みんなはどうしてる?スイムの指先、目線、首の後ろ♡
皆さんこ〜んにちは〜!
スイスイ水曜日、『MihoCの読むトライアスロンレッスン』の水曜日ですYO‼︎
今週は、よく質問を頂くスイムの『指幅』『手の深さ』『目線』『首の姿勢』について書きたいと思います!
そろそろ皆さんプールに行き始めたと思いますので、トライアスロンスイムにおける細かいポイントを陸上で整理しておきましょうね♡
さぁさぁ、MihoCの読むトライアスロンレッスンはっじまーるよー😆❣️
1.水中の指幅について
これは本当によく質問を頂きます。
水をより多く掴むために指を広げればいいのか?
しかし指幅が広がると指と指の間を水が通り抜けてしまい水が掴めないのか…?
カタチの無い水。
指先はどのように使うのが良いのだろう?
まずは指の幅。
正解は、指先を1cmずつ開く、です!
これくらい👇
親指だけが広がってしまい、親指と人差し指の間が遠い方が多くいますので、親指もなるべく他の4本に並べる様にしてください。親指さんを、忘れないでね♡
…え?指広げてていいの?
そう思った皆様ぁ〜〜〜。はーい🙋♀️
そう、いいんです!
なぜならば、水には『粘度』と言うものがあり、なおかつ水中では手が早く動いているので、1cm程度の幅であれば水はネットに引っかかる様に『掴める水』になってくれます!
2.入水後、伸びる手の水深
ね〜!ね〜〜!
これ問題よね〜!
こちらの問題、『競泳』と『海泳ぎ』ではポイントが異なりますのでご注意くださいね!
私達は、本場は海で泳ぎますので、プールでも海を想定したフォームで練習しましょう!
私達はプールにいても、陸にいても、24時間トライアスリートなのです。
では、前に伸びる指先の深さの正解は?
それは、水深20cmで伸びる、です!
こんな感じ👇
Why???🤷
理由は大きく分けて4点。
理由その①
海の水には“水の層”があります。陸で言うと地層みたいな感じ。その層は20cm毎にあって、層が変わる毎に摩擦が大きくなります。入水直後の指先は脱力しているので、摩擦が強いところで伸びようとすると指先が大きくぶれてしまいます。なので、入水したらすぐに指先を水深20cmで『二段階伸び』の二段階目を伸ばしてください!
スルーンと滑るような感覚を得られるはずです!
※二段階伸びとは、前のナンバーを読んでください!
理由その②
入水後、腕が伸び切ってから掻き始めるまでの間に、『アゴの下に三角筋が入るくらいまで肩を内旋させる』という作業があり、掻くために必要が前鋸筋・肋間筋・広背筋を少しでも伸張させておくと力が使いやすくなるのです。
アゴの下に三角筋…。
つまりこうゆう事。
そのために、手腕が浅すぎるとアゴの下に入らなくなるから水深20cmに落とす必要があります。
更に言うと、あごの下に肩が入るくらいの内旋ができていなければ、それに伴いローリングが小さくなると言うことですので、胸板に当たる水の抵抗も増えて、減速の原因となります!
わかりやすい角度で見てみると…
こうじゃなくて…(1枚目)
…こうやって肩を内旋してアゴ下に隠す(2枚目)
理由その③
②で述べたこと(あごの下に内旋した肩を入れる)を実践するために、脇の下を水深20cmにする必要があります。水中における指先は、舵取りの役目を持っていますので、脇の下・肘・指先、この3点を同じ水深20cmで揃え、指先は真っ直ぐ進行方向へ向けたいです。
脇の下が水深20cmだから、指先も水深20cm。
指先が20cmだから、脇の下も水深20cm。
理由その④
私達はプールで練習するときは水着ですが、レースや海練習ではウェットスーツを着る必要があります。
ウェットスーツをまとった腕は、浮力があるので、腕を深いところに沈めようとするだけでもパワーが使われていまいます。入水の勢いでストレスなく沈められる“ちょうどいい深さ”が、つまり水深20cmです。
もう少し細かいことを言いたい…が、こりゃまた長くなります故に、それは今度また書きます!
Anyway、水深20cm。なんですですです✨
3.首ってどうなってるの??
この質問も多いです!
そして、泳いで肩こりになる肩は、これから書くことを読んで、自分のスイムフォームとリンクさせて頭を整理しましょうね♡
まずこれは先にお伝えします。
スイム時の首裏〜頭のライン、そして目線はバイクの姿勢と同じです。
では、整理してみましょう!
まず、首裏は真っ直ぐ。立ち姿勢で考えれば、バレリーナの首の様に、首裏をスッと天井に向かって伸ばします。そしてアゴの下には、小さなリンゴをそっと挟みます。このリンゴは、潰してもいけないし、挟みが優しすぎると落ちてしまいますので、首裏を伸ばしながらキャッチしておいてください。
この首をキープします。
首の骨は、長いままキープさせます。
首裏〜背骨を考えてみましょう。
解剖学的には、首と背骨は分けて考えられ、頸椎・胸椎・頸椎、と区切られていますが、元は一本。
ナチュラルなS字カーブはありますが、水中では地面からの反発もないので、綺麗なカーブで背骨にクッションを作っておく必要はありません。湾曲させすぎず、優しく伸ばす意識で背筋は伸ばしておきましょう。
※背骨を伸ばすのではなく背筋を伸ばす。骨は真っ直ぐにならないからね♬
スイムの姿勢時の首の意識は、『背筋から首をスッと伸ばし、首裏を水面にピトッとくっ付ける』イメージです。アメンボは水面にピトッとしてるでしょ?
クロールの首裏は、水中から逆のアメンボになって水面にピトッとするイメージです🕷👈これはクモかな?笑
4.目線👀
目線!これね、すごい難しいよね!
でも、これもバイクの時の姿勢、目線と似ています。
まずは上記で述べた『バレリーナの首』を作って、そしてアゴの下に小さなリンゴを挟む🍎
この状態で首の位置を動かさない様に、目玉だけを動かして上目遣いで前方を確認します。
プールであれば、前方斜め下、3m前の床が上目遣いで見れればOKです!
ここで気を付けたいことは、『顔面で前を見ない』ということ。顔面で前を見ると、首が反ってしまい、そのせいで背中が沈み、腰が沈み、下半身(脚)の沈みに影響します。
逆に、『下半身が沈んでしまう!』という方は、首裏を水面に向かって持ち上げてみてください!腰の反りが解消されて、下半身が浮いてきますよ!
バイクに乗る時も、顔面で前を見ずに、ヘルメットの先端が見えるか見えないかくらい、上目遣いで前方を見ますよね!
上目遣い🙄👈ほんと、こんな感じだよ!w
ゴーグルの中ではほぼ白目なんだからね❤️ここだけの秘密だよ❤️
5.まとめ
今日は4つのポイントを整理しました!
ひとつずつでいいので、ドライでイメージトレーニングしてから、水中で確認作業してみてね‼️
まとめてみると…
首裏はバレリーナ、アゴの下に小さなリンゴを挟んで🍎、目線は上目遣い、指先は水深20cm。
ここ、テストですからねーーー!
理由がないことをコーチは皆さんに言いません。
『あ、そういえばコーチが前あんなこと言ってたのはこうゆうことだったのか!』
そんなことを思い出してもらえたら嬉しいです❤️
日日是好日。
努力に無駄な時間なんかない。
積み上げたものを全てみんなの糧にする。
そのために、コーチは語彙力を高めて皆さんに丁寧に『なぜならば…』を伝えていきます❤️
それではまた来週スイスイ水曜日!
バイクとランも楽しいけど、スイム練も忘れずにね〜♡
TRIMING代表
トライアスロンコーチ
MihoC
※MihoCの『読むトライアスロンレッスン』スイスイ水曜日に毎週配信です♩
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