2024/6/9 J3 ツエーゲン金沢 第16節 大宮アルディージャ戦(ホーム)

前節の悔しい引き分けから1週間、ツエーゲン金沢の今節は首位の大宮アルディージャをホームに迎えた大一番です。

フォーメーション

ツエーゲン金沢

3-4-2-1
GK上田。DFは左から井上、山本、庄司。MFはボランチが大山、西谷、ウイングバックが左が石原、右が小島、シャドーが加藤、梶浦。FWがマリソン。

大宮アルディージャ

3-1-4-2
GK笠原。DFは左から浦上、濱田、村上。MFはアンカーが小島、ウイングバックが左が泉、右が下口、シャドーが石川、アルトゥール・シルバ。FWが杉本、藤井。

概要

前半早々、8分に大宮のクロスがディフレクションしアルトゥール・シルバに押し込まれ失点します。

その後は金沢がボールを持つ展開、サイドからのクロスやセットプレーでゴールを狙いますが、大宮のブロックに跳ね返されます。

後半も金沢がボールを持ちますが最後までゴールを割る事なく試合終了。0-1で敗戦となりました。

考察

大宮の強さ

この試合の大宮は前からプレスをかけながらボールを奪取するとロングボール主体で攻撃してきました。また得点後はしっかりブロックをしき、金沢にボールを持たせるようにしてました。

シンプルな戦い方ですが選手のクオリティが高く、選手自身も守備をサボらなかったのでかなり強かったですね。確実に勝ちにきている感じがしました。

左で作り右へ

ここ数試合は右サイドでボールを回し、そこから逆サイドに張っている大谷につける展開が多く見られました。ですが、この試合は逆、左サイドで作り右の小島を活かす展開が多かったですね。大谷の代わりにスタメンになった加藤が中に入る事が多いのも関係している気がします。

ただ、小島は大谷のような速さでは突破できませんので、誰かがスペースに入ってきて欲しかったですね。梶浦や西谷、時には庄司が来てくれるともっとチャンスが作れたと思います。

サブの使い方

75分に大山に代えて嶋田が入り、嶋田はそのままボランチのポジションにつきました。個人的にはこの交代に光明を感じました。

というのも今まで大山のようにパスを展開できる選手がいなかった。西谷も梶浦も展開力は大山には及びません。かといって大山はスタミナの問題か、最後まで出た事はない。

そんな中、途中から入った嶋田はその大山の役割を上手く果たしていたように思います。また嶋田ならシャドーが本職なので、攻撃にアクセントを加えたい時には今まで通りシャドーで起用も良いでしょう。今後活躍が期待できる交代だったと思います。

MVP

大山です。
相手がブロックをしいた流れで上手く中受けし左右にロングボールを展開していました。またセットプレーの精度も高い。いるのといないので攻撃の形が大きく変わる選手ですね。

願わくば90分フル出場できないものかしらと。

その他

試合再開の流れ

前半途中で西谷と大宮の石川が頭をぶつけ合い2人とも倒れ込むシーンがありました。これにより試合が一時中断しましたね。

その後、何故か負傷した位置ではない場所から試合再開し、スタジアムは騒然としていました。

ツイッターなどでは、西谷と石川の所ではファールはなく、小島がボール保持していた時に試合を止めたので、そこからドロップボールで再開したのでは。という説明を見かけました。

確かにこれなら納得できるのですが、何でしょう、これをスタジアムですぐに聞けないものなんですかね。相撲や野球は判定の理由を審判が直接説明するシーンが見られます。サッカーは審判の裁量が大きいので、同じように審判が説明してくれても良いのではと思います。

8,000人超えの大声援

この日は来場者8,265人でした。ゴール裏の声援は圧巻でした。選手の後押しになってたのではないでしょうか。

負けはしたものの試合内容は良かったので、この日に来てくれた観客がリピーターになってくれると良いなと思いましたね。

営業の方、がんばってください!

次節

次は6/16にカマタマーレ讃岐とのアウェイゲームです。連敗は許されませんね、頑張りましょう。

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