中国人へプレゼントの礼儀作法
こんにちは。
上海は少しずつ冬に向けて気温が下がってきました。
最近寒いなーと思って東京で暮らす友達と会話していたら、東京も最近寒いよ!と気温が送られてきたのですが、東京と上海はほぼ同じ気温でした。
東京から上海に引っ越してきて、住み心地が良く感じるのは気温帯がほぼ同じだからかもしれないですね。
さて、今回は中国人へのプレゼントで気を付けることをお話ししたいと思います。
これは、私がやっているPodcastでも以前放送していますので、よければそちらもお聞きください。
中国人に「皆さんで食べてください」とお菓子を渡すのは失礼
中国では、基本的に菓子折り一つを担当者に渡すことはほぼないです。逆に大事な取引先の担当者に皆に配るお菓子を渡すと、その方に大して失礼に当たります。その窓口になっている人がいるにも関わらず、その会社のその他の社員と同じものを渡すのはとても失礼にあたります。窓口の方の面子をつぶすことになるので菓子折りを渡すくらいなら渡さない方が良いくらいです。窓口の人は特別な存在にする必要があり、その方に大しては他の人とは違う、その人ならではのものを渡すことが必要です。
では何を買えばいいのか?
必ずこれと言った正解はないのが難しいところですが、ポイントとしては「大きいもの」「豪華に見えるもの」が大事です。
箱が豪華であるもの、大きくて重たいものは立派に見えるのでプレゼントに向いています。
逆に、「小さいもの」「軽いもの」は同じ値段でもあまり豪華に見えないのでプレゼントとしては不向きになる場合があります。
同じ値段であれば、大きいもの、重たいもの、箱が豪華で大袈裟なものを選びましょう。
典型的なものとしては、男性にはお酒、女性には化粧品などが喜ばれるかもしれません。
※ただし、相手の年齢や関係性によってやはり自分で心を込めて選ぶのが良いでしょう。
渡す時の注意点
日本では「つまらないものですが」と言って控えめに渡すことが美徳とされていますが、それは日本の文化です。
中国でプレゼントを渡すときは、なぜそれを選んだのか、どういったものなのかをしっかりと説明しましょう。
「これは限定のものでたまたま手に入れることができたので・・・」
「最近日本で流行っているもので健康に良いものなので・・・」
「私も以前に使ったことがあってとても良かったので・・・」
など、そこまで大袈裟にする必要はありませんが、中身と内容に軽く触れる必要があると覆います。
私の失敗談ですが、日本からお香を買っていきました。意外と値段が張りましたし、自分が好きな匂いだったので喜んでもらえるかと思って張り切って渡しました。
ただ、私すときにしっかりとその内容物について話をせず、「日本のお香です。喜んでもらえると嬉しいです」とだけ控えめに伝えて渡しました。
プレゼントとして包装があまり豪華でなかったのと、渡すときにきちんと説明をすることを省いてしまったため、割とぞんざいに扱われてしまって少しショックを受けたことがあります。
簡単でしたが、中国でのプレゼントについてお話ししました。
今後も色々と文化についてなどを発信していきたいと思います。