大手企業を辞めてローカルでの挑戦
今までの仕事のことのつづき
前回は、ミンミンがどんな人なのか、新卒から旅行会社で働き、30歳で転職してもなお旅行会社で商品企画担当をすることになったというお話。そんな時、東京オリンピックが決定し、ミンミンはインバウンド商品企画を担当することになりました。詳しくは、はじめまして。ミンミンです。をご覧ください。
世界中のお客様に、自分が企画したツアーに参加頂き、喜んでもらえた時はいつも感動しました。お客様から教わったもの、それは日本人が思っている以上に「日本は魅力の宝庫」だということ。そして、四季、自然、文化なにより「人」が素晴らしいこと。まだ見出されていない地域にもたくさん可能性があること。
しかし、大手旅行会社がつくるパッケージツアーには、限界があります。会社の売り上げ拡大のために、利益・効率重視で商品を企画することが求められるためどうしても「最大公約数」の形態になってしまいます。次第にお客様のニーズとの「ズレ」や、自分が本当にやりたいことについて考えるようになりました。
会社人から社会人へ
「残された人生、楽しく、社会に役立つことがしたい」と思うようになっていきました。退職を決断するまで、2年ぐらい時間がかかりましたが、その間、興味ある分野を片っ端から勉強しました。古民家、関係人口、観光にまつわるローカルプロジェクトに参加し、地域課題に果敢に挑む日本全国のカッコいいローカルヒーローにたくさん出会いました。会社のために働くのではなく、地域のために働いている人はとても輝いて見えたのです。そして、昨年10月に2社目の旅行会社を退職しました。
多摩の地域課題解決を仕事に
せっかくだから、自分の住む多摩地域に貢献できる仕事がしたいと思っていました。そこで出会ったのが、今のグッドライフ多摩という会社です。地域の課題解決と多摩地域の活性化に取り組んでいて、多摩地域のイベントと観光、30市町村のタウン情報を伝える、この「イマタマ」というサイトを運営している会社です。特にミンミンが興味を持ったのが「東京マウンテン」という東京山間地域の観光プロジェクトでした。
自分の旅行業の経験も活かせるし「これしかない」と勝手に思い込み、ライター募集の求人でしたが、熱意だけで応募。もちろん、ライターでの応募は敗北です…。しかし、1か月後になぜか落ちたはずの会社からメールが。「これから本格的に観光事業に本腰を入れたいからもう一度話したい」という内容ではありませんか! そしてめでたく旅行事業部の社員として採用されたのでした。
さぁ、これから山あり、谷ありの冒険のような旅行業奮闘記になると思いますがお付き合いください。
よろしくお願いします。