自分の能力を過小評価する癖に効く、毎朝のルーティーン
3月最終日になりました。毎月、滑り込むようにラスト1本をかきあげたいと思い、パソコンの前に向かっております #日経COMEMO KOLのミノです。
女性の活躍についてのCOMEMO記事を読み大きなテーマが扱われているが、もう少し小さなアクションを。ひとりの事例として書きたいなと思い、PCの前に座りました。
今回は、『私が実践している自信を付ける習慣』についてです。
出産後、育休復帰をする自身が低下
わたし自身、子供を生んで気づいたことだが「子育て」における初動では女性が担う役割が多い。毎日の授乳や寝かしつけのお世話など。
私には素晴らしいパートナーがいる。しかし、そんな旦那さんをもっても毎日の「子育てタスク」は終わりがない。
そして、そのタスクに追われ、育休中に自分の声を聞く時間がなくなっていく。子育てはとても尊い時間だ。しかし、その幸福感とは反比例するようにうまく言葉では説明できないが、これまでいたビジネスフィールドでの自分自身に自信がなくなっていっている事に気がついた。
そして産後5ヶ月ぐらいから、「また仕事ができるのかなぁ・・・」と不安に思う日がとても多くなった。
日本人女性は、世界で最も優秀で、自己肯定感が低い
そして、悲しいことに自分も経験した自己肯定感(自信)の低下は、女性の社会進出の少なさや、給与の少なさに結びついていると考える。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO64106830R20C20A9MM8000/
そして私はその考えに確信をもつ体験もしている。
私はタレントプラットフォームの提供会社ランサーズ在籍時代に、5年間在籍し、その中でITで仕事をできる環境を広げようと、全国各地で働き方の講座を展開していた。
数年間で、合計6000人の受講生に、インターネットがあれば自分の好きな場所で、好きな時間に働けることを伝えてきた。受講生のほとんどは地方で暮らす子育て世代の30-40代の女性。彼女たちに、スキルアップ講座を提供しているはずなのに、受講生自身が『スキルを身につけられる自信がない』という。
講座中も『自分には強みがない』『子供を預けて働くほど、スキルがない』『家族を説得する自信がない』など、ずっと自身がない状態の受講生と向き合う時間が必要だった。
自治体はスキルアップ講座の開催を広報したが、私はその前に、地方の女性に求められるのは『自己肯定感UP講座』だと思っていた。
自分の脳力を過小評価する女性たち
なぜこれほどまでに、地方の女性たちは自信がないのかと私はいろいろな文献をリサーチしたことがあった。
すると海外だと多くの女性にみられる「自信ない症候群」は海外ではインポスター症候群として知られているといいます。人材開発に詳しい立教大学の中原淳教授は「自分の能力を過小評価する傾向」と説明し、自己肯定感の低さは女性に多いという発信をしている。
エマ・ワトソンさんやFacebook COOのシェリル・サンドバーグさんさえ、経験しているインポスター症候群。
私は北は北海道の天塩町から南は、長崎県西海市まで飛び回りながら『地方の女性に自信を持って働いてもらうのは、世界で最も難しいミッションなのかもしれない』と。思いながら、新しい働き方講座という名目の『自己肯定感UP講座』を全力投球でやらせてもらっていた。
自分自身の価値を認める小さな習慣
では、女性が陥りやすい「自分の能力を過小評価する傾向」をどのように克服したらいいのか?
わたし自身も自信が湯水のように湧き出てくるタイプではないので、そんな状況を、どうすればいいかをずっと考えてきた。
いろいろとやってみた結果、私は毎朝3つ、先日の自分の良いところを言葉や文字に出して褒めることが一番効果があったと考えている。
小さなことでもいいから、とにかく書き出す。
1. 布団を干すことができた
2. 朝に白湯を飲んでスッキリできた
3. 家族と正直に話すことができた
など。
所要時間は、毎朝5分ほど。わずかな時間だけれども、自分で自分の能力や行動を評価する習慣が身についたころで、ようやく「また、職場で頑張りたい!」とエネルギーが湧く感覚を取り戻すことができた。
自信のなさは、女性の活躍だけでなく、社会的地位や給与など様々な分野へ影響していく。性別における自己肯定感のギャップは、米国で「コンフィデンスギャップ」とも呼ばれ、女性が活躍していくうえで最も根源的な支障になっていると認知されている。
変わらないことを嘆き続けてもしょうがないので、まず、自分ができるところから。
自分の自己肯定感を上げていく、挑戦意欲をアップしていく。もし、自分も『自分に自信がないな』『周りと比較して、自分なんか・・と思ってしまうな』そんなふうに思う方がいれば、ぜひ、自分を褒める習慣をやってみるのはどうでしょうか。
毎朝のルーティーンが、私の意識を変えてくれたように、このnoteを読んでくれている方の意識や行動、そして運命も変えてくれてることを願って。
#COMEMO #日経COMEMO #女性に活躍してほしい理由
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