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きみがくれた白昼夢
あまりにも幸せだった時間は、記憶が曖昧になる。
実際に、"「好き」という高ぶった感情を抑えながら見た情報は記憶に残りにくい"という研究結果もあるらしい。
私はまさに今回の松田迅くんのソロコンでそれを実感した。
大好きなアイドルがたった1人でステージに立ち、5曲まるまる歌いきり、その空間と、その空間で起こるすべてをプロデュースしたということ。
目の前で起きている光景がずっと夢みたいで、ソロコンから数週間経った今でも、自分がその場に居られたということが信じられない。
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SETLIST
1.「Mmmh」 / KAI(EXO)
-MC(MJFT)-
2.「目蓋」 / 神はサイコロを振らない
3.「FEELINGS」 /3House
-MJQ(MJのこと何でも知ってるよねクイズ)-
4.「Reveal」 / 松田迅(オリジナル曲)
5.「アンマー」/ かりゆし58
数年前からずっとカバーしたいと言っていた
KAIの「Mmmh」から始まったソロコン。
ああ、今から松田迅くん自身が望み、0から創り出すステージを見られるんだ という高揚感で胸が高鳴っていた。
前に見たときよりも濃くなっている赤髪に、黒い王子様のような衣装を纏い、バックダンサーを従えて登場したきみの姿を確認してからはもうほとんど記憶がない。
全部韓国語で歌っていてえらかった。
ずっとセンターに立っている姿と、1曲まるごと最初から最後まできみの歌声を聴けることなんて今までになかったから、そんな贅沢な時間をただひたすらに噛み締めていた。
2曲目 、「目蓋」
普段はダンスの印象が強い松田迅くんだけど、私はきみの歌声も大好きだから、こうして椅子に座って歌に集中したパフォーマンスを見せてくれたことが本当に嬉しかった。いつもニャハハと大きな声で笑うきみとは裏腹に繊細な歌声が大好き。
これからも、もっときみの歌声を聞かせて!
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続く3曲目は3Houseの「FEELINGS」。
当時私はこの曲だけ知らなかったのと、目蓋で感動の衝撃を食らいたてだったこともあり、正直本当にふんわりとしか記憶がない。(悔しい)
スタンドマイクを使ったスタイリッシュな振り付けがオシャレで、ゆったりとしたメロディが松田迅くんの声質にピッタリだった。本当に、よく似合っていた。選曲のセンスがありすぎる。
バラード系の曲が続き 𝐂𝐇𝐈𝐋𝐋に歌い上げた後
声高々と始まったのは、
「MJのこと、なんでも知ってるよねクイズ〜!!!」
聞き慣れた元気な声。
一度雰囲気をしっとりさせつつも、通常運転の陽気モードに切り替えるところが松田迅くんらしい。
「みなさん僕のこと大好きですよね?」
という問いかけに、会場の迅mini全員で
\大好き〜!/
と答える時間は最高だった。
歓声も、赤いペンライトも今日は全部きみだけのもの。
この空間が私も嬉しかった。
トークで積極的に客席とコミュニケーションを取り、掛け合いを楽しむきみの姿を、私はアンマーのような面持ちで眺めていた。
次に披露したのは、松田迅くんが初挑戦の作詞を手がけたオリジナル曲 「Reveal」
個人的に、松田迅くんって感情はわかりやすいけど思考はあまり語らない、意外とミステリアスな存在だと思っている。
だからこそ、いつか松田迅くんの世界を松田迅くんの言葉で歌詞にしてくれたら...なんて思っていた。
それがまさかこんなにも早く叶うなんて。
初めて作詞に挑戦し、難しくてやめようかと思ったときもあったけど、「初の自分のオリジナル曲だし、心を込めて作りたかった」と言ってくれて、沢山の困難を乗り越えて私たちに届けてくれたことが本当にうれしい。ありがとう。
まさかの初の作詞曲が"叶わない恋"がテーマの失恋ソングで、きみのことがもっと分からなくなってしまいそうになったけど、どんな自分を表現したいのか。きみが望むアイドル像に少し触れられた気がした。
公演の最後には、同郷のアーティストであり、母への感謝を真っ直ぐに綴った かりゆし58の「アンマー」を披露し、温かい空気で公演を締めくくった。
この選曲はとても意味深いものだったと思う。
披露した曲の中でも、1番感情を乗せて歌っていたように見えた。松田迅くんて、なにかと全てが両親への感謝に結びつくほど家族愛に溢れた子だし、沖縄出身という自分のルーツを大切に、誇りに思っていることが伝わって胸がじーん(松田)と熱くなった。
最後の曲、アンマーを歌いきって完璧なタイミングで涙を流し始めたきみは、私が大好きな松田迅くんそのもので、きみが泣くから、同じように私も泣いた。(恒例行事)
松田迅くんの感受性の速度が好き。
自分の感情に正直で、迷いがないところが好き。
面白いと思った瞬間に笑えて、感動した瞬間に涙が出る、素直なところが好き。
後日ラジオで、「この曲を歌い終わったとき、大きなことをやり遂げた、緊張の糸が解け自分自身がレベルアップできたような感傷に浸って言葉が出ず涙が流れた」と語っていた。(From INI #161 2025/1/31 1時台)
私は松田迅くんに出会ったおかげで、自分にはゆかりのなかった沖縄のことも、「アンマー」という曲のことも大好きになったよ。
"Reveal"
隠されていたものを見せる
知られていなかったことを明らかにする の意。
まだまだ魅力を秘めている松田迅くんにぴったりの公演名
ソロコン中、松田迅くんが何度も繰り返していた言葉がある。
「この機会をくれてありがとう」という感謝。
そして、「僕のすべてを出しきった」という言葉。
何度も何度もこの機会をくれた会社に対して感謝を伝えるきみの姿が印象的だった。
そして 「僕のすべてを置いていきます」と始まり、
「全部出しきりました!」と言い切って終わった初のソロコン。
私が好きなきみの姿も、まだ知らなかった姿も、
今の松田迅くんのすべてを見せてくれた時間だった。
同時に、きみのことをもっと知りたいと思った。
ファンのみんなに自分のこと
もっと知って欲しかった
もっとできるって見せたかった
こんなもんじゃないぞって教えたかった
「次回があればもっと成長して色んな姿を見せたい」と言ってくれたきみが、もっと大きな会場で、もしかしたら企画の力を借りずにソロコンが開催されるかもしれないその日まで、そしてその先もずっと
松田迅くん、世界一愛してる!
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