OSHIGOTO
2024年12月。
街はすっかりクリスマスモードな21日(土)、大阪。
わたくし、御歳25歳、人生初めてのアイドルのライブに行ってきました。
ORβITとの出会い
もともと今年の5月くらいからJO1にハマっていて、その話は以前にもnoteで話していました。
JO1はproduce101japanというオーディション番組で視聴者投票の最終順位上位11人で構成されているグループです。
日プとJO1のことはこのnoteで紹介している通りなので、その経緯はこちらをお読みください。
わたしが今回ライブに行ったのは、この日プ無印で惜しくもデビューができなかった(または番組の途中で辞退した)メンバーで構成されているORβITという日韓合同7人組グループです。
や、JO1じゃないんかーい、とは自分でも思います。
日プでは番組の序盤に「レベル分けテスト」という個々人のダンスや歌のスキル、スター性みたいなところを審査員が評価してA~D、Fの5段階でレベルを付けるというランク付け大会があり、番組スタッフが練習生の個性やビジュアルや特徴や経歴なんかを紐づけして何個かのグループに分けパフォーマンスをさせます。
いまJO1で活動している河野純喜くんと與那城奨くんはこのレベル分けテストで同じ「シックスパックス(通称シクパ)」としてパフォーマンスをしています。そこで一緒だったのが今ORβITとして活動している安藤誠明くんです。ちなみにこの3人のテーマは「筋肉」。本来ダンスも評価の対象なのに、ほぼダンスせずになぜか腹筋を見せつけるという時間があります。
全員歌もダンスも芸能界もすべて未経験。ほぼ踊っていないのにこのレベル分けテストでは見事にB評価をもらっています。そして3人はこのままファイナルステージまで残ります。実力派筋肉ですね。
河野純喜推しだったのでこのシクパのパフォーマンスは何度も見ていて、一時期朝起きたらシクパ、夜寝る前もシクパでした。
そんなシクパ生活を送っていたので、安藤くんが日プで脱落した後にORβITというグループでアイドルデビューをしていることは知っていました。TikTokも定期的に目に入ってきていましたが、そこまで深く調べることはせずにとりあえず安藤がいるグループ=ORβIT(ここからはオルビと書かせていただきます)というイメージでした。
大澤駿弥という男との出会い
安藤がいるグループというイメージから、私がなぜ大阪までライブを見に行くくらいオルビにはまったか、それは大澤駿弥という男との出会いがきっかけでした。
暇でtictokを見ていた時に、ツカメ〜it's coming〜(日プのテーマ曲。前述のレベル分けテストの後にこのテーマ曲を3日で練習してそのパフォーマンスで再評価が行われる。国プに練習生のパフォーマンスが公開されるのもこのテーマ曲披露が1番最初になります。)の大澤駿弥くんが流れてきて。完全に一目惚れしました。めちゃくちゃかっこいい男の子がいるぞ、こんな子いたっけ、と。
↑踊り終わった後になぜか自分の拳を食べる大澤。日プでは完全におもろ枠として他の練習生からもスタッフからもいじられまくっています。
テーマ曲で拳を食べ、1分PR動画で熱々のラーメンを食べ、「おでこのサイズはセミダブル、鼻の穴のサイズはキングサイズの大澤駿弥です!」というこれアイドルのオーディションで合ってるよね?という自己紹介を繰り広げる天真爛漫でおもろ枠な彼ですが、日プを見ていく中で(そしてオルビとしての彼を見ていく中で)きっとものすごく真面目で繊細で、自己肯定感が低いんだろうなろ思ってしまう自分がいて、その表にでたキラキラ感の裏にある脆くて、気づいたらどこかにふと消えてしまいそうな感じに落ちてしまいました。
※これはオタクの勝手な妄言ですので、実際はわかりませんが。
そしてとにかくコンセプト消化能力が本当にすごい。もかわいいコンセプトもイケイケなコンセプトもセクシーなコンセプトも自分のものしてしまう大澤が大好きです。
日プではずっと20位以上をキープ、ファイナルまで残って、最終順位13位で惜しくも脱落となりましたが、2020年11月にORβITとしてアイドルの夢を叶えます。
※私が一番好きな曲、Bloom。大澤はブルべなのでできれば黒髪にしてほしいと毎日願っています。
ツカメのチッケムで完全にひとめぼれをし、そこから日プをもう一回見直し、彼の人間性みたいなところにもドブドブハマって、気づいたらオルビのYouTubeやライブ映像を見まくり、インスタライブやtiktokライブを見まくり、また家にトレカがありました。
見れば見るほど、真面目さや優しさが故に、produce101japanの練習生の「大澤駿弥」がいたと思って、大澤は大澤のまま、大澤駿弥という人間のままアイドルをやってくれたらいいっていうバカデカ感情が急に芽生えてしまっていました。
そして12月の頭に「Christmas time」というキラキラシャラシャラクリスマスソングがリリースされ、クリスマス前にこの曲をライブで聞きたいと思って、大阪までライブを見に行ったわけでした。経緯が長すぎますが、大澤の存在を少しでも多くの人に知ってもらいたいので長々と書きました。
ライブの話
歌は音源?ってくらいみんな安定していたし、ダンスも演出もセットもめちゃくちゃかっこよかった。顔もみんなすごかった。
↓具体的なパフォーマンスの内容というより、初アイドルのライブの感想を書いていきます。
今までハマってきたコンテンツって、演劇とか朗読劇とか、自分が推しを「見に行く」って感じで、(パフォーマンス中は基本)相互のやり取りは無しが前提というか。今回オルビのライブに行って、もちろんパフォーマンスを「見ている」という部分は変わらないんだけど、パフォーマンスに反応する私達がいて、空間をつくっている感覚があったというか。
もちろん私達は楽しみに行っているんだけど、オルビにとっても、大澤にとっても、この空間、時間が楽しかったものになってほしいと思って、反応していた気がした。
kpopあるあるらしいんだけど、曲ごとに掛け声が公式で配信されていて、ファンはそれを覚えていってコールする文化がありまして。客席にマイク向けてくれて、ファンみんなで歌って、オルビがにっこにこしているのを見てめちゃくちゃ幸せになった。
コールだけじゃなくて、パフォーマンス中にダンスの振りに「キャー!」とか「かわいい~~~!!!!」とかの声もちらほら聞こえてきて、この空間をみんなで作っている生もの感というかがとても楽しくて、幸せでした。
オルビがMCで「ORβIT初めての人~!」って聞いてくれて「はーい!」って言った時嬉しそうなメンバーの顔見て、あ~~~来てよかったな~~~~~~~~~~って思った。隣のファンの人が終演後に話しかけてくれて「初オルビおめでとうございます!!!」とか言ってくれて、また来よう、、、、って思った。
強運|ハイタッチを当てる
グッズの購入金額に応じてメンバーとのチェキ会とか、トレカがもらえるくじがあったんですが、なんと3枚引いて1枚「B賞ハイタッチ会」が当たりました。
昔私は家族の中で一番くじ運がいい女とされていて、何かとくじ引きのタイミングでは私が1番にくじを引いてきたんですが、この「ハイタッチ」の文字を見た瞬間に母と父の顔が頭に浮かびました。くじ運良く生んでくれてありがとう(?)。
終演後に客席横の階段を上るとメンバー7人が机越しに並んでいて、流れ作業のように1人ずつハイタッチをしていくという感じでした。
こっちの顔をみて「ありがとう~~」と言ってハイタッチをしてくれるんだけど、みんな顔がすごい小さくて、顔の造形が良すぎて(顔すごい)みたいな感想しかなかった。顔が良すぎると顔がかっこいい以外の感想がなくなるんだなと思いました。
わたしの推し、大澤駿弥くんは2番目にいたんですが、すごいにこにこしていて背が高くて(177㎝)、右瞼にキラキラのラメが光っていました(そこ?)。「ありがとう~~」って言われた時にとっさに脳が(こっちからしたらあなたの存在がありがとうなんだよ~~~~~~~~~!!!!!アイドルになってくれて、勇気出してオーディション出てくれて、本当にありがとう)と思ったので「ありがとうございます!!!!!!!」って言ってた。
みんな本当に顔がすごかったんだけど、前述したシクパの安藤くんの顔面が本当にすごくて、あと手がすごいデカくて(手でか!!!????(顔見る)顔‼‼‼‼‼‼‼造形がすごい‼‼‼‼‼)と思いました。同じ人間の造形とは思えませんでした。
いままで推しの眼にはできるだけ入りたくないと思って人生を送ってきたので、他の界隈でもお渡し会とかには参加したことが無かった。推しのきれいな眼に一秒でも自分の姿が入ってしまったらと思うと怖かったんですね。全然理解されないんですけど。
今回初めて「推し」というものに接近して、触れて、新たな世界が広がりそうでした。全力でかわいくしようと思ってちゃんとメイクしていって良かったです。今までの人生で一番良いコンディションのタイミングで良かったです。(?)
推し活ということ、人生ということ
オルビのライブを申し込んでから、今まで以上に人生を頑張ろうと思えているのに気づきました。仕事もめちゃめちゃ頑張れるようになったし、モチベも上がったし、少しでもいいコンディションでライブに行きたいから食事も運動もいつもより少し厳しめにして生活していた。
ライブ一週間前くらいのインスタライブで、大澤が「今一番食べたいもの」に対して目をこすりながら「次郎系、お酒飲みながら、次郎」と言っているのを見て、あ、頑張らなきゃと素直に思った。私達にいいものを届けるために、頑張っている推しをみて、自分の人生を考える。推し活って、人生なんだ、と思った(?)
「みそさんも推しつくらなきゃ!推し活だよ推し活!」と職場で言われ、前ほど何かに熱中することが無くなってしまっていた私は、ずーと何かに熱中したいと思ってた。推し活する同僚や後輩を見てそこまで熱中できるものがあるっていいなあと思ってた。
久しぶりにコンテンツにハマって、推しの頑張りを見て私も頑張れて、ライブに行って幸せをもらって、推し活っていいな~~~!と思っている。大澤がこれからも大澤としてアイドルができるように、私も頑張りたいな~と思います。
長すぎる、4000字超えしてました。原稿用紙10枚分です。おしまい。