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記事ストック、していますか?
みなさんは、「良いな」と思った記事をストックしていますか?
僕はEvernoteクリッパーやPocketを使って、お気に入りの記事をいつでも読み返せるようにしています。理由としては、内容をしっかり理解するためはもちろんですが、記事を書くときに参考にするためでもあります。
「参考にする」というと聞こえは良いですが、ある意味「パクり」みたいなものです。僕は決して文章が上手いわけでも、構成ができるわけでもありませんが、「パクる」ことにおいては、それなりに上手いのではないかと思っています。
記事のフォーマットはパクれる
たとえば、先日書かせていただいた、この記事。
こちらは武蔵小杉にある個別指導塾「Withdom」について書いたもの。ざっくり説明すると、
●大学受験を目指す個別指導塾にもかかわらず問題の解き方は教えない
●「シンギュラリティ」や「幸せ」といったテーマをもとに、生徒同士の対話を基本としたワークショップを行う
●独自開発したアプリで生徒の学習状況を管理する
●親が子どもにネガティブなことを言いたくなったときは、ひとまず塾に連絡してもらう
など、一風変わった取り組みをしている塾です。
この記事を書く際には、以下を参考にしました。
読んでいただけるとわかるかと思うのですが、ところどころ似ている箇所があります。
たとえば、導入文。
「自分はダメな人間だと思うことがある」
国立青少年教育振興機構の「高校生の生活と意識に関する調査報告書」によると、そう答えた日本の高校生は72.5%。これは日本・アメリカ・中国・韓国の4カ国中、最も高い数値であった。
自分に自信が持てず、受け身になったり、やりたいことを我慢したり、他人をうらやんだり、ときにねたんだり。そんな若者が他人の目を気にせず、自分らしく生きていくためには、一体どうすればいいのか。
若者の可能性を信じ、サポートする学習塾が神奈川県・武蔵小杉にある。「教育で世界をちょっと良くする」を理念に掲げる株式会社tyotto(チョット)が運営する個別指導塾「Withdom(ウィズダム)」だ。
引用:どうやったら自分らしく生きられる? 個別指導塾Withdomが考える自己肯定感を高める方法
一人で勉強し続けるのは、困難で孤独な道のりだ。
たとえば家庭の経済的な理由によって、たとえば全日制高校の受験不合格によって、たとえば学校に馴染めず不登校になったことによって、定時制高校や通信制高校に進学した若者たち。孤独になりがちな彼らは、一体”どこ”で勉強を続ければいいのだろうか。
そんな若者たちを、少し変わった形で支援する無料学習スペースが東京・四谷駅近くにある。低所得家庭の子どもたちへの教育支援事業を手掛けるNPO法人キッズドアが運営する「リファインド」だ。
引用:“安心感”が次の選択肢を作る! 高校生世代のための無料学習スペース「リファインド」の居場所型支援とは?
太字は強調のため入れています。実をいうと、取材前からこのフォーマットで書こうと考えていました。塾と学習スペースということで、内容も重なる部分があったので、とても書きやすかったです。
また構成の部分では、soarの記事を参考にしました。以下はその構成の比較です。
soarの記事では、取材対象である「ましき夢創塾」の概要を紹介する導入文のあとに、その具体的な取り組み、運営元の紹介、塾長へのインタビュー、まとめ(クラウドファンディングへの導線)が続いています。
これは僕が書かせていただいた記事でもほぼ同じで、導入文のあとに、具体的な取り組み、代表へのインタビュー、元塾生へのインタビュー、まとめと続きます。
導入のあと、いきなりインタビューから入っても良かったのですが、そうすると読者が興味をそそられるポイントが後ろの方に来てしまうので、インパクトが弱まってしまう(離脱の可能性が高くなる)気がしました。
withdomには、目を引くような取り組みが多くあったこともあり、先に具体的な取り組みを紹介してから、その取り組みに対する想いを伺うことで、より内容が伝わりやすくなったのではないかと考えています。
ストックしておくと、表現のバリエーションが増える
以上のように、僕は記事を書くときには、大体何かしらを参考にしています。だから僕はストックしているわけですが、これは記事だけに限らず、自分が気に入った表現や感動したアイディアなどにも当てはまります。
いろんなものをストックするクセを身に付けておくと、いざ自分が何かつくるときに応用が効くので、かなりおすすめです。特にまだまだ表現のバリエーションが少ない初心者ライターは、絶対にやったほうがいいでしょう。
実際に似たような記事を書いてみようとすると、記事の書き手が何を思ってその表現を使っているのか、なぜその構成が読みやすいのか、といった理解もより深まるので、ぜひぜひお試しあれ。
※もちろん、本当の意味で「パクる(盗作、剽窃=他人が書いた記事をそのまま自分のものとして用いる)」のはNGですので、気をつけましょう。
パクりダメ、絶対。
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