前年の生活費を5分で算出する計算式
福岡県北九州市で、夫婦で営んでいる不動産店「みのはぴ不動産」です。
自分たちの仕事や取り組みの中で育んでいる「みのはぴ」の考えに基づいたライフプラン・マネープラン、そして日々の生活の中で感じる「みのはぴ」なことについて綴っています。
「みのはぴ」の考えについて、詳しくは以前のnoteをご覧ください。
今回は~みのはぴ流 頑張らない家計管理術~
“前年の生活費を5分で算出するための方法”を
わかりやすい例を挙げてご紹介します。
実は毎月の「生活費」の金額は、
マネーシミュレーションをする上ではかなり重要な要素です。
マネーシミュレーションの際には必ず「生活費の金額」を
入力する必要があるからです。
勿論1年365日家計簿をつけている方なら
毎月の生活費の金額を即答できます。
ですが、生活にかかったお金を毎日記録していく
昔ながらの家計簿を中心とした家計管理術は、
忙しい現代人には向いていません。
ではどの様にして昨年2024年の生活にかかった金額を導き出せば良いのでしょうか。
その計算式は下記の通りです。
さらに、上記の計算式の結果を12で割ったものが
2024年中1ヶ月にかかった生活費の平均となります。
具体例でご説明すると・・・
2024年の収入:
給与240万円 + アルバイト代60万円 = 合計300万円
2023年12月31日の通帳残高:
A銀行100万円 + B銀行40万円 = 合計140万円
2024年12月31日の通帳残高:
A銀行100万円 + B銀行100万円 = 合計200万円
という方の場合、計算式に当てはめると
300 ー ( 200 ー 140 ) = 240万円 となり、
240万円がこの方が2024年1年間に生きるために必要だった金額となります。
1ヶ月の平均の金額は12で割れば良いので
240 ÷ 12 = 20万円
この20万円には、家賃、水道光熱費、通信費、定期券代、車の維持費など
全ての要素が含まれていますので、必要に応じて差引く事になります。
例えば、固定費である「家賃」が月4万円であれば
20 ー 4 = 16万円が
「家賃以外の生活費」の金額となります。
日々の家計簿をつけていない人は、この方法で導き出した金額でも問題なく
「人生全体のマネーシミュレーション」を行えます。
前の年の生活費の算出は、年の初めの今の時期が一番適していますので、
忙しくて日々の家計簿をつける時間がないという方は
できれば今月中に是非この計算式を使ってみて下さい。
自分が生きるためにどれくらいのお金が必要なのかがわかってきますよ!
この計算式を編み出した考え方の原点は、
長年自営業を営んできた中で毎年年度末に作成してきた
「貸借対照表」の“期首”“期末”の要素がベースとなっています。
お客様からよくご質問いただく
「年末の手元の現金などはどう計算すればいいのですか?」
「貯金がマイナスになった年でもこの計算式は使用できますか?」
などといった、計算式の適用ルールの詳細については、また別の機会にお伝え致します。
それでは今日も、丸く明るく和やかに、「みのはぴ」で素敵な一日になりますように。