真意を汲み取る
人が発している言葉のどのくらいが真意だと思いますか?
「本音と建て前」というように、すべてが真意であるとは言えません。
私は最近、たくさんの出会いがありました。
もちろんこれまでもたくさんの出会いがありました。
その中でも感じていたことなのですが、
「この人はどんな人なのだろう」「この人は何を考えているのだろう」と
新しい出会いがあるたびに、強く考えます。
長年の友達や、家族に対してはあまり感じることはありません。
それは、どれだけ相手のことを知っているかに比例して、
疑問が生まれなくなるのです。
私はこれまでよく、「言い方が良くない」「なんでそんな言い方するの」と思っていました。
しかしそれは、表面の”コトバ”だけにしか目を向けられていないから、
「言い方」に引っかからなければならなかったのかもしれません。
そうでなく、「相手が発している言葉」「相手の表情」「相手の人となり」「相手の状況」など様々な視点から見れば、その真意が分かるのではないでしょうか。
表面にある言葉尻を拾って一喜一憂していては、人との関係は一歩も前に進まないと思います。
誰かに寄り添ったり、誰かを動かしたりする言葉は「真意を汲み取る」力がなければかけられません。
だから私は、そういう力を身に付けたいです。
もちろん、一朝一夕にはできないですが、少しずつ意識から変えてみます。
ここまでは、日常生活や周囲との人間関係の観点から書きましたが、
「真意を汲み取る」ということはビジネスの世界でも
非常に重要だそうです。
簡単に調べてみました。
顧客の真意を汲み取るためにどうしたらよいのかという記事にはいくつかのポイントが書かれていました。
そのポイントのすべては「質問力」から派生しています。
一つずつ詳しく説明すると大変なので、以下にまとめました。
相手目線で準備をする
➀理由が分かる質問を準備
ヒアリングが単なる事実確認にならないように
「なぜ」に着目した質問を。
②相手の立場を踏まえる
相手がどのような立場でヒアリングに臨んでいるかを捉え、
適切な質問を。
言語化されていな情報に向き合う
③真のニーズを動機から掘り下げる
相手も言語化できていないニーズがある
→「なぜ自分に話しているか」を考える。
④まずは傾聴する姿勢を持つ
質問攻めをするのではなく、相手の言葉・話し方・仕草を捉える。
このような項目を意識すると、ビジネスでも「真意を汲み取る」ということができるようになり、顧客のことも、一緒に働く人のことも、分かるようになり、関係がより良好で強固なものになるのだと思います。
自分の日常生活だけでなく、様々な場面で「人の真意を汲み取る」ということを一つ私の課題に掲げて、これからたくさん挑戦していきます。