1月18日サブゼミCA【男性専用車両についての是非】
記事
11月19日の国際男性デーを前に、NPO法人「日本弱者男性センター」は18日、東京さくらトラム(都電荒川線)を借り切って、「男性専用車両」を運行させた。男性も性被害や痴漢の冤罪(えんざい)被害などの不安や恐怖を抱えていることを訴えることが目的のイベントで、参加者からは「少なくとも男性の痴漢冤罪の心配はなくなる」と男性専用車両の常設を求める声があがった。男性専用車両にはイベントに参加した12人のほか、スタッフや報道陣ら計25人が乗車。三ノ輪橋駅(荒川区)から早稲田駅(新宿区)までの約50分間、男性専用車両の必要性や男女平等について話し合うなどした。このイベントを見て男性専用車両の必要性を感じた。なので今回の議論は男性(女性)専用車両の必要性についての是非を問いたいと思う。
私は今回男性専用車両について賛成の立場をとるので皆さんは反対の立場で立論をお願いします。
【前提質問】
男性専用車両に限定するか→男性専用車両のみ。時間が余れば女性専用車両についても話したい。
乗車対象は「電車」のみに限定するか→電車のみ。
意見・論点
1.痴漢の減少
令和4年の電車での痴漢が2,233件だが、男性専用車両を作ることである程度減らすことは可能であると思う
男性に対する痴漢の割合は?
→データとしてはわからない。男性が痴漢されたとしても声が挙げられないのではないか。(女子高校生に間違えられえて痴漢された経験があるが、声も出せなかった)
痴漢したい女性・男性が共用車両に乗れば、防止はできないのではないか?
→専用車両を作ることで多少はそこに人が流れるため、痴漢の冤罪の減少には繋がるのではないか。(故意による痴漢はあって仕方がない)
2.痴漢の冤罪
痴漢の冤罪も起こる心配を減らすことができる
男性専用車両をつくるよりも、冤罪を防ぐための警察等による外部からの施策のが効果的ではないか?
→専用車両の方が導入コストがかからない
3.女性専用車両はある
2000年より始動している、20年以上経っても男性専用車両がないのは男女差別にあたるのではないか
御堂筋での痴漢事件がきっかけで、「女性を守るために」女性専用車両が導入された。守るための施策になるため、差別とは異なるのではないか。また、通勤・通学による混雑時には(主観にはなるが)共用車両は男性率が高く(7割ほど)、わざわざ男性専用を作る必要はないのではないか。
→導入から20年を経て社会も変化が起きているため、「守る・守られる」<「権利の平等」を目的に置くべきではないか。また、混雑時以外にも痴漢が起こりえるため、時間限定制にするなりして導入すればいい。
女性を守ることが目的であり、これは男女差別にはならないのではないか。例えば、優先シートなども存在するが、これも社会的弱者に対する保護であり他との差別には当たらない。
→男女差別ということばはふさわしくなかった。女性専用があるなら男性専用があればいいのではという権利の平等に対する疑問。
専用車両によって乗客のキャパが減るため、鉄道会社側からすると利用人数の減少によって収益の低下などの影響が生じるのではないか?
予想される反論・再反論
1.痴漢の防止であれば監視カメラをつける
→車両ごとに監視カメラを置くことはコスト的に無理がある
→コストはかかるが、「冤罪を防ぐ」ということに対しては最も効果的。痴漢の冤罪以外にも利用できる場面があるため、そうしたメリットを考えると決して高いものではないのか。
2.共有車両に乗れなくなるのではないか
→そう思う人は男性(女性)専用車両に乗るようにすればいい
参考文献・URL
先生からのコメント
基本的に、女性の生物学的権利はないがしろにされやすい。
その中で、女性専用車両が導入されたことのメリットは大いにあるが、それに対する批判も生まれてきた。
男性専用車両がないのは不公平だと主張する人はやや女性蔑視の傾向あるのではないか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?