土日のみOK!農業バイトの選び方から作業別の服装まで紹介!
農業バイト先で出会った中で、「周りでやっている人がいないし、最初は週2~3日だけ手伝っていたの」という人がいました。
好奇心や行動力のある人だって、少なからず不安があります。
私の場合、雇用期間が半年しかないのかと勘違いをしたことから始まったので、ほぼ強制的に中期雇用でした……笑
皆さんには期間や出勤日数、服装などでためらわないよう、ここでしっかり伝えていきます!
土日のみ農業バイトをする方法2選
住み込みや週5日以上の求人が目立ちますが、土日のみ農業バイトをする方法もしっかりあるんです!
単発バイト
単発バイトは、アプリ内応募後にすぐ働けたり、オンラインや対面での面接を経てから働けます。
お給料の受取方法は、日払いや週払い、月末締め、アプリを通して即時入金です。
どうしても緊急でお金が必要な場合は、面接時やアプリ内応募の備考欄などで相談をすれば、農家さんによっては対応してくれる場合もあります!
正式なアルバイト雇用
「え?逆じゃないの?」と思いますが、週2~3日から歓迎としている農家さんはたくさんあるんです!
単発バイトに抵抗がある人は、アルバイト雇用時に土日のみ出勤できる旨を伝えてみてください!
農業は自然や生き物を相手にする仕事なので、水やりや雑草抜き、害虫駆除、収穫など土日祝日関係なく仕事があります。
(定休日のある法人は除く)
【土日向け】農業バイト求人を選ぶポイント3選
土日のみで農業バイトへ応募する前に、見るべきポイントを3つ紹介します!
希望の職種や雇用期間、仕事スタイルなどをある程度イメージしてから探すとより失敗はしにくいです!
自宅からの距離
自宅からどのくらいの時間をかけて通勤できるか、またその手段に抵抗はないかを確認しましょう。
都会に住んでいる人なら電車、田舎に住んでいるなら車が主な移動手段ですよね。
距離が遠すぎるとガソリン代がかさみますし、電車通勤なら帰りは汗だく・泥まみれの可能性があります。
休憩所の有無
農業バイトでは畑でそのまま、あるいは各自一度帰宅するなどして休憩を取ります。
お昼時間の過ごし方やお手洗いの有無、周辺にコンビニや自動販売機があるか、お弁当持参か否かなど、現地で慌てないように準備を整えておくことが大切です。
ただでさえ身体に負担のかかる仕事なので、休憩でしっかり落ち着けるようにしましょう!
「ゆくゆくはリーダー等任せる予定です」などの文言
求人にある「ゆくゆくはリーダーを任せます」、「正社員登用あり」、「最初は収穫、ゆっくり管理なども覚えていきましょう」などの文言にはやや注意が必要です。
「最初は土日のみ農業バイトをして、慣れてきたら増やそう」と考えている人は良いですが、短期間を希望している人には、向上心が高すぎて負担になりかねません。
短期雇用や「少しだけ試しにやってみたい」という人は、しっかり見ておきたい部分です!
土日のみ農業バイトをするメリット&デメリット5選
土日のみ農業バイトをするメリットとデメリットを5つ紹介します!
土日のみ農業バイトをするメリット3選
毎週末がお給料日
週払いや日払いの場合は、月に4回以上もお給料日があります!
急ぎの支払いや急遽お金が必要になったときは、心強い収入源です!
また、農家さんや時期によっては、規格外のお野菜をもらえることもあるので、お金を稼ぎながら節約もできちゃいます!
人間関係が上手くいかなくてもすぐ変えられる
万が一、農家さんや他の従業員と上手くいかなくても、単発バイトや土日のみの出勤であれば職場を変えやすいです。
とはいえ、ある程度の責任感と作物を大切に扱う気持ちは忘れずにいましょう!
気負いしないための最終手段という認識で、土日のみや単発の農業バイトを楽しんでください!
用意する物が少ない
出勤日数が少ないと、農家さんの使っている道具をレンタルできる場合があります!
農業バイトに少し興味を持った時期は「もし合わなかったら買った洋服・道具が勿体ない」と思いがちですよね。
そんな人でもゆっくり自分のペースで見極められるので、農業バイトの一歩にはおすすめです!
土日のみ農業バイトをするデメリット2選
雑用ばかり任されやすい
土日のみや単発で農業をするとなると、重要な仕事は任されにくいです。
農家さんからすれば、土日のみでも長期間続けてもらえるならある程度の仕事を教えたいですが、いつ急に辞めてしまうか分からないと少しブレーキを踏みながら進める必要があります。
感覚が大事な作業は忘れやすい・覚えにくい
農業は草を刈る角度や力、農機を動かす際の加減など、何かと感覚的な仕事が多いです。
大まかな流れやどこまで刃を入れて良いかを覚えていても、実際に身体を動かすと上手くできません。
こういった作業は、どうしても習得が遅れたり、身体も慣れにくく毎週筋肉痛になりやすいです。
農業バイトの服装はやっぱり「つなぎ」?
農業といえば「つなぎ」のイメージが強いですよね。
しかし、実際に「つなぎ」で作業をしている割合は、近隣農家さんにちらほら程度。
一緒にお仕事をした人たちはみんなカジュアルな服装だったんです!
【週3日以上向け】農家さんと同じ服装がおすすめ!
週3日以上出勤するのであれば、農家さんと同じ、あるいは限りなく近い服装がおすすめです!
雑草抜きなどの作業以外にも、収穫や選果、出荷などより農家さんに近い仕事も任されることがあります!
作物や栽培方法によって相性の良い服装は違うので、お世話になる農家さんの服装を確認してから購入してみてください!
【土日のみ向け】貸出も活用して最低限から始めよう!
土日のみや単発で農業バイトをする人は、求人に記載されていたり農家さんに教えてもらった最低限の服装で十分です!
場所によっては、長靴や上着を貸してくれる場合もあります!
【汗・虫・天気対策】農業バイトであると安心グッズ3選
農業は服装の他にも、虫対策や汗、天候へのスムーズな対応に欠かせないものがあります。
出勤回数に関わらず、誰もが持っていて損はないグッズを紹介します!
ハッカ油
全農作業において持っていると安心なグッズです!
アブやブヨ(ブト)、蚊など人間に向かってくる虫に効果的で、風や汗に当たるとスースーして暑さ対策にもなります!
1つ注意するのは、肌に直接塗ってしまうと強い成分のせいでヒリヒリしたり、より肌の弱い人は赤くなる可能性があります。
私は首に巻いたタオルや帽子のツバ、長靴の隙間付近にあたるズボン、袖に付けていました!
スプレータイプも売っていますが、教えてくれた農家さんと私は断然現役派です!
塗った直後はシミになるのではと思ってしまいますが、極端に塗りすぎなければシミやにおい残りも無いので、容赦なく午前と午後の2回で使えます!
カッパ(レインコート)
特に山間部の人向けですが、晴れ予報であってもカッパを持っていくことを強くすすめます!
北海道では平たい土地だったのでゲリラ豪雨などはありませんでしたが、山口県では山間部だったので週2日はゲリラ豪雨や雷、パラパラ程度でも突然の雨がありました。
農作業中はすぐに雨宿りできなかったり、「一旦カッパを着てから再開しよう」など続行する場合が多いです。
インナーやタオルの予備
夏に1日仕事の場合は、休憩中に着替えられないとかなり気持ち悪いです。
汗だくのインナーやタオルをずっと使っていると、臭いにつられて虫がよってきたり、肌も荒れてしまいます。
汗っかきな私は、首に巻くタオルと腰(ズボンに差し込む)タオル、インナー、靴下の全4着を持っていきます!
もう買っちゃった?洋服の素材も作業内容に合わせよう!
今回紹介するのは、私が実際に経験した栽培方法での服装です!
最初はなんとなく「似たようなものだろう」とワークマンで現場服を買ったり、露地栽培で使っていた服をハウス栽培へ持って行ったりしていました。
しかし、特にハウス栽培は全く素材が違い、農家さんに一から揃えてもらう事態になってしまいました。
このような事態にならないよう、より適した服装や素材を伝えていきます!
【露地栽培】動きやすさ重視!通気性の良いツルツル素材がおすすめ!
露地栽培は日影の少ない直射日光で、さらにマルチビニールを張っている場合は下からの照り返しにも耐えなければなりません。
そのため、服装は通気性の良いツルツル素材が最適です!
ウィンドブレーカーのようなシャカシャカ素材でも良いですが、個人的にはツルっとした素材の方が膝をついた時でも土が落ちやすいのでおすすめです!
通気性の良い服を選ぶ注意点ですが、メッシュ素材は避けてください。
土やブヨ(ブト)など細かい虫が隙間から入り、時間の限り刺されてしまいます。
【果樹園】想像より肌寒い!ツルツル素材や防水加工がおすすめ!
果樹園は、基本露地栽培と同じ服装で作業をしていました。
違いは、頭上が常に木陰になっているので想像より涼しく、天気や地域によっては肌寒いです。
そのため通気性が良すぎるものや、冷感素材は避けることをおすすめします!
朝露や前日の雨、植物自体からの水滴などがかなり落ちてくるので、防水加工が施されているものや、カッパを着ることもあります。
梨農家さんにお世話になった時は、快晴なのになぜか手先から肩まで雨に降られたようにビチャビチャになっていました。笑
また、体感温度が涼しいからと油断していると、本当に脱水になってしまいます。
実際に2週間に1~2回頻度でフラフラしながら作業をすることもあり、農家さんに「早くお茶飲んできな」と誘導されたくらいです。
【ハウス栽培】日焼け対策必須!冷感加工のシャカシャカ素材がおすすめ!
ハウス栽培は、とにかく足元がドロッドロになります。
そのためシャカシャカ素材は必須、時期や作物によっては冷感加工が施されているものがおすすめです!
ハウス内は日焼けしないと思いがちですが、外からの紫外線を内側に集めてため込んでいるので、ものすごく日焼けします。
慣れるまでは長靴の中まで泥や乾いた土が入っていることもあり、靴はハウス内を1周しただけで数kgの重りを引きづっているような感覚になります。
水やりのついでや仕事後に、ホースで勢いよく洗い流さないと落ちないほどです。
また、ハウス内に入り込んでしまった虫の死骸や、定期的に大きなスズメバチと遭遇します。
襟の隙間から入らないように、首側にガードが付いている帽子や、幅の広いタオルを巻いておくことをおすすめします!
まとめ:気軽に農業バイトを始めるなら、土日のみ&最低限の服装で!
いきなり知らない土地で毎日仕事をすると思うと不安と抵抗がありますが、自宅から通えて土日だけ、あるいは単発バイトからなら続けられるかもと思えますよね!
作物を大切に扱えて、真面目さや思いやりの気持ちを持っていれば、誰でも歓迎してもらえます!
自宅の周りにどんな農家さんがいるのかなど、是非見てみてください!