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年賀状じまい
今回限りで年賀状を失礼する事にした。正確に言うと前回が最後だった。昨年身内に弔事があり喪中欠礼葉書を出すこととなったのだが、その葉書を注文する際の例文に、賀状を遠慮する内容の後に「なお……」という続きがあるものがあった
『来年度よりどなた様にも年始のご挨拶を控えさせて頂くことといたしました』
(…これだ!)不謹慎かもしれないが喪中欠礼葉書に便乗して年賀状じまいをしよう。いや、そもそもそれが本当に不謹慎ならこんな葉書、例文は存在しないはず
子供たちは年賀状など全く書かず、ラ○ンで「あけおめ〜」「ことよろ〜」の時代に育ったことに腹が立ちながらも正直羨ましくも思っていた事、葉書がとうとう85円になり結構負担である事、そして
私の年齢も暦が一周したこと
を考えると妥当な判断だと思っている
それでも、長い間お付き合い頂いている方、特に年賀状でしか繋がっていない方々との繋がりを断つのも心苦しい。が、そういう方々こそあまりにも付き合いが古く、ラ○ン?いやいや、メールアドレス、携帯電話の番号すらお互い知らないのだ
年賀状じまい付き喪中欠礼文章を選び、手書きで私の携帯電話番号と
『今後はSNS等でお付き合い頂ければ幸いです。よろしければショートメールを送ってくださいませ』
の文章を添えて送った
何人からかお返事を頂き、ケータイからラ○ンで友だちになった。ありがとうございます
✴︎さて、どなた様にも年始のご挨拶を控えるとは言ったものの、全員とはいかなかった
心底お世話なったと思っている恩師。毎年元日に年賀状をくださる。私の二回り上のご年齢
当時とても厳しい先生だったが大好きだった。今でも尊敬の気持ちは変わらない
先生から年賀状が来なくなるまでは出し続けよう……って、ある意味ブラック⁈
先生!決してそんなつもりはございません‼︎