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【子育て支援】公園から地域づくり

前回記事でも投稿したことがありますが、公園に関する子育て・保育・地域づくり・地域再生へと繋げていくための考察についてお話します。

↓以前投稿した公園に関する記事二つ




1.公園と子育て支援のつながり

公園で行うことができる・実際に行われている子育て支援は、「地域交流」「自然体験」「子育てサロン」「保育サービス」等です。

公園は上記の役割になっています。いわゆる「公園デビュー」「ママ友」といった言葉も公園での子育て世帯の交流から派生したものと考えられます。

また子育て支援と聞くと多くの方が屋内で行われている「地域親子教室」をイメージするのではないでしょうか。地域親子教室などのサービスは保育士資格を有した方をメインに地域の子育て世帯の交流の場を提供しています。

このような地域子育て支援拠点と同様な役割が公園にもあるのではないかと考えています。

2.行政?民間?委託という選択

公園は地域子育て支援拠点としての役割を担える場としてご紹介しましたが、実際のところほとんど実行されていないのが現状です。

理由としては「公園は行政管理がほとんどである」ことが大きな要因です。近年では大きな公園を中心に中にカフェを開設していたり、植物園などの有料エリアができている公園も少しずつ増えてきて「公園の新たな形」が生まれてきています。

しかしなかなか爆発的にこのような公園施設が増えないのは「運営費の関係」が考えられます。公園ビジネスはどちらかといえば「利益<公共」になることが多く、運営していくための資金回収が難しいビジネスモデルです。

これらの問題を解消するには「行政からの資金提供」が一番現実的ではありますが、これからさらに増えていくであろう高齢者とどんどん減っていく子ども達の数を考えると高齢者にお金をかけていかないといけない現状ではあります。

3.子育て支援を軸にした地域づくり・地域再生

昨今「地方創生」に力を入れていくべきとの声を聞く機会が増えました。首相の菅さんも地方を拠点とする企業に補助金を出す政策を掲げていたかと思います。では子育て支援でどのように地域を盛り上げる事ができるのか。

結論からお伝えすると「子育て支援だけでは地域づくり・地域再生は困難」です。どれだけ素敵な子育て支援サービスを生んだとしても、その地域に子育て世帯が住んでいないと始まりません。

子育て世帯が住みやすい環境は例えば「スーパーマーケットが近くにある」「電車の整備がしっかりと行われている」など生活に関わるインフラがどこまで整っているかが一番重要です。

上記のようなインフラが整った上で「子育て支援の充実」が機能してきます。現実的なものでいえば「公園内保育施設の建設」「公園資源の充実」などは可能だと考えられます。

まとめ

「公園はすごい施設だ!」と改めて感じていただけると嬉しいです。僕自身保育学生時代に実際に現場に足を運ぶ機会や子育て世帯の方との関わりの中で「こんなサービスがあったら楽しそうだな…。」と感じたことで、実際に卒業論文のテーマにも「子育て×保育×公園」で書きました。

上記のことが現実にできるように、まずは情報発信という観点で人に知ってもらうことから始めていきたいと思います。



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