トランプはアメリカでどうして人気があるのか


トランプはどうしてアメリカで人気があるのだろうか。

大統領選の結果はバイデンにほぼ決まりの状況とは言え、事前のアメリカの報道機関による予想に反してフロリダ州やテキサス州で勝ったのは驚きである。

トランプには女性問題(卑猥な言動)や脱税疑惑(税金もまともに納めていない)、ロシア疑惑など多くの問題点がありとても超大国アメリカのリーダーにふさわしいとは思えない。

そんなトランプを大統領に選ぼうとするアメリカの人々はどんな人達なのであろうか。

その疑問に対する様々な報道がテレビやネットのニュースなどでされてはいるが今ひとつしっくり来るものはない。

旅行会社に勤務していたこともありアメリカをはじめとして中国など様々な国の人々と交流し見てきた経験、また営業マンとして様々な人々と交流してきた経験を基に考えてみた。

そこにはやはりテレビなどでは報道できない現実があるように思う。私はどちらかといえばリベラルであり、決してレイシストではない。しかし私が思う現実はマイノリティで苦労をしている方たちからは非難されるものであるかもしれない。それでもこのnoteの世界であれば・・との思いで発信してみることにする。

安全を渇望する心

サンフランシスコに日系アメリカ人の友人がいることもあり、家族間の交流をお互いにする中で感じるのは銃社会であることの危険性である。

サンフランシスコへ遊びに行っても私の身の危険を案じ、旅行のプロである私にさえ一人で街へ行くことは拒まれた。やはりそれだけ危険であり、また自分たちの住む社会に不安があるということなのだろう。

黒人による犯罪が多いことも現実としてある。壁を作ってでも自分たちの安全を守ってほしいと思う人々がいることは否めない。

スーパーマンを求める人たち

安全に不安を感じている人たちが求めるのは強力なリーダーなのだろう。下品であるくらいの強力さが必要なのかもしれない。

犯罪者を銃殺することも厭わないフィリピンのドゥテルテ大統領もそうなのだろう。

コロナから復活したトランプも自らをスーパーマンと喧伝していた。

マイノリティーへの反感

営業マンをしていた時に身障者団体からの過剰と思える要求に辟易した経験がある。

守らなければならない人々であり、手助けが必要なこともわかる。しかし、優先させることを当たり前のようにとらえ要求され、それが叶わないとなると激しく叱責されると疑問を持ってしまう。

アファーマティブ・アクション(黒人等を優遇する政策)に反感を持つ人々がアメリカにはいることも想像ができる。

政治は経済

政治は経済政策が第一と考える人が多いのは日本も同じである。

多くの人が政治に期待することの第一は株価を上げて、お金がほしいということであるように思う。

生活を豊かにするにはお金が必要なことはわかるが、もう少し他にあるように思うのだが・・

コロナ禍は決してトランプにマイナスではない

コロナ禍では相手との壁を作ることが求められている。そこにはメキシコとの国境に壁を作ろうとするトランプの政策に共通するものが感じられる。

壁を作り自分たちを守ってくれるトランプはコロナからも守ってくれるようにイメージしてもおかしくはない。

報道機関も権力者

トランプは新聞、放送局などの情報をフェイクニュースと呼び糾弾している。

学校で不祥事が起きた際、記者会見や記者の取材などを受ける立場の方々の経験談を聞くと報道機関も権力者としか思えない立ち振舞である。国民に真実を知らせるという使命があるにしても、取材相手への心遣いがもう少しあってもいいようにも思う。

報道により会社などの組織の命運が左右されることも多くある。それほどの権力を報道機関が持っていることは事実である。また報道機関からの情報が全て正しいわけではないことも事実である。

トランプはそのような報道機関と戦っていると見ることもできるのではないだろうか。

最後に

ここに書いたことは検証が必要ことも多くある。

「黒人による犯罪が多い」ということも人種別犯罪者数の統計などをもとに検証してみると非常に僅かな多さであり、正しいとは言い難い。しかしながらイメージとして持っているアメリカの人々が多いように思う。

選挙で誰を選ぶかは、その人の持つイメージが大きいと思う。

トランプを支持する人々の持つイメージを想像して書いてある部分が多く、事実とは違う部分があることはお許しいただきたい。





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