【原典に当たろうシリーズ】週刊公共政策ニュース

㈱政策渉外ドゥタンク・クロスボーダーの小木曽です。

先週の公共政策ニュースです。先週のトピックは以下の通り。

1.官房長官が、累積損失が955億円となったJOINを始め、累積損失を発生している8ファンドの監督強化を指示。
2.総理が、各省庁への事務次官への訓示の中で、以下を発言
①あらためて日本のこれからの国家像が楽しい日本であるという趣旨
②地方創生2.0は、令和の日本列島改造であること
③付加価値創出の提案をしてほしいこと
3.総理は、「日本創生に向けた人口戦略フォーラムinみやぎ」でのビデオメッセージで、地方創生の方向性について以下を発言。
①若い人、女性に選ばれる地方を目指す、「魅力ある働き方・職場づくり」をスタートとして、地域社会を変えていく。
②賃金格差の是正(「短時間正社員」の活用、自治体での「会計年度任用職員」の処遇改善等)
③いわゆる「L字カーブ」の解消、「えるぼし」認定の地方への更なる普及
④育児休業取得拡大のために、「同僚手当」の支給をもっと支援する
⑤「アンコンシャス・バイアス」の解消。「アンコンシャス・バイアス」の解消など働き方や職場をめぐるいろんな課題の解決に向けた取組をする際の地方支援チームを政府に設置した。
⑥地域を強くしていくということは、新しい経済の仕組みを作ること。付加価値をあちらこちらにもっと増やしていくことをデジタルあるいは新しい技術を活用することによって、もっともっと便利よく、もっともっと世界中に広める。
⑦新しい地方創生交付金は、令和6年度の補正予算、令和7年度当初予算案が実現すると3倍の金額になる。これをどう使うかは、皆様方のお話し合いの結果。
4.経済財政諮問会議において、以下の議論。
①『中長期試算』の結果:2025年度のプライマリーバランスは黒字化しない見込み。プライマリーバランス目標を掲げた2001年度以降で最も赤字幅を縮小させることができる見通し。2026年度にプライマリーバランスが黒字化する。
②総理より、「骨太方針2024で示された『経済・財政新生計画』の枠組みの下、今年の骨太方針において、早期のプライマリーバランス黒字化実現を含め、今後の財政健全化に向けた取組を示すべく、諮問会議におきましても検討を進める」より指示。
5.令和8年を目標として「昭和100年」関連施策を推進することとし、「基本的な考え方」及び 「施策の方向性」を決定。
6.科学技術・イノベーション基本計画の次期の検討開始
7.総務省における「デジタル空間における情報流通の諸課題への対処」については、夏頃方向性の整理を目指す方向性が示された。
8.特許庁において、DX時代にふさわしい産業財産権手続に関する制度的措置、AI技術の発達を踏まえた特許制度上の適切な対応等の議論開始

以上

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