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画期的にノーダメージで泳ぐ「さし泳ぎ」「二段階伸び」ってなあに?

今日は2つのことをお伝えしたいと思います。

ひとつ目は、水を掻かずに進む「さし泳ぎ」について。「さし泳ぎ」は、先週も伝えた自重利用での加速の方法です。

もうひとつは、「さし泳ぎ」とワンセットとなる「二段階伸び」について。

今日、この2点だけを伝えるのに、私は熱く語らせて頂きます!皆さん熱苦しいトライアスロンコーチをお許しください!(先に謝っておくもん!)

今日も、「MihoCの読むトライアスロンレッスン」はじまーるよー!イメージしながら、一緒に学んで行きましょうね!



1.「さし泳ぎ」ってなぁに?


皆さんは、水の中を泳いで進むとき、どんな方法で推進力を生み出していますか?

おそらく、「水を掻いて進む」と思い浮かべると思います。

その一択でしょうか?

実は、そんなな皆さんに朗報です!!!!

な、な、な、なーんと、推進力は「掻いて進む」ともうひとつ「入水の勢いで進む」という方法があるのです。No ideaでしたか?

MihoCメソッドでは、それぞれのことを、このように呼んでいます。

◆「掻いて進むクロール」・・・かき泳ぎ

◆「入水の勢い(さし込んだ勢い)で進むクロール」・・・さし泳ぎ


さし泳ぎは主に、海がナギ(波がほぼ無い状態)の時や、現状スピードを維持したい時、一気に上がってしまった心拍を落ち着かせたい時に使うクロールです。

特徴は「掻かずに進む」ということ、体力を大幅に温存できます。

さし泳ぎは、先週も記した通り”自重で入水する”を実践した上で効果が得られます。腕の重さを利用し、自重で入水した勢いで、加速を生み出す。入水時に脱力が出来ていれば、入水直後にストロークを伸ばす時間を「伸びて休む時間」にすることができます。伸びて休んでいるのに、加速を生むことができる、減速し始めを少しでも後にすることができる。いいことだらけじゃないですか♪

入水の勢いで、前に伸びる時間が長くなることで、自然とクロールのリズムに抑揚が生まれます。このリズムの抑揚も、「美しく長く楽に速く泳ぐ」ためには欠かせないこと。常に左右反復運動を繰り返すクロールは、力みが生まれた途端に、いくら加速をしていてもその加速を継続が難しくなります。力は入れ続けるのではなく、”力のON /OFFの切替え”が大切です。

つまり、入水の勢いが増すことで、入水後に水中で伸びる時間を伸ばす、と言うことが加速に繋がるんです。


レッスンでいつも「手持ちのカードの枚数を増やしておこう!」と皆さんに伝えています。クロールは泳ぎ方ひとつじゃ無い。体力を温存したいときのノンストレスクロールとして、「さし泳ぎ」と言う選択肢を皆さんの手持ちのカードに追加しておいてください。

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2.さし泳ぎとワンセットの「二段階伸び」


さし泳ぎで泳ぐと、入水の勢いが増しているので、入水角度のまま指先が深くまで潜ってしまいがちです。

しかし、指先が深いところに向かって伸びてしまうと一体何が起こるでしょうか?

トライアスロンの本番は、主に海。海水には浮力があり、さらにはウェットスーツを着用します。

以前のレッスンでも書いたように、「スイムにおける指先は舵取りの役割」を持っていますので、指先が斜め下を向いていれば、指先の水深が深くなります。指先が深い所に進んで行けばそれに伴い、同時に頭も下がり、それを繰り返すことにより、上半身の上下動にも繋がります。プールで水着で泳いでいる分には、この上下動が著しく減速を生んでいることに気が付かないかもしれませんが、海では海水&ウェットスーツというW浮力が働き、「浮力を持つものが沈むと浮き上がる力が倍増する」と言う浮力の性質によって、進行方向へ進むベクトルではなく、上下動のベクトルが高まります。ポッコンポッコン上下動を繰り返し、ちっとも前に進んでいない!と言うことになしまう。いやーん!モッタイナイ!

ではどうする???

そこで必要となるのが、「二段階伸び」です。この二段階伸び、控え目に言って・・・スーパー役立ちます!

みんなは入水直後、指先はどっちの方向へ伸びていますか?自分のフォームを思い返してみてください!

チ・チ・チ・チ・チ・チ・チ・チ・・・(thinking time)

思い出せましたか???


二段階伸びが、入水の勢いを加速に繋げ、入水の勢いによる体の上下動を無くすこととわかったと思います。では具体的に、二段階伸びとは何をするのでしょうか?

「二段階伸び」=「二段階で伸びる」と言うこと。

入水の角度と伸びる角度は違います。

つまり「入水角度が一段階目」、入水したらすぐに手首をスナップさせて「指先を進行方向へ向けて二段階目」、これが二段階伸びです。

一段階目は一瞬、二段階目を長〜くして、入水の勢いを加速に繋げるお手伝いをします。ちなみに、二段階目は水深20cm辺りで伸びるとbetterです。


ここは文字だけでなく、実際にMihoCの水中映像で一段階伸び(ダメな例)と二段階伸び(良い例)を学んでみよう!どちらが入水の勢いをスムーズに推進力に繋がっているか、一目瞭然だと思います!

『二段階伸び』

https://youtu.be/hs2ZzbKCxbM

映像で見るとわかりやすいですね♪



「さし泳ぎ」で自重を利用し、入水の勢いで「二段階伸び」!

これを頭で整理し、そしてエアクロールで陸上トレーニング、プールで泳げるようになったら、皆さんのメインのクロールである「かき泳ぎ」ともうひとつ、手持ちのカードが増えますね♡

もっと楽に泳ごう!
もっと美しく泳ごう!
すると、
もっと速くもっと遠くまで泳げるよ♡

リラックスしていこうよ♡

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TRIMING代表
トライアスロンコーチ
MihoC


※MihoCの『読むトライアスロンレッスン』スイスイ水曜日に毎週配信です♩

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