悪夢を克服する為の戦い方
何かに追われて必死に逃げていたり、山積みの仕事が終わらなかったり、そういった悪夢を見る事は多くの方が経験されています。
悪夢と言っても、それが意味するメッセージは悪い物ではない場合も多くあるのですが、悪夢を見ることで途中で目が覚めてしまったり、朝起きた時に酷く疲れていたり、心や体に負担がかかってしまうと辛くなってしまいます。
そこで今回は、悪夢を克服する為の戦い方についてお話しようかと思います。
【同じ悪夢を繰り返し見る場合】
まず初めに、同じ夢を繰り返し見る場合についてのお話をさせて頂きます。
目が覚めた後、見た夢の内容を出来る限り思い出してみて下さい。
同じ悪夢を繰り返し見る場合、話の大筋は同じでも、細かな所が違っているケースが多くあります。
昨日は角を右に曲がったのに今日は曲がらず真っ直ぐ進んだ。
昨日はコンクリートの壁だったのに、今日はレンガの壁だった。
など、可能な限り思い出して見て下さい。
そうすると、毎回同じ物が見えてきます。
例えば壁に入ったヒビや、通りがかる車など、毎回同じ物を見つけてみましょう。
どんな小さな物でも構いません。
毎回同じ物が見つかったら、そこが戦うポイントです。
戦い方はとても簡単で、夢のシナリオを書き換えてしまえばいいのです。
例えば、ヒビの入った壁に沿って歩いて行くと急に道が無くなって落ちる夢なら、ヒビの入った壁を見た時点で立ち止まったり、引き返してみたり、ただそれだけの事です。
その為に、起きている間に「これを見たらこうする」などと決めておきましょう。
それだけのことですが、効果が出る場合があります。
ゲームを攻略する感覚でもいいかもしれませんね。
【毎回違う夢を見る場合】
今度は毎回違う内容の夢を見る場合です。
こちらも前項と同様に、共通する物を探してみましょう。
共通点が見つかれば、そこから夢のシナリオを書き換えるチャンスです。
同じ車が通りかかるなら、その車を追いかけてみたり、乗せて貰えるよう頼んでみたり、これも前項と同様に起きている間にイメージしてみましょう。
共通点が見つからなかった場合には、その夢と似たような映像やお話を見聞きしなかったかを思い出してみましょう。
例えば、戦争を描いた映画を見た日に、戦争で討ち滅ぼされる夢を見たり、怪談の番組を見た後でお化けに襲われる夢を見たりする事は多々あります。
この場合には、録画などで録り溜めておいて、お休みの前日や余裕のある日に見るなどの対策が出来ます。
また、今抱えている悩みや過去の後悔を夢に見る場合もあります。
夢の中というのは、空を飛ぶことも出来る、指先1つでコンクリートを割ることも出来る、何でもどのようにでも出来る世界です。
ですから、こういった場合には、「あの時こうしておけば良かった」「本当はこう言ってやりたいけど、そんなこと出来ない」など、心の中にあるものを夢の中で実行してみましょう。
例えば、上司から無茶な仕事を振られて悩んでいるのであれば、その上司に「こんな量の仕事出来る訳がない。出来ると言うならやってみろ」と言ってみても良いのです。
実際にそう言えばその上司がとても怒るような方だとしても、夢の中であればその上司が泣いて謝って来るという話にも出来ます。
どのようにでも出来て、誰にも見られることの無い世界だということを利用して、思っている事を全て実現してみましょう。
【おわりに】
如何でしょうか。
ここでご紹介したのは辛い悪夢を克服する為の戦い方の1つです。
辛い悪夢に悩まれている方、是非一度実践してみて下さい。
下記の本の中にある、「抑圧されている情報」という部分も理解しておくと役立ちます。