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昭和飛行機工業南工場給水塔

給水塔シリーズのはじめに

いきなり給水塔から始めます。
給水塔、いろんなところにあります。
よく目に入るのは団地、都道府県や市町村の水道施設、工場。
それから刑務所や病院、自衛隊や米軍基地も。
人の暮らしに欠かせない水、その供給の一翼を担っているのが給水塔。
そして、その存在感に惹かれている仲間が世界中にいます。
映画「バクダット・カフェ」のメイン・ビジュアルも給水塔ですね。
砂漠のまんなかのような環境では、なんらかのトラブルがあっても一定の水を確保する必要性が高いからか、いまでも給水塔は重要な存在のようです。
もっとも「バクダット・カフェ」の給水塔は既に配管が切られた、無用の存在で単なる広告塔ですね。それも意味があるのかも知れません。

さておき。
給水塔を紹介する際、正式名称が分からない、確認できないなどありますので、そこはご容赦ください。
それぞれの個性、良さを主眼に紹介していきますね。
では、本編へ。


タイトル通り、昭和飛行機工業南工場にある給水塔です。
JR青梅線昭島駅西、歩いて7分ほど、線路の北側に見えます。

昭島駅から歩いてくると、まずはこんな見え方。いかにも工場らしい建物との対比が良いですね。
敷地外からでも全身、きれいに観察できて嬉しい。
会社の看板とともに。
紅葉と青空と銀色の給水塔

昭和飛行機工業、もとは戦前にDC3などの大型機をライセンス生産していましたが、戦後は米軍の航空機整備請負などを経て、現在は輸送機器総合メーカーです。
よく見かけるのはガソリンスタンドのタンクローリー、飛行場の燃料輸送車。
給水塔も、そんなメーカーさんの経歴が感じられる、メカメカしい姿です。
もしかしたら自社製品かな?と思うのですが、どうでしょう。
円筒形の貯水槽、鉄骨の架台に階段、ハシゴ、作業用の足場。「昭和」の「工場」感が満載です。
きれいな銀色に手摺の黄色、配管の水色が大変美しい。


配管正面に見る姿が、いちばん好みかも。この微妙な曲がり具合が…くううう。
点検用足場の裏側も注目
少し離れてみると、また見え方が変わる。
ちょっと裏手から。
こちらからだと階段、架台が目立ちますね。

こんな風に、あちこちから眺めて愛でます。
また次回をお楽しみに!

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