2024/8/17 J3 ツエーゲン金沢 第24節 大宮アルディージャ戦(アウェイ)

前節アウェイで勝利したツエーゲン金沢の中断明け最初の試合は、大宮アルディージャとのアウェイ戦です。

フォーメーション

ツエーゲン金沢

3-4-2-1
GK上田。DFは左から平、畑尾、井上。MFはボランチが大山、西谷優、ウイングバックが左が石原、右が小島、シャドーが西谷和、梶浦。FWが土信田。

大宮アルディージャ

3-4-2-1
GK笠原。DFは左から浦上、市原、村上。MFはボランチが小島、和田、ウイングバックが左が泉、右が下口、シャドーが杉本、石川。FWがオリオラ・サンデー。

概要

前半早々、大宮がリスタートからGK笠原のロングキックを石川、オリオラと繋げられ金沢は先制されます。

その後は金沢はボールを持たされる展開で攻めきれずに1-0で前半を終えます。

後半半ばに金沢が選手交代をした直後、大宮の左サイドからのシュートを金沢GK上田が弾き、こぼれ球をまたもオリオラに決められます。

金沢はその後猛攻を見せるもののゴールラインを割れず、試合は2-0で金沢の敗戦となりました。

考察

大宮の5-4-1ブロック

この試合、大宮の5-4-1ブロックに金沢は最後までゴールを割る事ができませんでした。

ライン間に選手が入っても中々パスコースがなく、パスをカットすると途端に波のようなカウンターに襲われました。

この辺りは金沢もかなり警戒していたと思います。直近でスタメンだった庄司がベンチにもいないのは、庄司が縦パスを比較的よく使うからだと思います。庄司の縦パスはチャンスも作りますが、カットされる事も多いんですよね。カットからのカウンターを防ぐ意味もあったのかもしれません。

ただ、それでも大宮の方が何枚も上手で、カウンターに繋げる策をいくつも用意してました。不用意な縦パス、ロングボール、更にはセットプレーは簡単に跳ね返されてカウンターに繋がってしまいました。1失点目はこちらのセットプレーから大宮GKのロングボールによるカウンターでした。

金沢以上に準備をしてきた大宮の勝利は必然だったかもしれません。

可変4バック

そんななか、庄司の代わりに右CBに入った井上が躍動してました。右サイド、プレスをかわしたりオーバーラップしてました。

この日は攻撃時4-2-3-1で通常右シャドーの梶浦が中央でフリーマン気味に動き、右ウイングバックの小島も中に寄ってました。そのおかげで井上の前にスペースができ、攻撃のアクセントになってました。

また、右から攻撃が作れる事で逆サイドの西谷和も良い形でボールが持てるので、面白いと思うんですよね。これは続けて欲しい所です。

ドリブル

金沢が可変する目的は相手のブロックをズラすためだと思います。ただ、綺麗に整理された大宮の5-4-1ラインはなかなか崩れませんでした。これを崩すにはドリブルによる持ち上がりが必要だったのではないでしょうか。

元々今季の金沢はドリブルが少ないのですが、チャンスの場面を見ると持ち上がりやドリブル突破が見られます。なので、パスで崩す事に拘らず適度にドリブルを交えるのがいいかもしれませんね。

例えば畑尾や両ボランチあたりがドリブルでプレスを引きつけるともう少し縦パスのコースもできるはずです。中央突破からのゴールをもっと見たいですね。

MVP

今日は井上です。

今季(多分)初の右CBでの出場でしたが、可変時のサイドバック的な働きはかなり機能していました。

個人的にはプレスに来ていた大宮の杉本をドリブルでかわしたシーンに痺れました。井上は時々このプレーを出すのですが、相手が元日本代表でも臆する事なくできたのは高評価でした。

その他

最高気温38℃

現地NACK5で観戦したのですが、日中の最高気温が38℃、夜も殆ど気温が下がらない環境で、ジッとしていても汗だくでした。(決してビールのせいではない)

こんな中でもサッカーをする選手は本当にすごいと思うと同時に、流石に8月いっぱいは休ませて欲しいなとつくづく感じました。

2026年からの秋春制、不安しかないぜ……そもそも8月は秋なのか……?

次節

次の試合は8/24に久しぶりのホームゲーム、FC琉球との対戦です。謎のサ活イベントも開催、皆さんも真夏の夜のサウナスタジアムに是非とも行きましょう!

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