モデファシ講座第1期を受講しました!
8月に THE MODERATORS & FACILITATORS の第1期に参加し、9月に卒業イベントを実施しました。とても良い経験になったので、振り返りをしようとおもいます。
モデレーター&ファシリテーター講座とは
河原あず先生による、モデレーションとファシリテーションの技術を学ぶ講座です。
なぜモデレーター&ファシリテーター講座を受講したのか
色々なイベントに参加していると、パネルディスカッションで「面白い!」というときと「これ、個別の講演で良かったのでは?」みたいなときを体験します。その差は何だろう?ということに、以前から興味がありました。
そして、自分が運営メンバをやってるコミュニティchillSAPのイベントを開催するときに、モデレーション&ファシリテーションのスキルを発揮できたら、参加者の方により楽しんでもらえるのかも、と考えました。普段の仕事のミーティングでも「場づくり」のスキルは役に立つよね、と思い、わりと一瞬で参加を決めました。(第1期の募集は24時間以内に満席になったそうなので、おそらく即断力のあるメンバが集結してました。)
河原あずさんからは、以前EQPIというパーソナリティ分析のコーチングを受けたこともあったので、すでに信頼感があったことも即決できた理由です。
第1回 マインドセット編
最初は自己紹介。参加者に自己紹介をお願いするときは「1分で」と時間を区切り、話すためのフォーマット(例:今日ここに来た目的は○○です)を用意すると、答えるためのハードルが下がる、という説明で、さっそく、なるほど~!となりました。
このように、普段のイベントで自分が参加者として気持ちよく過ごせるときと、そうでないときの差について、あずさんによってどんどん言語化されていくので、ものすごく勉強になりました。
・ゆるさは安定感あってこそ。ただのゆるふわではなくベースがあることで居心地良くなれる。
・場づくりには「お客さんの目線」と「その人がやる理由」が必要。源泉はなにか?問いかけを自分にし続ける。
・目的がはっきりしていることで、手段を決めていくことができる
・お客さん自身がこのイベントに関与しているんだと思わせる工夫。自分がないがしろにされていない感覚をいかに持たせるか
・チャットを盛り上げる工夫
・「場所」を共有しないオンラインステージならではの設計のコツ色々
毎回3時間の長丁場なのですが、あずさんのオンラインイベントTipsでもある「必ず1時間ごとに1回の休憩を挟む」(たとえ押していても)のおかげで快適に過ごせました。
第2回 モデレーション編 & 宿題
この人のステージが好き、と思ったら、お手本にして真似して学んでいくことができるのですが、自分と合わないタイプの人をあえて真似しなくても大丈夫。ということで自分はどのタイプなのか?を考えてみることからスタートしました。私は3群と思われます。
モデレーションについて、ブレイクアウトルームでの実践も交えながら進むので、すぐに体験につなげることになり、緊張感のある学びの時間になりました。
・モデレーターのお仕事は、あいづち、質問、要約
・共感と俯瞰の往復運動
・共感は傾聴のスキルから。傾聴の武器はあいづち。
・大事なのは誰ひとりとして一人ぼっちにしないという姿勢。あいづちで共感のサインを出すことで、登壇者にとって一番近い聞き手でいる。
・共通点を短時間で見つけるための事前調査+会話の中で新しいテーマを見つけることで予定調和にしない
・序破急の流れを作るために質問を使う。真ん中で「破」になる予想外の質問を投げ込む
・まとめにおいても、できるだけ一般論には落とさない。かみ砕く、例える、自分ごとに置き換える。
・脳内シミュレーション。妄想する。
そして今回は宿題も。10分間のインタビュー動画を取って提出すると、あずさんが添削してくれるという、準備からフィードバックまで学びの多い宿題でした。
この時のフィードバックのメモ。最初に褒めてもらえるのがありがたかったです。
【良かった点】
質問の着眼点がとても良い。話の引き出し方が上手で、組み立ても素晴らしい。難しいセンシティブなテーマについても丁寧に深堀できたのは資質だと思う。
【改善てきるところ】
・とにかく自信を持つ。プレゼンターはしっかり堂々とふるまうことで、聞き手に安心感を与える。
・笑いながらしゃべらない。聞き手が迷うので、笑いとしゃべりは分ける。(笑顔そのものは大事!)
・メモに目を落としすぎない。
・一瞬、次の質問どうしよう、とつまるのはしょうがないが、それでもとにかくしゃべり続ける。喋りながら次の質問を考える。
卒業イベントの企画案、というのがもう一つの宿題でした。テーマからゲストまで自分で考えるというのは初めてのことで、なかなかの暗中模索感がありました。
第3回 ファシリテーション編 &宿題
インタビュー宿題について全員へのフィードバックとして、
・キーワードを味わうこと
・この瞬間の会話を楽しむこと
というアドバイスをもらいました。
卒業イベントでのチーム分けが発表され、この日のブレイクアウトセッションはそのペアで進めて行きました。私のパートナーは、ゆきさん。
・聞き手には3種類いる→支持者・初心者・批評家
・誰も置いてけぼりにしない
・聞き手が思いそうなことを先回りしていう
・緊張と弛緩
・チームビルディングのメソッド(8分割メソッド、夢中ポーカー)
・ステージ企画をフォーマットに沿ってまとめる(ターゲット、コアバリュー、ゴール設定)
宿題は、今回のペアでまた10分のインタビュー動画をとることと、卒業イベント企画の企画書を作ること、でした。
2回目のフィードバックのメモ ↓
【良かった点】
やっぱり相槌と合いの手の入れ方が上手。前回からの改善として、メモに目を落とすところが気にならなくなった。
【改善できるところ】
締めの部分がふわっと着地してしまっている。起伏がないと、聞き手は「結局何がトピックだっけ?」と思い出せない。まずテーマを決める。次に、そのテーマを伝えるために、どういうストーリーラインにするかを決める。
そして卒業イベントへ
全3回のセッションが終わっても、卒業イベントの準備が残っていたので、まったく終わった感はありません。
私たちのテーマは「移住×マインドフルネス」
マインドフルネスのお話をしてもらうために、あやぱん(@Ayapann88)をゲストにおよびしました。chillSAPイベント以外のところで「お話ししてください」とお願いするのは初めてだし、すごく緊張していたのですが、快く引き受けてくださって感激しました。移住について話してもらうのは、アンドサタデー(@andsaturdaycf)さん。15分の持ち時間に2人ゲストを呼び、マインドフルネスについては実践もやりたい、という欲張りさを発揮したため、ずっと「いかに15分に詰め込めるのか?」を悩んでいた気がします。
そんな悩みに、あやぱんも色々考えてくれて、事前の打ち合わせもさせてもらい、万全の準備で(しかし緊張しながら)臨んだ当日…事件は起こるのでした。詳しくはこちらの記事で!
この日の感想はまだうまく出てこない、くらいの緊張感だったのですが、良い経験になりました。あやぱんは見事にまとめてくれて、素晴らしかったなあ。それでも、時間はやっぱり足りなさ過ぎて、もったいなくて、別でまたイベントをやりたいと思ってしまいました。
他のチームの内容もすごくおもしろかった~!
無事イベントが終わっての、卒業セレモニーでは、ひとりひとり違う文章の卒業証書がZoom越しに手渡され、ようやく「卒業!」という気持ちになりました。
さいごに
イベントから約1か月。このnoteを書くために、資料や動画やメモを振り返り、ああ、本当に学びが多かったな、と実感しました。あとは、実践に活かしていかないと。
そして、私に一番響いたのが、各回の学びで、太字にしているワード
・参加者が自分がないがしろにされていない感覚を持てる
・誰ひとりとして一人ぼっちにしない
・誰も置いてけぼりにしない
参加者のひとりひとりを大切にしている姿勢を、一番見習いたいな、と感じました。
同じ一期生の宮下さんのnoteも超良いので、もし講座を受けるか迷っている方がいたら、ぜひ参考にしてください。
あずさん、西村さん、西舘さん、ゆきさん、一期生仲間のみなさま、本当にありがとうございました!
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