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kobunsha_shinsho
サクラサケ
今日は受験だ。
桜が咲きますように。
全力で挑むんだよ。
塾講師として約半年、彼の英語のサポートをしてきた。
7月前半頃、室長に連れられ私の席にやってきた彼は静かだった。"お喋りで、いいやつ"とだけ室長から聞いていたけど、本当に素直でいい子だったし、そのうちよく喋るようになってくれて安心した。正直、弟のようで愛着が湧く(笑)。(私の弟は中学2年生)
が、そこは抑えて、先生と生徒の距離はしっかり保っている。
受験までやく1ヶ月を切った頃、
「落ちたらどうしよう」とか
「推薦で落ちる人っているんすか？」とか、
かなり不安の声を漏らしていた。
その度に「大丈夫だよ〜」「変な事しなければ受かるよ笑」と明るく声を掛けていたけれど、とても無責任だったと思う。
受かるかなんて誰にも分からなくて、その不確かさに彼は怯えているのに。
でも分からない事があれば教えて、サポートして、応援する。
これが私にできる最大限のことだ。
君次第なんだよ。
何となくで解かないで。時間をたっぷり使って、私が伝えたポイントを思い出して長文を読んでね。
今までやってきたんだから大丈夫。
応援しているよ。