心を何に例えよう 花のようなこの心
石壓筍斜出、岸懸華倒生
いしおしてしゅんななめにいで
きしかかりてはなさかしまにしょうず
石に抑えつけられたたけのこは
斜めになってでも伸びる
断崖絶壁の花はさかしまに咲いている
困難に耐えてでも生き続けようとするたけのこや可憐な花に
自然の生命力を見る
いにしえの聖人たちも
このような苦難の末に
ようやく徳の花を咲かせたのだ
当たり前の何気ない日常を
毎日当たり前に送るという事
これは、案外大変な事なのかもしれない
事件やイベントというのは、そうそう起こる事ではない
いわゆる、非日常というやつだ
人は当たり前で退屈な日常よりも
特別な何かがある非日常を好む
そうして、当たり前の日常を疎かにしがちである
人間関係も同じで
毎日顔を合わせる人よりも
たまに会う人、特別な人を優先してしまう
仕事も、ルーティンよりも
大きなプロジェクトを優先させようとする
しかしこれでは本末転倒なのである
物事は常に、当たり前の中に本質がある
徹底的に当たり前、基礎をやり続けることでしか
真実は見えてこない
特別なイベントや、非日常は
それらの上に成り立つのだ
当たり前、基礎力の高さに応じて
イベントの意味も変わってくる
当たり前、基本を疎かにしている場合
イベント、非日常は大した成果を残さない
徹底的に基本をやる
当たり前を大切にすることで
人の際の王は発揮される
途中でやめるようでは
才能は一生出てこない
ミスをして、失敗して、ぶつかって
それを続けるうちに、才能も出てくるものだ
夫婦、家族、日常、ルーティン
それら、当たり前を大切にしてこそ
人生は特別なものになっていく