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「考えること」を癖づける

「全体を見て、優先順位を考える」

 これは、あるカフェに行った際に感じた私自身の課題です。

 先日、コーヒー豆を取り扱っているお店に伺いました。私は個人的にコーヒーに興味を持っていることもあり、オーナーさんのお話や、コーヒー豆の知識に夢中になりました。そして、仕入れるまでに必要な過程や値段などについても伺うことができました。

 しかしながら、そこで私に足りなかったのは、

「カフェ経営全体を見て話を進める」

ということです。
そのことに気が付くことができたのは、社長である江口さんや他のスタッフとお店の隅で会議をした時でした。

 オーナーさんと話している際には、今のカフェのことを考えて話しているつもりでしたが、後になって考えると、お話に夢中になるあまり、一度立ち止まって、何を優先すべきなのか考えることが出来ていませんでした。

 ショクバカフェの現状をみて、何を最も優先するべきなのか?それは、「コンセプト」を固めること、そして「接客レベルの統一」です。

 コーヒー豆は、カフェのコンセプトに沿った商品を提供すべきなので、コンセプトを固めた後に考えるべき事案ですよね。さらに、そもそも今のコーヒー豆を求めて来店されるお客様もいらっしゃること、世界でもトップレベルのコーヒー豆を仕入れるとなった時には、品質の管理も重要になってくることなども頭に入れておく必要があります。

 また、お店の隅で行った会議の中で、「じゃあ今、仕入れているコーヒー豆の値段はいくらか知っているか」と質問されたとき、私は答えることができませんでした。もし、本当にコーヒー豆を仕入れるとするならば、今の仕入れ値との比較、利益への影響、リスクを考えなければなりません。そもそも、コーヒー豆のお店に行く前に、今の仕入れ値を調べていかなかったこと、知らなかったことも問題だったと思います。

 今回、準備の大切さ、そして全体を見て優先順位などを常に考えながら話すことが大切だと気づくことができました。私の場合、常に考えなければ、すぐに忘れてしまいます。そこで、「考えること」を癖づける必要があります。

 ある本に、「関心を持つことが重要」だと書いてありました。どうして?どんな意味が?なぜ成立するのか?などというように、考える人は、なにか一つのコトやモノを見たとき、関心を示して次々に疑問が沸き立つそうです。

 さらに、考えることは、その中に潜んでいる「意味」を掘り起こすことだとも書いてありました。
そうやって、関心を持ち、疑問を抱き、意味を掘り起こすことを繰り返すうちに、課題発見力や決断力が身につくそうです。

 私もこれから、関心を持つこと、どうして?という観点から物事を見てみようと思います。
そして、カフェ全体を見て、最優先事項から、取り組んでいきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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