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業務改善コンサル 六本木 直人|経理を変えれば会社が変わる。そのお手伝いを!【職業図鑑No.006】
個人で仕事をするにしても会社を設立するにしても、切っても切り離せない業務が会計・経理業務です。いわば会社や仕事の家計簿でもある会計・経理ですが、これが原因でほかの業務を圧迫しているなんてこともあります。
とはいえ、間違ってしまえば会社の信用問題にかかわってしまうのも事実。迅速かつ丁寧に経理業務が進めば、多くの仕事人が救えます。
そんな会計・経理業務の問題を解決する人、六本木 直人さんをインタビュー。なぜ経理業務を簡素化しようとしたのか、その先に何を見せてくれるのかを伺いました!
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「それ、必要とされてるよ」
―― 今日はインタビューを受けていただきありがとうございます。
群馬の六本木でございます(笑) どうぞよろしくお願いいたします。
―― ややこしいですね(笑) ところで、業務改善コンサルタントという肩書ですが、具体的にはどんなお仕事をなさっているのでしょう?
弊社は企業のバックオフィス業務である会計・経理を簡素化するために、クラウド会計システムを用いて具体的な使い方や方針までアドバイスとサポートをさせていただいております。
―― なぜ会計・経理に特化されているのですか?
私自身がずっと会計・経理業務に携わってきましたが、入社するところすべて手入力で管理をしていました。
特に入社した不動産会社は3期連続で赤字を出していたような会社。背景には原価管理ができていない実態がありました。
私はまず原価管理を行うために、自身の観念に基づいて対策をし、1年で黒字化することに成功します。さらに捻出できた費用を新規事業に回したり、ホールディングス化して株価対策をしたりしました。
結果的に5社の会計にクラウド会計システムを導入して改善することで、会社の経理業務を簡素化できました。
―― スゴイですね…。でもそれで独立したのはなぜですか?
先にお話した5社のクラウド会計システムの仕組み化に成功したころ、別の会社の経営者様に「これで人助けできるんじゃないか?」と助言をいただきまして…。
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引用:経理プラス「経理システムランキング!経理500人に聞いたシステム導入効果とは?」
会計・経理が手入力だった場合、時間のロスだけではなくミスも発生します。ですがクラウド会計システムを導入すれば、人の手は最小限になる
ので時間も短縮できるしミスも減る。100あるものが30にできるイメージです。私はそのクラウド会計システムの使い方まで考えて運用していました。
つまり「多くの企業は、六本木が生み出した仕組みを欲している」ということに気が付きまして、力になりたいと思ってファーストフライト株式会社を創立いたしました。
とある経験から私が苦労して作った仕組みで企業や経営者様をお救いできることが、私の幸せでもあります。
救急車を追いかけながら考えた根本的な問題
―― 世間のイメージとして「クラウド会計システム」を入れたら解決すると思われがちですが、実際はどうなんでしょうか?
実は導入するだけでは根本的な改善にならないんです。「とある経験」の中身にもなります。少し長いお話になりますが、お付き合いください。
―― ぜひお聞かせください。
私が5社の経理・会計を行っていたころに「人手が足りないからもうひとり雇ってほしい?」と言ったことがありました。ひとりで5社の会計・経理業務を回すのに必死だったんです。しかしその人が病気になったりしたら結局意味がないですよね。
ちょうどそのころ、妻が次男を妊娠していたのですが、早産になりかけて救急車で運ばれました。私は車で救急車を追いかけながら、ふと考えたんです。
家族を大事にしてないな…何のために働いているんだろう…
思えば長男にとっては夜にパパがいないのが当たり前で、家族の時間なんてありませんでした。そのことを激しく後悔したんです。妻の近くにいられなかったことが、後悔に拍車をかけました。
その反省から、何か策はないかと考えて、当時まだ出たばかりだったクラウド会計システムを5社全部に導入しました。会計・経理業務が抱える根本的なガンを取り除くために…。
―― 普通ならそれで解決すると思いますよね?
ですがそうもいきませんでした。ただ単にクラウド会計システムを導入しても、業態によって効果に差が出たんです。私が求める根本的な解決には及びませんでした。
そこで、クラウド会計システムを研究して、業態に合わせて使い方や内容を改善することに。業種業態で必要な機能が違うことを知ったのもこのころです。
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引用:経理のナレッジポータル「経理の仕事内容を教えてください。」
改善の甲斐あって、導入した5社全部で会計・経理業務の簡素化に成功しました。私自身も定時で帰れるようになり、家族団らんの時間を設けられるようにもなったんです。
クラウド会計システムの使い方を研究して、最適な使い方で運用する必要性を知りました。このお話が、先ほど「人助けできる」と提案してくださった経営者様の耳に入ったことで今の私があります。
―― 使い方の問題、ということですか。
そうですね。だから弊社では、ただクラウド会計システムの導入支援をするだけではなく、使えるようになるまで寄り添うスタンスをとっています。
例えば、ご相談いただいた当初は月間30時間もの会計・経理業務をなさっていた飲食店様がありまして…。弊社の提案するシステムの導入とコンサルで、月10時間まで会計・経理業務の時間短縮ができました。
ただ便利なものを導入するだけではなく、使い方もセットで提供することで根本的なガンを取り除けるのです。
経営者が夢を追いかけられるように
―― 会計・経理業務が簡略化できると、どんないいことがあるんでしょう?
経営者様は何かしら夢を持っていたり、やりたいことを描いていらっしゃいます。ですが、会計・経理が邪魔をして、それができない方も少なくありません。
先ほどの飲食店様は、導入前は悩み切った顔をされていました。新メニューの開発などをしたかったものの、お金の計算に時間を取られていたからです。大事なことなので会計・経理を無視することもできず、どうしたらいいか悩まれていました。
それが、クラウド会計システムを導入して時間を短縮できたことで、新メニューの開発にも成功。お客様も増えて、最後には「六本木さんに相談してよかった、ありがとうございます!」と言っていただけました。晴れやかだった顔は、ご相談当初からは考えられないものでした。
―― 会計・経理業務が奪っていた時間で、実現できる夢があると。
そうです。経営者様は何かしらの夢をお持ちで、それに向かって走っていらっしゃると思います。ですが、それを会計・経理が圧迫してできないではあまりにもおかしいのではないかと…。
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やりたいことがある方、達成したい目標がある方に、私の仕事を使って問題を解決してほしいと思います。夢を実現するために必要な現在地や夢への道のりを知るためにも経理の簡略化は必要です。
―― 六本木さんにとって、仕事とは何でしょう?
私にとって仕事は「夢を実現するために通る道」です。
経営者に関わらず、多くの方は夢を抱えていらっしゃると思います。その夢を実現するために、仕事をなさっている。独立資金を集めたり、キャリアアップを測ったりするのがそれです。
当然仕事は一筋縄ではいきませんから、怒ったり泣いたり、そして喜んだりできます。つまり、夢を追いかけているから、いろいろな経験を通じてさまざまな感情が湧いてくるのだと思います。
そして、力も湧いてくる。
仕事は、夢を実現するための道だと、私は考えています。その道を進むお手伝いに弊社も関わらせていただければ、本当にうれしく思います。
編集後記
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会計・経理業務という会社の家計簿を管理する仕事を少しでも楽にしようとする六本木さん。ご自身の経験から来る説得力のあるお話に、インタビュアーもついつい聞き入ってしまいました。
ただ単に「便利だから」「楽になるから」とシステムを投げ渡しすることなく、運用できるまで丁寧に向き合うからこそ、お客様から感謝をしてもらえるのでしょう。
丁寧な言葉遣いの中に、静かに燃える炎を感じずにはいられない…!そんな貴重なインタビューをさせていただき、編集部も身が引き締まる思いになりました。
六本木さんのお仕事について詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。
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