホームに迎えての試合です。3連戦の最後はしっかり締めたいですね。
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